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本と映画と、ついでに市原市
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電気が1週間停まったとしたら

Yahoo!投票
【ライフライン寸断のニュースが続いています。電気が1週間停まったとしたら、一番困ることは何だと思いますか?】

・テレビが見られない 5% 2760 票
・パソコンができない 9% 5275 票
・部屋の照明がつかない 11% 6071 票
・エアコンが使えない 6% 3333 票
・電子レンジが使えない 1% 159 票
・冷蔵庫が使えない 32% 19191 票
・料理ができない 4% 2017 票
・入浴・給湯できない 24% 14244 票
・エレベーターが動かない 1% 364 票
・電車が使えない 3% 1701 票
・その他 4% 1852 票
・自分は耐えられる 6% 3480 票

 僕は第一印象で真っ先に「パソコンができない」に投票。結果を見て9%の人間だったので意外。他の人の間では「冷蔵庫が使えない」と「入浴・給湯できない」が人気らしい。正常に日常生活を送っている正常な感覚としてはそれが正常な欲求となるのかもしれないが、異常時であるからこそ、情報収集は必要であり、そのためにネット環境は是非とも欲しいところだ。尚、自分の中の浅はかな願望として電気の停まってしまった「共同体」の中で過ごしてみたいというものもあり、本当に浅はかであるのだが、「自分は耐えられる(というか耐えたい)」の項目が次点の投票対象となっている。

【映画】 『狗神』

狗神 特別版 狗神 特別版
天海祐希 (2001/07/13)
角川エンタテインメント
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 四国の山奥の村で、天海祐希と渡部篤郎が情愛に搦め捕られ、激しい(?)セックスを繰り広げる話、というのが僕の印象で映画のウリなんだと思う。しかし、ただのエロ映画というわけでもなく話の本質的な要素に近親相姦や伝承、閉鎖的な村社会などが散りばめられていて、奥の深さも感じる。だが、105分という上映時間ではまとめきれなかったのか場面展開が急で説明不足の感もあり、僕の頭の中では映画全体の話を噛み砕いて理解することができなかった。わかったことは、渡部篤郎は天海祐希が高校生の時に実の兄との間に作って産んだ子で、実は天海祐希と渡部篤郎は実の親子同士で愛を情愛を育んでいたということと、それは狗神の血を引くものの宿命のようなものであり、また狗神の血は(よくわからないけど)恐ろしいということ。そして、期待していた天海祐希のおっぱいは見られないということだ!(なんと!)

 原作の同名小説は名作らしく、それを読めば物語の筋もすんなりと理解できるようになるらしい。原作の小説を書いているのは最近子猫殺しで騒がれた坂東眞砂子。原作はホラーなのだろうか。映画はホラーとしてはあまりにも印象が弱すぎた。

稚内の母親殺害事件に思う

 北海道稚内市で院臨時職員の46歳の女性が16歳の自分の息子の友人である15歳の男に殺された事件。殺された女性の息子が30万円で友人に母の殺害を依頼していたというのだから驚き呆れる。

 事件に対して詳しいことは知らないが、女性の息子は警察の調べに対して親の離婚についての不満を述べているようである。ただ、仮に親の離婚が少年の心に影を落としていたとしても母親の殺害を友人に30万円で依頼するというのは常軌を逸している感はある。

 それにしても、依頼する方がする方なら、依頼を受ける方も受ける方だ。殺人という犯行に対して抵抗意識が低い者同士が類は友を呼ぶという感じで自然に惹かれ合った仲といったところだろう。

 この事件に対するブログの反応をヤフーブログ検索で適当にいくつか拾ってみたが、案の定最近の若い人間に対する倫理観の劣化を嘆いているようなブログがちらほら見られる。異論を挟むつもりは無いが、倫理観の劣化は社会全体の話だ。熟年離婚、シングルマザー賛美、大人が規範意識を持っていないのだから若い世代だって狂うのだ。自己中心的なのはどの世代も変わらない。

 シングルマザーを格好いいといっている人間には怒りがこみ上げてくる。生まれてから今まで会った記憶のない自分の父親が目の前に現れたら30万円で殺害依頼するまでもなく自分の手で殴り殺してやりたい。

 事件の少年と同じように僕も母子家庭で育ってきた者だが、今回の事件で少年には同情できない。だが、少年が真に両親によって心を傷つけられたというのであれば、それはきちんと世に対して主張して欲しいという思いだ。周りも耳を傾けてあげよう。

 子ども達が誠実な家族の愛情を受けて育つことのできる世の中になるように祈りたい。

【本】 『恋はいつも未知なもの』 (村上龍)

恋はいつも未知なもの 恋はいつも未知なもの
村上 龍 (1993/09)
角川書店
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 幻のジャズ・バーを捜し求める中年男性の物語。幻のジャズ・バーを軸にジャズのナンバーを題名にした短編を紡ぎ合わせて一つの物語に仕立てている。一つの短編ごとに題となったナンバーが流れ、物語に味を付けている。

 と思う。というのは、僕自身はジャズというものに対してまるっきりの無知であり、短編内容とジャズ・ナンバーとの絡みあいの妙がよくわからなかった。

 知っている曲が一つだけあった。『FLY ME TO THE MOON』。この曲は中学の時に視聴していたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマで使われていたので知った。ジャズのスタンダードナンバーらしいし、もしかしたら常識の域なのかもしれないが、僕は『FLY ME TO THE MOON』をエヴァで知ったし、本作に『FLY ME TO THE MOON』が登場していたことに驚いたし、同時に懐かしさがこみ上げてきて少しだけ嬉しかった。

 個人的な小説の満足度はブックオフで100円で買ってちょうどよかったというぐらいなのだが、mixiレビューを見ると多くの人が高評価をしているので驚いた。中には村上龍の作品で一番良かったと書いてる人までいる。ジャズというものに興味がある人なら曲と物語の融合を楽しめるのだろうか。僕はよくわからなかった。

 暴力的なシーンもないし、際どいセックスシーンもないので村上龍の作品にしては落ち着いているところは評価したい。でもそんな大人しい村上龍じゃ物足りないのが正直なところ。

女子中高生の喫煙

【母譲り?女子中高生の喫煙、吸わぬ親と1・8倍の差】
 両親に喫煙・飲酒習慣があると、その子供が中高生になって喫煙・飲酒する割合が、両親に習慣がない場合に比べていずれも大きく、父親よりも母親の影響を受けていることが、厚生労働省の研究班(主任研究者・林謙治国立保健医療科学院次長)の調査でわかった。
 林次長は「子供を指導する前に親を指導することが必要」と指摘している。
 この調査は、厚生労働省研究班が全国の中高生、のべ約32万4500人にアンケートし、1996年度から4年ごとに2004年度まで実施。今年度になって、林次長が再分析を加えた。
 04年度の調査によると、喫煙する母親を持つ女子の喫煙率は、喫煙しない母親を持つ場合の1・81倍で、飲酒する母親を持つ女子の飲酒率はそうでない場合の1・66倍。父親が喫煙や飲酒をする場合は、それぞれ、しない場合の約1・3倍だ。
(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060827-00000101-yom-soci
 好奇心の強い女子学生の年代なら母親の影響で喫煙に興味を持って……というのは想像できる。父親よりも母親の影響が強いのは母親との距離の方が近いからだろうか。同性ということも関係あるだろう。

 女子中高生つまり喫煙が禁止されている年齢の女性はそういう結果が出たとして、喫煙が許される成人女性の家庭環境はどうだったのかということと、男子中高生と成人男性のケースも同様に知りたい。

 近年、男性の喫煙率は落ちているが、女性の喫煙率は緩やかに上がっているそうである。男女共同参画社会の世の中、男性と同様に働くようになってストレスが溜まり喫煙行為に踏み切ったりするんじゃないかなあと思う。

 今回の調査結果と林次長のコメントが出て、ただでさえ喫煙者は白い目で見られているのに、女性喫煙者は男性以上に厳しい視線に晒されることになるのかもしれない。まあ女性の身体の特殊性というか、妊娠・出産を考えたら母親になる前の独身時代から煙草は控えさせた方がいいとは思うのだが。

 また、今回の記事は最近特に叫ばれる親の教育というものに意識を向かわせている。「子供を指導する前に親を指導することが必要」という林次長のコメント。そういえば日本教育再生機構八木秀次なんかも似たようなこと言ってるし。どんな子どもも母親がまず育てるのだから母親を重点的に教育しなければならないんだとさ。

【アニメ】 『グラップラー刃牙』

バキ最強伝説SPECIAL DVD-BOX I グラップラー刃牙編 バキ最強伝説SPECIAL DVD-BOX I グラップラー刃牙編
アニメ:バキ最強伝説 (2006/08/23)
CCRエンタテインメント
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男と生まれたからには
誰もが一生のうち一度は夢見る
「地上最強の男」
「グラップラー」とは
「地上最強の男」をめざす
格闘士のことである!
 Gyaoで全話放送されていたので見た。懐かしい。もう5年前のアニメ作品だ。にも関わらず今見ても映像クオリティに古さは感じない。テレビ東京の深夜枠で放送されていたのを当時リアルタイムで見ていた。

 話の内容は、主人公範馬刃牙が父親であり「地上最強の生物」である範馬勇次郎を超えるために幾多の闘いを繰り広げるというもの。アニメでは大きく幼年編と最大トーナメント編に分かれている。幼年編では「絆」が主張され、それが物語を感動的なタッチに仕上げている。刃牙とライバル花山薫との友情の絆は少年漫画の王道的清清しさを持っていて心地が良い。

 しかし幼年編で一番印象に残るのは何と言っても刃牙と母親の絆だ。刃牙の母親である朱沢江珠は範馬勇次郎を振り向かせるために我が子を範馬勇次郎の気に入る強い男に育て上げることに努めるが、範馬勇次郎は刃牙が弱いことが気に入らず朱沢江珠を突き放す。放心状態となった朱沢江珠は刃牙の姿を見ると刃牙が弱いことを詰りながら刃牙を殴り続ける。そんな朱沢江珠を刃牙は抱きしめて、父親を倒すことが出来たら自分に少しだけ愛情を傾けてくださいとお願いをする。

 母子家庭で育ってきた自分には涙、涙のシーンである。が、朱沢江珠は刃牙の申し入れを却下し刃牙の腕に噛み付く(とんでもねえ女だ)。失意の刃牙だったが、花山薫の情に助けられる。そして、範馬勇次郎と刃牙は決戦を迎えることになる。朱沢江珠の部下、栗谷川は「残酷な構図だ。父と子が戦い、父の側に母がつく」と語る。

 範馬勇次郎と刃牙の戦いは圧倒的な内容となり、刃牙は範馬勇次郎に殺されそうになる。が、刃牙の傷ついた姿を見て朱沢江珠はとうとう女であることよりも母であることを選び、範馬勇次郎に戦いを挑む。挑まれた戦いは例え女・子どもであっても容赦しない範馬勇次郎に朱沢江珠は殺されてしまうが刃牙は命を拾う。そして刃牙は、範馬勇次郎を倒すためにもっと強くなることを決意するのだった!

 長々とストーリーをなぞったが、このアニメ(漫画)は一人一人のキャラクターが非常に魅力的に描かれており、作品の世界に感情移入することができる優れた作品なので是非とも多くの人に見て欲しい。

 Gyaoなら今、9月11日まで全話無料で視聴できるのでこの機会に是非!

 フェミバイアスをかけると女を子産み道具としか思ってないとんでもない男の登場する家父長制的ストーリーだが、昭和ノスタルジーや男らしさといったものに注目されている今だからこそ見る価値の高い「男のアニメ(漫画)」であると思う。

恐竜博

 幕張メッセで『世界の巨大恐竜博2006』が開催されている。千葉日報の忙人寸語8月25日付けによれば家族連れやカップルで賑わっているらしい。家族連れというのはさもありなんだが、カップルというのは意外だった。恐竜博というのは、カップルにとってはさほど魅力的な催し物とも思えない。知的好奇心を刺激してくれそうではあるが、ムードがなさそうだ。折角の夏のデートに恐竜を見に行くだろうか。行くのかもしれないし、現に行っているらしい。

 恐竜博は毎年幕張メッセでやっているのだろうか。幕張メッセでは何年かに一度なのだろうか。よく知らないが、僕が小さい頃にも恐竜博は開催されていて、こども会のイベントで恐竜博に行ったことがある。

 あの時、子どもながらに展示されている造形物の恐竜の雄大さには感動し、また、日常とは違う別空間を友達と思い思いに歩き回ることが出来たことが嬉しく、楽しい一日を過ごせた。帰りに、水に一日つけて置いておくと大きく膨れる仕様になっている恐竜のオモチャを買った。どれだけ大きく膨れたか友達と見せ合ったことなど今でも鮮明に憶えている。

 カップルの男女ももしかしたらそういう懐かしい思い出を抱えているのかもしれない。家族で来ている親御さんもそうかもしれない。年をとった人間が自分達と若い世代、子どもの世代がまるで違う環境で育ってきたことに対して不安の感情が表出するのはいつの時代も同じらしいが、恐竜博のようなイベントで、自分も子ども若い人も皆、同じものを見て感動し、楽しむことができるという確認が出来るのならば素晴らしいことだと思う。

【映画】 『タッチ』

タッチ スタンダード・エディション タッチ スタンダード・エディション
長澤まさみ (2006/03/24)
東宝
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 日本テレビでやっていたので一応見た。さすがにコミックス全26巻の原作を2時間に纏めるのは厳しかったか。とにかく展開が早い。早い。僕は原作のストーリーが頭にあるのでついていけたが、原作を知らない人にとっては何が何だかわからなかったのではないだろうか。amazonレビューでは全般に評価は低い。が、mixiでは300件以上レビューが寄せられていて高評価から低評価、ぼちぼちという評価まで多様にバラついているので一概にひどい映画と認識されているわけでもないらしい。

 原作を無視すれば映画自体には特筆すべきところはない。ありきたりな青春ストーリーが駆け足で展開されたというところなのだが、原作自体が比較的ありきたりな青春ストーリーを下地にあだち充のセンスで面白くしているのであだち充の手を離れてしまえば本作のような出来になってしまうのも仕方がない。もっとも、原作を元にしたアニメは楽しかったことを考えればやはり監督の力量か。ただし、原作の続きを作ったテレビオリジナル用アニメ2作(上杉達也がアメリカに渡るまでとアメリカに渡った後の2作)とTBSドラマの『H2』も本作と同じくらいの出来であったので、比較対象を偉大な原作コミックにしなければ及第点をあげてもよいのかもしれない。

 本作で残念だったのは原作では上杉のライバルとして登場する勢南の西村と明星の新監督の柏葉が出てこなかったということと新田のキャラクターがヤンキー過ぎてギャップがあったこと。原作でも新田は元々不良という設定なので本作のようなキャラクターでも良かったのかもしれないが、ヒロイン浅倉南との恋仲への発展を想像させるぐらいの色男でありフェミニストであった方がしっくり来たような気がする。

 原作に思い入れの強い者としては、新しい舞台の『タッチ』を見ることが出来たのは嬉しかった。

コーラフロート

 先日に2リットルのバニラアイスクリームとコーラを買ってきてから自作のコーラフロートにハマりっぱなし。

出生数増加?

 出生数が増加したらしい。セクシャルサイエンスを読んでるので婚姻数が増えたと猪口大臣が言ってたのは知っていたのだが、今日の新聞の各紙社説を読んでへえ本当だったんだなあという感じ。

産経新聞【主張】出生数増加 出産への意欲を高めたい
毎日新聞社説:出生数増加 ホッとするより地道に施策を
朝日新聞社説:子どもの誕生 平凡な暮らしの大切さ
日経新聞社説:大胆な「超少子化」対策が必要だ

 ざーっと目を通したが特に目新しいことは書いてなかった。朝日新聞は今までの格差社会批判の論調を繰り返して、若者の非正社員の割合を問題にしている。読売新聞と似たような感じ。ジェンダー規範に則って考えるなら男が非正社員の場合、結婚するのは相当難しいと思う。よって、若者(特に男)を正社員にしようというのが読売新聞的な論調になる。

 日経は男の育児休暇の取得率0.5%という低さについて取り上げている。確かこの数字って大企業ほど取得率が低いってことじゃなかったかなと記憶している。大企業であれば(中小企業よりは)制度は整っているのではないかと想像するのだが、競争意識とジェンダー規範が取得率の低さに出ているのだろうか。

 産経は秋篠宮妃のご出産でムードを高め、出産意欲へ結びつける努力が必要という主張。

 各紙ほぼ共通しているのは景気が回復していることが出生数増加につながったという見方と、育児(と女性)を社会で支援していくという意見。

テーマは共同体。地域と家族

ブログのサブタイトル変更
「テーマは共同体。地域と家族」
暫く一つの事に絞って書いていこうと思う。

【本】 『あの金で何が買えたか』 (村上龍)

文庫改訂版 あの金で何が買えたか―史上最大のむだづかい’91~’01 文庫改訂版 あの金で何が買えたか―史上最大のむだづかい’91~’01
村上 龍 (2001/04)
角川書店
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金融機関・企業の不良債権や債務の額は、あまりにも巨大で、どのくらいのものなのかイメージするのは難しい。しかも、巨額の税金が注入されながら、再び危機が叫ばれ、誰も責任をとろうとはしない。「知る」ということは、年を追うごとに、さらに重要度を増しているのだ。十億円という金はいったいどのくらいの価値があるのか?十億円あれば何が買えるのか?百億円、一千億円、一兆円、十兆円、百兆円だったらどうか?毎日毎晩、新聞で目にし、ニュースで読み上げられる、そういった数字を、実感としてイメージする「知る」ための絵本。
(Amazon商品紹介より)
 テレビのニュース番組でキャスターが読み上げる莫大な数字の金額、数字として頭の中に入るが、それは一体どの程度莫大な金額なのか。読み上げられる金額で一体何を買うことが出来るか。何をすることが出来るのか。村上龍らしいセンスを感じさせるバカバカしい金の使い方を紹介して、読者に実感として金額をイメージさせている。牛丼何杯分ぐらいでしか金額に対する捉え方が出来ない僕だが、中々に楽しめた。

 二つ例を挙げる。
敬老の日に全ての老人を寿司屋に招待 2000億円
高齢化社会に突入した日本の65歳以上の老人はおよそ2000万人。この1日に限って大盤振る舞い、ひとり1万円で寿司の食べ放題、飲み放題を実施する。こうでもすればまた1年頑張ろうという気も起きるのでは? 老人たちがモチベーションを持たず病院通いばかりしているようだと間違いなく日本経済は近い将来に破綻する。
スピルバーグ、プライベートビデオ制作 1億8000万円
この人の場合、低予算でもそれなりに仕事をしてしまうから立派。アメリカで制作されたテレビシリーズ「シークエストDSV」(全22話)を手がけた際の予算は、1話平均150万ドルにすぎない。子供の運動会の撮影・編集であればこの金額で十分のハズだ。スピルバーグに子供の運動会を撮影してもらえば日本の父親の権威も復活するかもしれない、というのはもちろん冗談である。
 敬老の日に老人に寿司を食べさせるというというアイディアは個人的には気に入った。先物関係の会社で苛烈な仕事に疲れた社員を元気づけるために高級ソープに連れて行くという話を聞いたことがある。それで元気になり再び苛烈な仕事をこなせるようになるという。老人にも大盤振る舞いしてやれば元気になるかも?

 巻頭には大臣になる前の竹中平蔵氏、巻末には覗きで捕まる前の植草一秀氏と村上龍との対談が掲載されている。今、小泉政権が終わりの時を迎えようとしている。小泉政権が格差社会生み出したとの批判、所得の再分配、地方と都市の格差が叫ばれている。最近の読売新聞と朝日新聞の格差問題への批判の論調が似てきている中で、国民も「なんとなく」格差はいけないと思わせられてきているが、何故、我々は小泉政権を支持したのか。竹中氏との対談には小泉政権誕生の頃の熱狂を彷彿とさせる、つまり小泉ジャパンを生きた日本国民として初心に返してくれるような内容になっている。財政赤字を出して、景気対策をしてもやがて子や孫にツケが来る。地方に金をバラまくよりも東京を強くした方が効率が良い。我々はそれを支持した。

風に吹かれて豆腐屋ジョニー

 「男前豆腐店」の「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」を食べた。ずっと前にフジテレビの特ダネで取り上げられていたのを見て食べたいと思っていたのだが、今までその機会に恵まれなかった。今日、近くの24時間営業しているスーパーの中をウロウロしていたら目に入ったのでカゴに入れてみた。

 話には聞いていたが、確かに美味だ。大豆の味が濃いし、柔らかくとろけそうな食感はクリームチーズのムースを食べているようだ。値段は他の豆腐に比べて明らかに高いが、それでも多くの客に手にとってもらえるだけの質の高さであると思う。

 最近、ハンバーガーなどのファーストフード業界で高価格高品質路線という言葉を耳にする。ユニクロや80円ハンバーガーが持てはやされた時に「質が良いだけでは売れない時代になった」と謂われ低価格路線が支持されたが、景気の回復の結果として高い質を備えていれば引く手あまたになり高い価格で売れるようになったということだろう。これは人に対しても謂える。

【映画】 『富江』

富江 富江
中村麻美 (1999/06/25)
ハピネット・ピクチャーズ
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 スプラッタムービーの類かと思って観たが、グロテスクなシーンの迫力は弱かった。グロテスクなシーンに恐怖の演出を頼り切っていないというよりも演出の力量不足なのだろう、グロテスクなシーンの迫力が弱いぶんホラームービーとしての要である「恐怖」がさほど感じられなかった。

 富江が実際に自分の顔(菅野美穂の顔)を画面に出すまでは、その存在の神秘性と男を意のままに操る魔性に惹きつけられた。男達を魔性の魅力で狂わせ、月子の恋人すらも意のままに操る富江。富江と月子の関係、月子の前に富江が現れる因果が解明していくに従って、徐々に話が盛り上がっていく。月子の目の前で首のないまま動き出す富江の死体。そこから逃げ出すように駆ける月子。そこで何故か波止場に辿りつく。また、富江の死体が動いた時は闇夜であったはずであるのに、明るい昼の時間になっている。月子の精神空間の中といったような設定だろうか。その中で月子は富江をダイナマイトで爆破する。その後、富江の特徴であった目の下のホクロが月子に現れ、「あなたは私。私はあなた」という富江のメッセージと鏡の月子の隣に映し出される富江のシーンで映画は幕を閉じる。

 富江という存在の謎を多く残したまま曖昧な終わり方をしているが、映画内に富江の存在の謎を推理させてくれる場面が多くあり、原作の漫画と併せて鑑賞すれば、相当楽しめるのかもしれない。

 富江役の菅野美穂の妖艶な演技はさすがである。それだけのために観てもよいかもしれない。

カウンター

 カウンターをはずす。アクセスカウンターなんてどうして取り付けていたのだろう。

 ブログ開設初日の記事に答えが出てた。

 ブログ開設して2ヶ月経ちました。これからもよろしくお願いします。

【映画】 『ダークネス』

ダークネス ダークネス
アンナ・パキン (2003/09/26)
アミューズソフトエンタテインメント
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 物足りない出来であった。闇という恐怖を家という限られた領域のなかに凝縮させているが、話が後半に進むと闇が家という領域を飛び出し、駅構内で襲い掛かるシーンがある。これでは家という領域にこだわって父親を退院させて家に帰さないように懇願するアンナ・パキンのシーンの辻褄が合わなくなる。どのみち闇はどこにいても襲い掛かってくるのだから、家にいても外にいても同じなのではないか。

 やや視聴者側の想像力と解釈に委ねる終わり方になっているが、明らかなバッドエンディング。スプラッタムービーのような演出ではなく、お化け屋敷的な雰囲気によって恐怖を演出しているのには好感を抱いたが、明らかに異常な家であることが判明しているのにその家に居続けるなど話の展開に無理が見られやきもきさせられた。だからこそ、結末ぐらいは視聴者側にもはっきりわかるような形でケリをつけて欲しかった。

ナイターの視聴率低迷

Yahoo!投票
【ナイター中継の視聴率が低迷する理由はなんだと思いますか?】
プロ野球自体に人気がない 35% 19618 票
試合全部を中継しない 5% 2612 票
特定の球団ばかりを中継する 35% 19467 票
ほかの番組の方がおもしろい 20% 10955 票
ナイター中継の人気は低迷していない 3% 1204 票
その他 6% 3384 票

「プロ野球自体に人気がない」
 プロ野球の魅力が低くなっているのは事実だと思う。中央調査社の調査によればプロ野球人気は後退気味のようであるが、スポーツという括りで見れば、未だ国内で一番人気の地位を誇っており、健闘しているのではないかとも感じる。

「試合全部を放送しない」
 今は専門チャンネルを契約して試合開始から終了まで楽しむことができる。熱狂的ファンなら既にそうされていることだろう。地上波のナイター中継というのは専門チャンネルを契約しないライトなファン向けであるが、ライトなファンであっても白熱した試合展開で放送が打ち切られるとがっかりしてしまうわけで、むしろ、限られた時間枠(夜7時から9時)の中で放送される中途半端なスポーツ中継ということを考えれば、地上波のナイター中継というものがはよくぞ今まで放送コンテンツとして生き延びてきたと感嘆の念を禁じ得ない。

「特定の球団ばかりを中継する」
 地上波のナイターに限れば仕方がない。今巨人戦の視聴率が落ち込んでいるとはいっても、それでも一番視聴率がとれるのは巨人戦がらみじゃないだろうか。元々巨人は全国にファンがいて、そのファンのためにテレビ放送をし、強いチームとスター選手をテレビに映して新たにファンを獲得するという循環的な構造だった。他球団は巨人におんぶにだっこであった。今はもうその巨人自体の求心力が落ちてきている。巨人一極主義が通用しなくなっているのは確かだろうが、それはつまり、プロ野球の地上波ナイター中継が通用しなくなっているということと同義であると考える。

【本】 『返事はいらない』 (宮部みゆき)

返事はいらない 返事はいらない
宮部 みゆき (1994/12)
新潮社
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 推理小説はあまり読んだことがない。子どもの頃、赤川次郎の『三姉妹探偵団』シリーズや『幽霊』シリーズ、西村京太郎の十津川警部が出てくるシリーズの小説を多く読んだ記憶がある。中学の時に、スーパーファミコンソフトの『かまいたちの夜』というノベルゲームがヒットし、その影響で『かまいたちの夜』のシナリオを書いた我孫子武丸の小説を何冊か読んだ。以降、推理小説の類は一切読んでいない、と思う。もっとも、『金田一少年の事件簿』や『名探偵コナン』等、ミステリー系の漫画・アニメ・ドラマには親しんだ。

 コメント欄の交流でよくお世話になっているkeiさんはミステリーがお好きのようだ。keiさんにはいつも楽しませていただいているし、何かの縁でもあるので、ブックオフの100円棚で宮部みゆきの『返事はいらない』を購入して読んでみた。

 『返事はいらない』は全6編からなる短編集。宮部みゆきといえば『火車』が有名で、ミステリーに詳しくない僕でもその作品名は聞いたことがある。ミステリー界では実力が認められているであろう宮部みゆきの書く作品とはどれほどか、と期待して読んだのだが、正直言って期待はずれであった。

 表題作の『返事はいらない』。短編だから仕方がなかったのかもしれないが、金田一やコナンのようなトリックを推理させて楽しませるものではなくて、赤川次郎や西村京太郎のような動機を紐解きながら話を進める人情系の物語に仕上がっている。また、台詞回しが不自然で、如何にも作り物のシナリオを読んでいるという気にさせる。

 keiさんのブログを検索させてもらったが、宮部みゆきの作品は取り上げていないようである。有名な作家さんだと思うが、ミステリーファンの評価は高くないのだろうか。

スーパーでお買い物

 昨日から母が京都の方へ旅行に出かけている。朝起きたら冷蔵庫が空だったので、食料品を買い出しにスーパーへ行く。

 スーパーにはやはり女性客が多い。子連れが結構いたが、週刊誌とかテレビで騒がれているような躾のなっていない子どもというのはいなかった。親にぴったりとくっついている子が結構多い。僕なんかが子どもの頃はスーパーに行くと一つだけお菓子を買っていいと言われて、どのお菓子を買ってもらおうかと、お菓子売り場でウロウロしながらずっと悩んでいたものだ。

 買ったもの。

・アメリカンドック 60円×2 120円
・オーストラリア産 ラム肩焼肉用 500円
・グルメドック(ソーセージ) 368円
・鯨赤肉造り 580円の半額 290円
・サラダ菜 128円
・ステーキしょうゆ 238円
・黒豆豆乳 298円
・ロッテ 爽 パインヨーグルト 90円

合計 2032円

 一応栄養の事も頭の片隅に置きながら、食べたいものをカゴに入れてみた。顔が生き生きとしてくる。

 アメリカンドックは、最近コンビニのカウンターファーストフードのケースの中にも見かけなかったので、スーパーの中で見かけた瞬間にトングで掴んでプラスチックの容器に詰めた。大好き。

 ラム肉は北海道にいた時以来食べていないので懐かしくなって思わずカゴの中に入れた。北海道名寄駅の前に三星食堂というその地域の人には有名な食事処があるのだが、そこでジンギスカン定食を食べた時以来だ。ちなみに三星食堂で食べたジンギスカンは野菜炒め定食とあまり変わらない味がしたような記憶がある……。

 鯨も懐かしい。もうここ5年は食べていない。前に食べたのはどこかの居酒屋だったような気がする。

 野菜も摂らないとと思い、洗って千切って敷くだけで良いサラダ菜にした。

 スーパーであれこれ悩むのって楽しい。でもスーパーに行くのが義務となっていたり、予算や栄養のことで精神的にかつかつすると楽しくなくなるんだろうな……。

【映画】 『リング0〜バースデイ〜』

リング0〜バースデイ〜 リング0〜バースデイ〜
仲間由紀恵 (2000/10/27)
角川エンタテインメント
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 貞子は二人いた!?

 『リング』『リング2』の呪いの元凶である貞子がどのようにして生まれたのか。貞子の死の直前の姿を描いてある。

 貞子を演じているのは仲間由紀恵。髪が長く、どことなく薄幸な雰囲気のある仲間由紀恵は貞子役にぴったりであった。演技力も文句のつけようがなく、素晴らしかった。

 しかし、話としては不満である。貞子は不思議な能力を持ってはいたが、大人しめの美しい女性という設定になっている。田辺誠一が演じる役どころに恋愛感情を抱くに至るシーンもある。その女性が如何様にして、化け物としての貞子のような変貌を遂げていくのか。それほどまでに悲惨な末路を辿るのか、といういやらしい期待を抱きながら観たせいなのだろう。肩透かしを食らってしまった感が否めない。貞子の運命は悲惨であったと思うが、貞子自身は誰かを怨んだりはしていなかった。貞子を操って呪いをかけていたもう一人の貞子が存在していた。と、映画の後半になって判明する。判明するのだが、そのもう一人の貞子については掘り下げられないので不満なのである。仲間由紀恵の貞子は確かに悲運であった。しかし、この映画の筋書きを受け入れるならば『リング』『リング2』で呪いをかけていたのも、もう一人の貞子であった、ということになる。『リング2』で貞子が井戸の中で30年近くも生きていたことがわかる。もしかしたら仲間由紀恵の貞子自身にも30年の時間に積み重ねてきた怨念というものがあったと想像もできるが、それでもやはり今ひとつ納得できない出来である。本当の貞子は最後の最後まで心優しかった。この映画ではそうなっている。優しかった貞子が憎悪の念に支配されていき呪いをかけていく、という話のほうが良かったのではないかと思う。

 ホラーとしても今ひとつであった。

黒ごまどうふ

 最近、一正の黒ごまとうふがお気に入りです。

【映画】 『リング2』

リング2 リング2
中谷美紀 (2000/08/11)
角川エンタテインメント
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・大筋の話としては前作からきちんと続いているし、前作の登場人物が軸を担っている。

・前作に続き、本作も主人公が都合よく超能力者になっているのはちょっと気になる。

・前作はビデオを見る・見せるという行為によって呪いが連鎖していったが、今回は貞子の怨念エネルギーに触れるだけで貞子的能力を手に入れたり、死に至ったりしている。

・中谷美紀の恐怖に歪んだ表情が素晴らしい。演技力も美貌も文句なし。

・深田恭子の演技は大根だった。

 あんまり面白くなかった。

コミケに子連れはアウトか

 夏のコミケが開催されているらしい。盛況のようだ。参加人数は増加に増加を重ね、昨年の夏は3日間で約48万人の参加者を数えたというのだから驚く。実に1日に18万人。規模の大きさで知られている(らしい)東京モーターショーの参加人数が1日平均8万8000人(昨年実績)であることと比べればコミケの規模が如何に膨大かということがわかると思う。

 そのコミケに子連れで参加することに対して反対を主張するサイト(コミケに子連れお断り同盟)がある。なんでもコミケ最終日(3日目。明日かな)に企業ブースで小学生低学年向けのイベントをやるらしいのだが、この事とも関連して最近コミケに子連れで参加する行為への各々の主張がブログにてちらほら見受けられるようになった。

 以前に記事に書いたが、僕自身も実際にコミケに参加した経験がある。しかし、もう数年前の体験なのでリアルタイムで参加している人達とは若干感覚がズレているかもしれない。それでも、コミケの環境の過酷さというのは承知しているつもりだ。

 コミケ会場に幼い子ども(小学生以下)が入り込むということに僕は積極的には賛成できない。『コミケに子連れお断り同盟』の「子連れをお断りしたい理由」にも書かれている事だが、会場内の混雑の酷さと満足な空調が望めない環境は確かに劣悪であり、成人男子であっても倒れそうになる。実際に倒れてしまう人も出るらしい。10数万人の人間がごった返すのである。休憩場所が少ないから、通路に座り込む人間が大勢いる(僕がコミケで一番嫌だったのがこれだった。マナーの悪さを象徴しているかのようで好きになれない)。お気に入りのサークルを回ることに夢中で周りが見えないまま足早に移動する人もいるし、劣悪な環境の中でいらいらしている人もいる。大量の同人誌を詰めたバッグをぶら下げている人もいる。そういう環境の中に小さな子どもを参加させることはやはり危険なのではないか、と思う。

 ただ、聞くところに拠れば、コミケ運営サイドとしては、子連れは歓迎したいという意向のようである。子どもからお年寄りまで安心して楽しめる開かれたコミケが理念なのだとか。

 だとするならば、コミケ参加者は積極的に運営サイドの理念を尊重してもよいのではないか、とも思う。思うが、その理念を実現するための具体的方策がとられていない以上無理なのだろう。小学生向けイベント(パワーパフガールズ)のあるコミケ3日目は男性向け創作のジャンルが発表・展示・頒布される予定だという。エロ同人誌だ。普段見ているアニメの女の子の裸の絵や、本のページをうっかりめくったら過激なシーンが目に入ったなんてことになり、子どもがショックを受けるなんてことがあるやもしれない。特に男性参加者が大勢詰め掛けるので、極めて窮屈な空間の中でもしかしたら本当に事故がおこってしまうかもしれない。

 ということを想像すると、やはり子連れには自粛をお願いした方がいいのだろうか、との考えも浮かぶが、やはりコミケ運営サイドに子どもの入場禁止もしくは託児スペースの設置など何らかの具体的方策を訴えるのが筋なのだろう。万が一子どもが事故に巻き込まれたときに、マスコミがコミケやコミケ参加者(オタク)を叩く構図は避けられないとしても、コミケ参加者側が子どもを連れてきた人を叩くという構図は避けて欲しい。

 いずれにせよ、何の問題も無く今年の夏のコミケの幕が閉じるのを、かつてコミケ参加者であった僕としては、ただただ祈るばかりなのである。

 最後に、『コミケに子連れお断り同盟』の「子供というのはとてもはた迷惑な生き物です」という理由には賛同できないことを示しておく。

【映画】 『リング』

リング リング
松嶋菜々子 (2005/03/02)
ポニーキャニオン
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 Gyaoで配信されていたので視聴した。

 首が切り落ちたり激しい血飛沫が演出されたりするスプラッタムービーには飽きてきていたので、リングというホラー映画を久しぶりに見て、しっとりとした雰囲気の中にじとじとと迫り来る恐怖で楽しませてくれる傑作であると改めて思った。

 呪いのビデオを見たものは一週間後に死ぬ。ビデオはやや隔世の感があるが、画面に映し出される街行く人々、例えば女子高生はルーズソックスでミニスカートだったりと8年前の映画なのに今見てもあまり違和感がない(※1)。1998年に公開された映画だが、1998年の8年前、1990年の映画の女子高生と1998年の女子高生では随分格好が違うはずだ。

 映画のラストで真田広之に襲い掛かる貞子。テレビに映し出された井戸から這い上がり、そのままテレビをとびだす有名なシーンは初めて見た当時高校生だった頃は恐怖を覚えた記憶があるが、今見るとなんだか滑稽な感じがする。

 時代を一番感じたのは松嶋奈々子だった。あの頃の松嶋奈々子という女性はこんなにも美しかったのかと溜め息をついてしまう。映画全編を通しての演技力はパっとしないが、初めて呪いのビデオを見る時の不安げなそれでいて何か覚悟を決めたような表情の演技は見事だったと思う。今回改めて見て、一番怖かったのは松嶋奈々子が初めて呪いのリングビデオを見るシーンであった。


※1 今はもうルーズソックス履いている人は少ないらしいのだけど。

パンク

 自転車がパンクしました。暑さのせいか、いらいらしてしまいます。駄目ですね。原因は自転車のせいでしょうか。それともメンテナンスを怠った僕のせいでしょうか。たぶん、僕のせいです。世界の中心で自転車を牽く。

【本】 『注文の多い料理店』 (宮沢賢治)

注文の多い料理店 注文の多い料理店
宮沢 賢治 (1996/06)
角川書店
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 都会から狩猟にやって来た二人の青年紳士。二人は白熊のような犬を二匹連れて山奥を歩いていたが、やがて山の険しさの前に二匹の犬は死んでしまう。
「ぼくは二千四百円の損害だ」「ぼくは二千八百円の損害だ」とお互いに死んだ犬を見ながら言う。また、狩猟で何も獲れなくても宿屋で山鳥を拾円も買って帰れば結局同じことだと言う。そこにはお金を出せば何でも買えると思っている宮沢賢治の唯金主義的な都会人像とそれに対する嫌悪感が表れている。

 二人は帰ろうとするが道に迷う。互いに空腹状態であることを確認する。すると、二人のうしろに「西洋料理店・山猫軒」という札が出ている立派な一軒の西洋造りの家が見つかる。二人は山奥にある料理店の存在に疑問を抱くが、空腹でとにかく何かを食べたくて仕方が無いという欲望には抗えずに店内に入る。そして、料理店の出す「多い注文」にいちいち素直に従い、とうとう壷の中の塩を自分達にもみ込むように指示されるようになって、ようやく自分達がこの店で料理にされてしまい食べられる側であることを知る。

 目の前の扉の鍵穴から青い目玉がこちらをのぞいていることを知り、二人は恐怖で顔をくしゃくしゃの紙のようにして泣きだす。すると、死んだはずの白熊のような犬が二匹、扉を突き破って室の中に飛び込んでくる。犬は青い目玉の扉の方へ吸い込まれるように飛んでいく。室は煙のように消え、気づくと二人は草の中に立っていた。

 寸でのところで助かった二人は、十円だけ山鳥を買って東京に帰ったが、紙くずのようになった二人の顔だけはもう元の通りにはならなかった。

肥満の要因

【肥満の要因、食べすぎと運動不足だけにあらず!】
 肥満の要因は食べすぎと運動不足だけではない―と3カ国、20人の研究者たちが別に10項目を挙げた。
 (1)睡眠不足=食欲を制御するホルモンの分泌を狂わせるから
 (2)食品、樹脂、殺虫剤などに含まれる人工の化学物質=体重を制御するホルモンの異常
 (3)エアコン=カロリー消費を少なくする
 (4)禁煙
 (5)避妊薬、ステロイド・ホルモン、糖尿病治療薬、抗うつ剤、高・低血圧治療薬などの医薬品
 (6)中年、アフリカ系女性、ヒスパニックなど年齢や人種による特性
 (7)高齢出産
 (8)遺伝
 (9)多出産傾向のある肥満体質者
 (10)肥満者同士の結婚―だ。
 体重管理センターのネリー・ウィクソンさんは「消費エネルギー以上に食べれば太るという熱力学を無視してはいけない」という。
 ロチェスター・ゼネラル病院のダニエル・ガルビン肥満症治療学教授は「家庭でのしつけ、うぬぼれ、肥満が多い環境、不健康な食品、ソフト・ドリンクなどの影響が大きい。食べる量を減らし運動を増やすのが改善の第一歩。やる気になれば必ずできる」と話す。
 同学部のフラビア・ガスマノ教授は「忙しいことと運動量を混同している人が多い。ストレスや抑圧から逃れるために食べる習慣はやめなければならない」という。
 (3)のエアコンについては、暑さや寒さの中で動く方が消費エネルギーは大きいということだが、皮肉にもエアコンを持てない低所得者層に肥満は多い。
<USA TODAY>
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/life/health/14112/
 (1)(2)はなるほどという感じ。

 (3)はそうでしょうそうでしょう。うちもエアコンありません。と思ったら記事の最後で皮肉が書かれていてがっくり。恐らく、食べ物に気を遣っていないか(躾がなってないか)、エアコンがないことが却ってストレスになっているか、といったところなのだろう。健康に気をつけるとすると、(2)の項目から鑑みて、少し高価な自然食品を購入する事になるが、そういう余裕がない場合がある。アメリカ産牛肉が日本にやってきたが、所得の関係でどうしてもそういうものに手を出さざるをえない人がいる。そういった点が綜合して、嗜好に影響されて、アメリカあたりでは低所得層はハンバーガーばっかり食べてたりするのが原因といったところなのだろう。日本では牛丼か?
 自分に照らしてみると、宮城製粉の豆乳花なんかは美味しいし健康的なデザートだと思うが、よりカロリーが高くてボリュームがたっぷりでこってりとしたプリンなんかの方が値段的にも手が出しやすくついついそちらを食べてしまうというのはある。気をつけないと。

 (4)はOK。でも喫煙者の受難には同情する。

 (5)(6)(7)(8)(9)も問題なし。

 (10)がよくわからなかった。肥満じゃない人間が肥満の人間と結婚してライフスタイルに影響を受け、肥満になるのならわかる。肥満者同士の結婚で更に肥満になるということなのだろうか。

 出産に関する項目がいくつかあるが、個人的に、女性というのは元々脂肪がつきやすい体質なのだろうから、あまりむきになってダイエットをしなくても、少し肉がついているぐらいが健康的だと感じる。ストレスを抱えるのが一番よくないのだからあまり無理をしすぎずに、自然体のままが美しいと思ってくれる人が近くにいてくれることが一番の良薬なのかもしれない。

 余談だが、以前gooブログにも書いた事、数年前、風邪で病院に行って身長178に体重57と問診表に記入したら看護婦さんにびっくりされて点滴を打たれたことがある。その経験からか個人的には肉がちょっとつきやすいぐらいの方がたくましさが演出されていて羨ましく感じるのだが、無い物強請りか。

 気に入らない体型であっても誰かがそれを羨ましがっているのかもしれない。ということで自信を持っていただきたいと願う。そんな今日この頃。

【本】 『サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる』 (ローラ・ドイル)

サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる―この人と、もっと幸せになるために サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる―この人と、もっと幸せになるために
ローラ ドイル (2002/07)
三笠書房
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頭のいい男がバカな女を連れているのはしょっちゅう見かけるが、バカな男といっしょの賢い女を見ることはほとんどない。(エリカ・ジョング)
 つまり女性が賢くなればパートナーの男性もきっと賢くなる。だから彼を変えようとせずあえて一歩引こう。自分が変わればパートナーは昔自分が好きだった優しい男性に自然に戻っていき、ふたりのいい関係ができあがってくる。とそういうことが本書には書かれている。
「言葉を飲み込んで消化不良になった人はいない」
 これはウィンストン・チャーチルの言葉だということですが、ローラ・ドイルは、かつての自分も含めた女たちが、いかにパートナーの言動に口を出し、相手を自分の思った通りに変えようとして、結果的には悪い状況を引き起こしているかを、とてもわかりやすく説得力ある形で示してくれました。
 本書は全10章で構成されている。
1.夫の自信は妻の”尊敬のひと言”でつくられる
2.”一歩引く”この賢さが愛には必要です
3.自分を大切にして笑顔がなくならないようにケアしよう
4.家計は思いきって全部、夫にまかせましょう
5.女の”感謝の言葉”は男を英雄気分にする
6.「相手を立てる」いい関係づくりの新しい習慣
7.”妻の期待”があるから、夫は奮起できる
8.男と女の違いがふたりの愛を強くする
9.男らしさと女らしさを引き出すセックス
10.男の世界の”外交官”になろう

「サレンダード・ワイフ」になるための原則として、
◆彼を不当にコントロールしないこと
◆彼の考えを尊重すること
◆彼の贈り物を喜んで受け取り、感謝すること
◆彼に自分の望みを伝えること
◆家計は彼にまかせること
◆自分を磨き、目的を達成すること
 
 とあり、また、「サレンダード・ワイフ」とは、
◆小言を言うかわりに傷つきやすく、
◆コントロールするかわりに信頼し、
◆要求するかわりに敬意を払い、
◆不満を言うかわりに感謝をし、
◆疑うかわりに信じる女性
 のことを指すと書かれている。
 もし自分が主導権を握っていれば、もっと物事は思うようになるはずだという子供っぽい考えを持つ女性は多い。
 mixiやamazonのレビューを読む限りでは特に既婚女性に評判が良いらしいので実際に結婚している人にとってはパートナーと良い関係を築くためのバイブルとして機能しているのかもしれない。フェミニズムの声が強くなり、男女平等があらゆるところで叫ばれる昨今であるが男と女の関係のロマンティックな部分においてはそういう考えを滑り込ませるべきではないのかもしれない。

 女性向けに書かれている本とはいえ、男の側から読んで、本書に書かれていることに共感できる女性と知り合えたら何て幸せなんだろうと思う。と書くと、男に都合の良い事が書かれているのでしょうと思われるだろうが、たしかに、そういうことになっているのかもしれない、と感じる。ただ、女性を何かに縛り付けようとするのではなく、女性の笑顔をなくさないことが大事だとし、自分(女性)の時間・楽しみを大事にしようと強く強調されている。

 アメリカと日本では文化が違うのかもしれないが、男と女のいい関係づくりに国境はないはずだ。男らしさ、女らしさをもっと大事にして、この日本国の多くの男女がよりよい男女関係を築けるように祈りたい。訳者の中山庸子さんが本書に書かれている通り、チャーミングで賢明なすべての女性に是非とも読んでもらいたい本だ。
 性別による伝統的な役割分担もまんざら捨てたものではない。何よりあなたは守られ、女らしく感じることができ、その結果、夫との親密さを増すことができるのだから。
 チャーミングで賢明な日本女性に幸あらんことを。

千葉経大附 初戦で敗れる

 千葉経大附が負けた。相手の八重山商工(沖縄)が強敵であることは知っていたので苦戦は予想していたのだが、まさか4点差をひっくり返されて負けるとは……。

 序盤、竹島のスライダーを活かした投球で流れを作り、バットを寝かせてからスイングするバスターっぽい打法でタイミングを掴みながら、相手の守備を揺さぶって得点を加えていったが、中盤で竹島が捉まる。スライダーをうまく弾き返され、投手を1年の内藤に代えるが流れは止まらずに同点にされてしまう。

 その後、千葉経大附は相手投手の大嶺のミスにも乗じて2点を勝ち越す。この時は試合が決まったかと思ったが、八重山商工はやはり強かった。9回に内籐が捉まり同点にされる。9回は同点で踏ん張るが延長に入った10回にとうとう力尽き3点リードを許し、試合終了。

 結果論だが、竹島をベンチに引っ込めさせずに9回に再登板させられるような状態にしておいたほうがよかったのではないだろうか。1年生の内藤は制球力は見事だったと思うが、球速は物足りず、カーブとストレートだけ、あれで八重山商工打線を長いイニング抑えこめというのは酷だっただろう。
 
 勝てた、と思う瞬間があっただけに悔しい試合だった。バスター打法で最後までタイミングを計りつつ当てるバッティングはインパクトが弱く、守備も試合の流れに呑まれてしまったのか終盤は粗さも見せたが、バントの正確性・巧みさは千葉野球のレベルの高さを覗かせた。リリーフで登板した1年の内藤と2年の松本監督の息子さん、主力は下級生だったらしいので、来年の千葉経大附には是非とも期待をしたい。

 ひとまず千葉経大附ナイン、関係者、応援した方々、お疲れ様でした。沖縄の皆さん、おめでとう!

 ……はあ、今年の夏は終わるのが早かった……。

【本】 『幸福論』 (ヘッセ)

幸福論 幸福論
ヘルマン ヘッセ (1977/01)
新潮社
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 年をとった人々が、いつ、どんなにたびたび、どんなに強く幸福を感じたかを思い出そうとすると、何よりも幼年時代にそれを求める。もっともなことだ。なぜなら、幸福を体験するためには、何よりも、時間に支配されないこと、同時に恐怖や希望に支配されないことが必要だからである。そしてたいていの人は年とともにそうする力を失うからである。
 なんとも観念的というか感覚的というか、訳者の高橋健二氏の解説によれば時間を越えたところに真の幸福が味わわれるらしいが、どうにも難解だった。感覚として、感性として、ピンとは来ないが、朧に、肌の表面を伝わるようにして自分の中へと吸い込まれて来そうな気はするのだ。しかし、肌の表面を伝わるばかりでもどかしい気持ちで満ちた。

 ヘルマン・ヘッセを読むのはこれが初めてだった。他の著作を読めばこの『幸福論』に書いてあることももっと分かるのかもしれない。でも本書に書いてあることは、はたして知識を積めば理解できるようになることなのだろうか?
 完全な現在の中で呼吸すること、天球の合唱の中で共に歌うこと、世界の輪舞の中で共に踊ること、神の永遠な笑いの中で共に笑うこと、それこそ幸福にあずかることである。

プロレス

 スーパーpsy野神さんのブログを読ませていただくとプロレスがお好きのようである。『亀田戦の裏で・・・』という記事の中でプロレスを取り上げておられる。僕も亀田戦の翌日に東スポを買ったのでスーパーpsy野神さんの取り上げておられるプロレス興行の記事も読んだ。

 が、プロレスに対しては全く詳しくないので「無我」というのがどれぐらいすごいとかそういうことについてはさっぱりわからない。とほほ。プロレスで知っているのは、全日と新日とノアと三沢と蝶野と天山ぐらいだ。それも名前しか知らない。

 昔、ネットで知り合った人の中にプロレス好きな人がいて、2000年前後だったと思うが、ジャイアント馬場さんの奥さんのことをひどく嫌っていて、ノアとかいう団体をやたらプッシュしていた記憶がある。話を聞くうちにプロレス団体も揉め事などで色々と大変なのだなと感じたことがある。しかし、何せプロレスである。テレビのスポーツニュースではなかなか取り上げられないし、試合もたまに深夜でやってるのを見かけるぐらいであり、接触の機会自体がほとんどなかった。どうもプロレス界は騒がしいらしいとはいってもまるで遠くの小国の出来事のように僕の耳には事情が伝わってこなかった。

 ところが、スポーツ紙を買って読むとプロレスに紙面がかなり割かれているのに驚く。ごくたまに東スポを買うぐらいなのだが、今でもプロレスの扱いの大きさには驚く。個人的にはプロレスの記事よりもエロ記事を読む方が好きなので、スケベな素人女性やフードルへのインタビュー企画をもっと拡大させてもよいのではないかなんて思っているぐらいなのだが、エロも含めてスポーツ紙の購買層というのにはプロレス好きが多いということなのだろう。

 今日の『報道2001』の中で小沢一郎が、日本人は価値観が多様化したというが私は価値観が喪失したのではないかと考える、というようなことを言っていた。価値判断の基準が確立されていないのだという。なるほど、ブームに流され踊らされる様を見るとそうなのかもしれないと思うこともある。

 しかし、テレビでは決して陽の目を見なくとも一途にプロレスを愛し続ける世のスポーツ新聞愛読者、主にサラリーマン男性というのは十分に自分の価値判断の基準が確立されているのではないか。と買いかぶらせていただく。なぜならば、近い将来そこにプロ野球ファンの姿が重なるかもしれないからである……。

こどもの国

千葉日報コラム『忙人寸語』より
2006.08.05
▼今から二十五、六年も前のことだが、『子どもを遊ばせるのに、こんな安心で楽しい場所はない』、真実そう思った。当時は東京ディズニーランドも開園していなかった。名前通り、園内は県内外から訪れる子どもたちの歓声で満ちあふれていた
▼その「県こどもの国」(市原市山倉)が閉園の危機に立たされている。開園から三十五年経ち、施設の老朽化と年間二億円以上にのぼる赤字が直接の引き金となった
▼財政難の県が九月の外郭団体の解散に合わせ運営を断念。市原市へ譲渡を打診したが、地方財政も同様に厳しい。「現状のままでは赤字は避けられず難しい」との回答を受け、やむなく運営先を民間へ求めざるを得なくなった
▼ネックとなるのは企業庁が管理する公有地のため敷地ごとの売却ができない点だ。譲渡を受けたとしても既存のキャパシティーの中で、施設改修などの投資と借地料の負担が生じる。市が二の足を踏んだのもこうした背景があるからだ
▼施設は確かに老朽化したが、東京ドームが四個分入る広大な緑。加えて園の周囲にはオアシスのように山倉ダムが広がる。こんな自然の楽園は県内でもそう多くはあるまい
▼公募に当たって県は「譲渡条件などを企業庁と協議中」としているが、民間のノウハウに期待する以上、窮屈な条件設定のままでは難しかろう。緑と水を存分に生かす方策を最優先に考えるべきだ。間違っても閉園に追い込むような愚だけは避けてほしい。
 中学卒業間近の頃、友達とこどもの国に行きゴーカートの免許を取得した。今はどうなっているか知らないが、当時はゴーカートに一人で乗るためにはお金を払って講習を受け、免許を取得する必要があったのだ。免許をとってゴーカートに乗った。長いだけで他に何の特徴もないゴーカートのコースはまさにそれ自体がこどもの国の他の遊具施設の特徴の無さを象徴しているかのようでもあった。結局免許を使ったのは取得したその時限りだった。

 閉園の話は聞いたことがあった。そもそも僕の知る限りでは退屈な施設と高い駐車料金などでこどもの国はあまり評判は良くなかった。工場になるのではないかという噂も耳に挟んでいたのだが、閉園を回避する方向で動いているのか。寸語子が書いているように個人的にも緑と水を存分に生かす方策を最優先に考えてほしいと願っている。

 千葉県こどもの国の最寄り駅は海士有木駅か。もっとも、市外であれば千葉・船橋方面、県外なら東京・神奈川方面からやって来る人達はJR五井駅からバスなりタクシーなりレンタカーなりの交通機関を利用する。わざわざそういったところからやってくる人達にとっては寸語子のように緑豊かなこどもの国とオアシスのように広がる山倉ダムを眩く感じるのだろう。そうした人達を目当てにするならば、いっそのことゴーカートなどの人工的・機械的な施設は取り除いてしまって、より自然に近い公園として再生を目指してもよいのではないだろうか。僕自身こどもの国で一番楽しかった記憶を探し出してみると、広大な芝生公園でフリスビーを投げ合った時であった。

 あくまでテーマパークとして再生・集客増を目指すのならば、京成千原線の海士有木方面までの延伸が欲しいところ。こどもの国のこれからの展開を見守りたい。

巨人最下位転落

【<巨人>最下位転落 8月以降は9年ぶり】
 巨人が4日の横浜戦(東京ドーム)で敗れ、今季初の最下位に転落した。昨年6月7日にも最下位になっているが、8月以降となると、長嶋茂雄監督が率いた97年以来、9年ぶりとなる。この年は135試合を戦って63勝72敗で、最終順位は4位。
 巨人のシーズン最下位は長嶋監督就任1年目の75年の1度だけ。すでに、今季の自力優勝の可能性は消滅している。
(毎日新聞)
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060804&a=20060804-00000119-mai-spo
 とうとうこの日が来たのか。日本テレビの実況アナウンサーは最下位とは言わず6位転落と言っていた。読売系列のプライドが成せる業か。今年は最下位で終わらせてもよいというぐらいの覚悟をもって若手育成に照準を絞るべきだ。そして来年以降に巨人には大いに楽しませてもらいたい。今の弱い巨人の試合もなかなか楽しいが……。それにしても横浜はそれまで最下位であったとは思えないほど素晴らしいチームに見えた。相手が巨人だったからであろうか。