コウイチブログ

本と映画と、ついでに市原市
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【写真】 年越しそば





 本当はやり残したことは沢山ありますけれど、とりあえず年越しそばを食べて今は思い残していることはありません。皆様、よいお年を。

【映画】 『ドラえもん のび太と竜の騎士』

劇場版ドラえもん のび太と竜の騎士 劇場版ドラえもん のび太と竜の騎士
藤子・F・不二雄、 他 (2002/03/20)
ポニーキャニオン
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 実は地底には恐竜達がまだ生存していて、恐竜が進化した恐竜人達の世界が存在していたのだ! といっても別にドラえもんであれば何ら珍しくも新しくもない設定か。ただ、もしも恐竜達が絶滅しなかったらこの地球上はどうなったのだろうと想像させてくれる佳作である。

 映画前半部分、のび太達が地底世界に自分達だけの領域を手に入れ、スネ夫が行方不明になるまでは非常におどろおどろしい演出が功を奏していて、不気味さについつい画面に釘付けになった。次はどうなるのだろう次はどうなるのだろう、と続きが気になって仕方がないほど面白い映画前半までなのだが、恐竜人達との出会いとスネ夫の救出以降は、緊張感が緩み、たちまち冗漫さが覆いだし、一気に話の面白さが萎んでいったのが残念だった。

【映画】 『THE 有頂天ホテル』

THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション
役所広司 (2006/08/11)
東宝
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 予め断っておくと僕は三谷幸喜作品が好きではない。三谷幸喜の作品はドラマと映画を合わせて何本か観ている。代表的な作品である「古畑任三郎」にせよ「王様のレストラン」にせよ、楽しめたには楽しめたが、強く入れ込んでいるほどではないし、それ以外の作品について僕が触れた限りではイマイチという感想なのが正直なところだ。

『THE 有頂天ホテル』は大晦日にホテルで催されるカウントダウンパーティ直前の準備である約2時間に起こるドラマがコメディタッチに描かれている。主演は役所公司だが、松たかこ、香取慎吾、生瀬勝久、佐藤浩市、篠原涼子、その他にも角野卓造、津川雅彦、オダギリジョー、西田敏行、唐沢寿明などとてもキャストが豪華である。彼ら一人一人が主役にも負けないキャラクターをアピールしながら次々に小ネタが展開され、ノンストップエンターテイメントという宣伝文句の通りに場面と軸となるキャラクターが頻繁に移り変わり、一つ一つの場面に溜めがないのが特徴である。肝心のネタ部分、コメディ部分は如何にも三谷幸喜らしく雑学系ネタやベタなネタ、ナンセンスギャグ、天然ボケと様々な種類の笑いを織り交ぜながら観ている側に迫ってくる。ここで笑えればとても楽しめるのだろうが、残念ながら僕は笑えなかった。笑えないとウリのスピーディな展開が慌しいだけの展開に思えてくるようになってしまう。

 小ネタの最中に小さな伏線が敷かれており、やがてそれらが結晶して一つの壮大な物語に仕上がっていたのは見事ではあった。三谷幸喜のセンスと自分のセンスが合えばすごく楽しめたと思うだけに残念。

【写真】 マ・マーマカロニグラタン



 グラタンを作りました。グラタンのようなものが出来ました……。

【映画】 『下妻物語』

下妻物語 スタンダード・エディション 下妻物語 スタンダード・エディション
深田恭子 (2004/11/26)
東宝
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 ロリータファッションに身を包み、見た目が全てで自分が幸せならそれでいいが信条の桃子(深田恭子)はロココのフランスに生まれたかったけどジャージの国尼崎で産まれて現在は茨城県下妻市に住む17才の女の子。桃子は理想(ロココのフランス)と現実(21世紀の茨城下妻)とのギャップも何のそので自分の信じた道をひたすら歩み続ける。自転車は格好悪いという理由で絶対に乗らず、守られるより守る方が性に合ってるような女は最低であり友だちも必要ないと考えていたが、やがてひょんなことで同い年でヤンキーの女の子のイチゴ(土屋アンナ)と知り合い、お互いの間に徐々に絆を深めていき、最後には桃子がイチゴというダチ(友達)を救うためにそれまでの己の信念を曲げてヤンキーに扮する。

 深田恭子と土屋アンナのやりとりは漫才的で面白い。エキセントリックなキャラクター設定からしてそうなのだが、作品そのもの細部に至るまで作品全てがおバカコメディとしての要素であり、否が応でも観ている方を笑わせようとして迫ってくる。あざとさを感じるが、世間では高く評価されているようなので、テレビの延長的なエンターテイメントとしては上質なのではないだろうか。作中に尾崎豊の歌が流れるが、まさに尾崎豊が好きだとか、そうじゃなくてもミスター・チルドレンとか、年末になったらM-1グランプリを観て歓んでるとか、漫画だったらあずまんが大王でゲラゲラ笑ってしまうとか、ゲームだったらKanonで涙を流して、サクラ大戦で愛国心に目覚めてしまって、ついでに政治家なら小泉純一郎と麻生太郎が大好きだという、そういうタイプの人間に向けた頭の弱い人全員集合的ジャンク映画という感じ。ただ、そのバカバカしさが突き抜けていて清清しさも感じる。

【映画】 『ピンポン』

ピンポン ― 2枚組DTS特別版 (初回生産限定版) ピンポン ― 2枚組DTS特別版 (初回生産限定版)
窪塚洋介 (2003/02/14)
ジェネオン エンタテインメント
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 松本大洋原作の同名漫画の映画化作品。ペコ・スマイル・チャイナ・アクマ・ドラゴンの5人を中心に高校生卓球界を舞台にした青春スポーツ物語が綴られる。

 僕は原作漫画の方を既読であるが、本作は原作の雰囲気を見事に再現している質の高い映画であると思う。特に卓球シーンの映像演出は素晴らしく、卓球本来のスピーディーさが表現されており且つ試合をダイナミックに映すことに成功している。ペコの窪塚洋介、スマイルのARATA、ドラゴンの中村獅童など配役も見事で全員といっていいぐらいキャストがハマリにはまっていた。

 とはいえ、漫画が原作ということが多分に関係あるのだろうが、キャラクターがディフォルメされすぎている上にここぞという時に飛び出すセリフ、例えば「飛べない鳥もいるんだよ」などがあまりにも作為的すぎて鼻白んでしまった部分もある(ただ、これはもともとの原作漫画に対しても同様の感想なので、本作映画作品だから悪いというわけでもないのだが)。

 もっとも、中学・高校の頃に卓球をやっていた僕を「卓球」というスポーツに対しての郷愁に浸らせてくれたし観ていて実際にまたプレーしてみたくなったワクワクする作品であるのは確かだ。

 才能のあるなし、努力のあるなしにおける飛躍と挫折のエピソードはお互いに競い合う種目の体育会系部活動をしていた人間なら共感してしまうところではないだろうか。才能だけでもだめで、努力だけでもだめ。本当に上に上がるには人並みはずれた努力と才能の両方が必要。現実の僕はどちらもなかったが、実際の高校卓球界の舞台で勝負事の厳しさを身を持って知ったというのは自分の人生の中で大きな糧を得られたように思う。

【アニメ】 『サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里』

サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里 第2話~メル・シー・スパイ~ サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里 第2話~メル・シー・スパイ~
山本裕介、 他 (2005/01/19)
ポニーキャニオン
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 大ヒットドリームキャストソフト『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』のエンディング直後の世界を舞台にしたオリジナルビデオアニメーション。全3話。

 サクラ大戦3といえばオープニングアニメーションの出来が秀逸で、「御旗のもとに」の歌のテンポに見事に乗った映像演出は現在でも高い評価を誇る(らしい)。なので、本作に於いてもオープニングアニメの出来に期待をしたのだが、そこは期待はずれだった。アニメ本編はサクラ大戦3の世界観を巧く生かし軽妙に話が進んでいる。きっとファンなら楽しめる。

■第1話 一夜限りのサーカス

 日本から花火の父親が巴里にやってくる。花火は自分がシャノワールで働いていること、そして巴里華撃団に所属していることが父親にばれそうになり、コクリコの機転で咄嗟に慈善でサーカスをやると嘘をつくが父親がそのサーカスを見たいと言い出すので花火たちは一夜限りのサーカスをすることになる。

 花火は僕がサクラ大戦シリーズで強いて挙げれば一番好きなキャラクターである。理由は大和撫子だからである。実際の現代においても日本文化に興味を持ち、日本にやってくる外国人女性の方が日本女性よりもずっと大和撫子に近いという話を時々聞くが、そうであるからか、本当の日本を知らないが故に誰よりも大和撫子に近い花火というキャラクターはリアルに感じる。

 サーカスの途中に謎の怪物が出てくるが、華撃団の活躍によって無事解決。花火は父親に自分のしていることの半分を理解してもらうことが出来、ハッピーエンド。きっとファンなら楽しめる。

■第2話 メル・シー・スパイ

 英国が巴里華撃団の本拠地はどこかと調査していて、シャノワールに対して時計を盗まれたと言い出し、強制捜査をせまる。不注意のせいだとして、メルとシーは3日間の謹慎処分になるが、その時間を利用してスパイに扮して事件を解決しようとする。

 全編に渡ってメルとシーが活躍する。メルかシーかわからないが、わざわざ一瞬だけのパンチラシーンが用意されている。メルなら少しは見たいが、シーなら見たくない。おしゃべりな女は好きじゃない。

 メルとシーが捕まって電気椅子で拷問され苦悶に満ちるシーンがある。きっとファンなら楽しめる。

■第3話 雷の尖塔

 第1話で出てきた謎の怪物を生み出した錬金術師が出てくる。時間の都合か詳細は明らかにならないまま全てが解決される。光武F2の登場とエリカが隊長に選ばれるところが見どころ。きっとファンなら楽しめる。

■結論

 きっとファンなら楽しめる。

【写真】 サッポロ一番みそラーメン



 定番の味。パッケージのように具が沢山入ってればすごく美味しいのでしょうけど、僕の具はたまごとお餅だけです。たまごは当然茹でません。面倒くさいから……。

【本】 『リング』 (鈴木光司)

リング リング
鈴木 光司 (1993/04)
角川書店
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 リングブームとして社会現象になりあらゆるメディア媒体で表現されてきた和製ホラーの大御所『リング』のおおもとの原作となっているのが本作小説である。

 僕は松嶋奈々子と真田広之の映画版リングから入ったクチである。映画作品自体すごく楽しめたので小説版も同様にすごく楽しめるだろうと思っていたが、残念ながらその期待は裏切られた。決してつまらないわけではないし、むしろ呪いのビデオと貞子についての謎を解明していく様が淡々と綴られていて楽しいのだが、ホラー小説としての怖さが読者側の自分に迫ってこなかったのだ。

 ところで、原作と映画版ではかなり異なる部分がある。原作では主人公の浅川は男で妻子持ちだが映画版では女でバツイチ子持ち、原作では高山竜司は浅川の友人だが映画版では浅川の別れた夫、原作では高山竜司が呪いのビデオに殺されるシーンは鏡に100年後の変わり果てた自分の姿が映るが映画版ではあの有名なテレビ画面から貞子が這い出てきて殺されるシーンになっている、また原作では貞子は長尾医師にレイプされた後に井戸に身を投げられて殺されるが映画版では父親である伊熊平八郎に頭を殴打され井戸に落ちて死んでいる。原作が映像化されるにあたり設定が変わることはよくあることだ。僕は本作に限っていえば映画版リングの方が原作小説よりも好みであった。原作の方が人間味に溢れていて文学的に楽しめるが、例えば高山竜司の人間としての複雑さなどは映画でやってしまうとくどすぎるので実際の映画版のような浅川との元夫婦という繋がりにしてしまうという設定変更は見事であったと思う。しかし、大幅な設定変更のためか映画版のその後のリングシリーズはより原作から離れざるを得ず、話が捩れ過ぎていて整合性を欠くところがあるようだ。もっとも原作小説の方も続編のシリーズは賛否両論のようである。僕も現在手もとにリングシリーズの小説を置いてあるので近いうちに全て読みたい。

【映画】 『座頭市物語』

座頭市物語 座頭市物語
勝新太郎 (2003/09/18)
ポニーキャニオン
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 居合い切りの達人である座頭の市が主人公の痛快時代劇。いやー、面白かった。40年以上前の作品で白黒だが古さを全く感じさせない映像美と役者の演技力の素晴らしさに舌を巻いた。

 座頭の市の人情味溢れるキャラクターは勧善懲悪的エンターテイメントの王道的造形であるが、その座頭の市を演じる勝新太郎の格好よくて存在感が圧倒的で、どこか突き抜けた感じを受ける。話も人情深い座頭の市のキャラクターに合わせられていて、敵となった組の客分と心を合わせた殺陣が繰り広げられる。組織に捉われず、きちんと自我を確立していて自分の論理で行動するところも格好よい。どこまでも強くどこまでも優しくどこまでも人情深い座頭の市に惚れそうになる傑作映画だった。畜生、市さん格好よすぎるぜ!

 ちなみにビートたけしがこの座頭市を新しく映画に撮った。市を演じているのも監督であるビートたけし自身。2003年に公開された映画だそうだが、僕はまだそちらは観ていない。しかし、実際に勝新太郎の方の座頭市を観てしまうと、これはたけしではかなわないだろうなあ、と思ってしまう……。

【映画】 『フル・モンティ』

フル・モンティ フル・モンティ
ロバート・カーライル (2006/02/10)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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 イギリスの炭鉱町、不景気のあおりで工場が閉鎖し、失業した男たちが途方にくれながらも男性ストリップに活路を見出すコメディ映画。

 コメディ映画ではあるが、ユーモアの中に失業者達の生活を巧みに捉えていて社会派映画の側面も持っている。失業して収入がなくなり離婚され養育費を払えなくなり子どもの親権を取られてしまう、妻の工場で一緒に働くことを勧められるが安い給料でコキ使われてたまるかと意地を通して無職期間を過ごす、妻に失業したことを言い出せずに半年が過ぎるなど、日本人底辺層の価値観に照らして悲しくも(?)共感出来てしまう。ついでにいえば男としてのマッチョ的考えと女性との関係性における男性の立場への悲観的捉え方にも共感してしまった。

 最初はバラバラだった駄目男達がやがて団結して、映画の最後にはストリップ中にフル・モンティ(すっぽんぽん)になってありのままの姿を満面の笑顔で披露するまでがとても面白く描けている。人生は長いぜ、色々やって面白おかしくいこうぜ、と観ているほうも気分が昂揚してくるいい映画だ。個人的おすすめ映画。

【映画】 『満月のくちづけ』

満月のくちづけ 満月のくちづけ
深津絵里 (2003/12/05)
アミューズソフトエンタテインメント
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 美術教師に恋心を抱いている女子高生が友だちの提案で恋まじないをするが、恋の精霊を呼び出すところを誤って悪霊を呼び出してしまい、その悪霊にどんどん人が殺されていくという学園ホラー。なんだか赤川次郎あたりが小説で書いてそうな話。ちなみに製作総指揮が三宅裕司。

 割としっかりホラー映画しているのには好感を抱いたが、特に面白みがある作品というわけでもない。本作の見どころは若かりし頃の深津絵里だろう。1989年公開の本作は16才(?)の深津絵里を観ることができる。僕は『踊る大捜査線』を観ても特に深津絵里に魅力を感じなかったが、本作からは魅力をひしひしと感じた。ああいうタイプの顔は10代のあどけなさが混じっているぐらいで妖艶さがピークになるのかもしれない。とにかく深津絵里ファンにはおすすめの映画作品。

【写真】 たらこ



 たらこをいただきました。北海道の藤田水産というところのだそうです。明太子は好きなので美味しくいただけました。ちなみに辛子明太子はもっと好きです。

【アニメ】 『名犬ラッシー』

名犬ラッシー 完結版 名犬ラッシー 完結版
日高奈留美、 他 (2003/01/25)
バンダイビジュアル
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 1996年の世界名作劇場シリーズ作品。視聴率低迷で途中打ち切りになった作品らしい。『ロミオの青い空』や『家なき子レミ』や、またその他のシリーズのように不幸の連続で常に主人公がピンチに陥って視聴者に刺激を提供する作品ではなく、ほのぼのしすぎている作品というところが、あの時代の視聴者には受け入れられなかったのかもしれない。しかし、あの時代もそして今でもサザエさんやドラえもんなどはほのぼのアニメとして高い視聴率を誇っているわけで、本作の低迷の理由はもっと違う何かが原因なのかもしれない。面白みがない作品だとは感じた……。

【映画】 『恋に唄えば♪』

恋に唄えば♪ 恋に唄えば♪
優香 (2003/05/21)
東映
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優香と竹中直人が共演し、ドタバタな珍道中を描くミュージカル仕立てのラブコメディ。恋人・サトルにフラれたばかりのユミの前に魔法使いを名乗る男が現れ、彼女の願いを1つだけ叶えるという。ユミは別れた恋人を取り戻すことを願うのだったが…。
 優香と竹中直人のコメディとミュージカルの映画だった。ベタベタなネタとはいえ明るく進む話と竹中直人の存在感に序盤はそこそこ観られたが、ミュージカルが入り込んできてからはちょっと観ていられなかった。踊り、歌、演出、全てにおいて酷い出来だった。せめてミュージカルシーンがもっと高いレベルであれば、それに付随するお話もちょっとは評価できるのだが、肝心要がボロボロでは全く擁護できない。もしかしたら優香ファンなら少しは楽しめるかもしれない。僕は優香をかわいいとすら思ったことがないが……。

【映画】 『誘う女』

誘う女 誘う女
ニコール・キッドマン (2003/11/28)
ジーダス
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ニコール・キッドマン主演、実際に起きた事件を題材にした官能サスペンス。スターになることだけを夢見るお天気キャスター、スーザン。ある日、彼女は夢を叶えるためには夫が邪魔になると考え、男子高校生をそそのかし、夫を殺害させようと企てる。
 95年の映画だそうで、僕も確かにその当時本作の「CM」をテレビで観た記憶がある。ニコール・キッドマンがやたらに官能的に映し出されていたので今回実際に観てみるまでずっとエロ映画の類だとばかり思い込んでいた。

 実際の内容はドキュメンタリータッチだった。実際に起きた殺人事件を題材にして映画作品も如何にも事件を取り上げたドキュメンタリー番組のようにマスコミ報道や犯人と関わりのあった人物の証言を切り口に多角的な視点で一つの出来事を捉えていた。

 事件は、ニコール・キッドマンがテレビに出て有名になるという野望のために真っ直ぐに突き進むが、もう少し家庭を顧みるように促したり子作りを要望する夫を邪魔に思い、高校生の男を色仕掛けでそそのかし、夫を殺害させたというもの。本物の事件の方は全米で一大センセーションを巻き起こしたらしい。お話そのものとしてはありがちといえば、ありがちな話ではある。

 ニコール・キッドマンは色っぽくセクシーではあったが、際どいエロ描写があるわけでもなく、作品としてそれほどインパクトがあるわけでもなく、エロCMの記憶があるからどこか羊頭狗肉の感もあったが、それでも結構楽しめたという感想である。教訓はキャリアウーマンや家庭を優先できない女性とは結婚するな、かな。

【写真】 ブルーベリーのタルト





 安いお菓子でもわざわざ皿に載せてみると……少しは違ってきますね……。

【アニメ】 『家なき子レミ』

家なき子レミ 完結版 家なき子レミ 完結版
堀江美都子、 他 (2003/01/25)
バンダイビジュアル
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 世界名作劇場第23作目にして、地上波フジテレビで日曜の夜7時30分から放送された作品としては最後の作品。世界名作劇場としても最後の作品、と思いきや、来年1月からBSフジとbiglobeストリームで10年ぶりの世界名作劇場の新作である『レ・ミゼラブル 少女コゼット』が放送・配信される。

 家なき子のレミは実は捨て子ではなくて、盗まれた上で捨てられた子で実は良いところのお嬢さんで今まで良くしてもらっていた女性が本当のおかあさんだったというシンデレラスト−リーはまあ子ども向け・ファミリー向けの世界名作劇場だからということでさておいて、次から次へと苦難の壁が立ちふさがってもレミが心優しく明るく前進してそれらを乗り越えていくところはよく描けていたと思う。『ロミオの青い空』もそうだったが、このあたりの世界名作劇場の作品はどうせつまらないだろうと思っていたが、全然そんなことはなかった。せっかくであればリアルタイムで観ておけばと今になって少しだけ悔いているが、もっとも面白いのがわかっていたとして、当時思春期の真っ只中にいた僕が、牧歌的すぎる世界名作劇場を果たして観たかというと微妙な線だっただろう。今だからこそ楽しめてしまう、というところはあると思う。本作はそれまでの世界名作劇場シリーズで一番平均視聴率が低い作品だったそうだが、内容自体は決して過去のシリーズ作品に引けをとらない。是非とも多くの人に視聴を勧めたい。

 個人的に、ヴィタリスじいさんの「人を外見や職業で判断してはいけない」という言葉が作中にあるのだが、これは無論レミを通して視聴者側へのメッセージなのだろうが、その一方で、ヴィタリスが亡くなって、レミがガスパールの家に引き取られて、そこで、レミと同じ立場の多くの身寄りのない子どもと一緒に金稼ぎを命じられて稼げなかったら鞭で叩かれるなど酷い境遇で過ごすことになり、やがてレミを探していた本物の母親である家の小間使いであるネリーがガスパールの家を突き止めるが、ガスパールを見た目で胡散臭いとして、それで物語を好転へと展開させていったのにはちょっとだけ笑ってしまった。でも、気品にしろ卑しさにしろ優しさにしろ冷酷さにしろ外見に出るっていうのは確かにあるよなあ。

【本】 『女は死ななきゃ治らない あえて大和撫子改造講座』 (ビートたけし)

女は死ななきゃ治らない―あえて大和撫子改造講座 女は死ななきゃ治らない―あえて大和撫子改造講座
ビートたけし (1997/02)
祥伝社
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レディーファーストの本音と建前

 今の時代、なんでもかんでも、自分の思ってることを言っちゃうヤツなんていやしねえもの。正直者なんて、ただのバカだもんな。
 とくに夫婦のことなんてさ、誰も他人に本当のことなんてしゃべりゃあしないって。それは、アメリカだって同じだぜ。同じっていうより、もっとすごい。他人っていうより、夫婦どうしで化かしあっているっていうかさ、本音と建前がガラっと違うの。
 オイラがロスで知り合った四人組の男たちはさ、ディボース・ファミリーとか何とか、言っちゃって、要するに、全員、離婚経験者なわけ。それでもって、全員が男どうしで集まって、カミさんの悪口を延々と言っている。ファッキングとかシットとかきたねえ言葉つかってさ。こいつは、まだ女房といっしょにいるんだけれど別れられないとか、オレは帰りたくねえとか、そりゃエゲツなくやってる。
 ところが、そいつらカミサンの前に行くとさ、人の目のあるところでは、そりゃあもう紳士なんだよ、ジェントルマン。ドアを開けてやったりさ、いっしょに洗い物をやってやったりしてる。
 だけど、個人に戻るともうメチャクチャ。酒飲んでさ、あのクソッタレ女なんてやってるわけ。そういう点では、むこうはすごいね。
 レディーファーストなんて表だけで、裏じゃ、男どうしが集まったらさ、本当にカミさんの悪口とコーマンの話しかやってない。バカヤロー、あのクソ女ってさ……でも、一歩人前に出ると、ぜったいそういうことは言わない。表と裏、本音と建前がさ、じつにはっきりしてるんだ。そういうところ、オイラ、本当におもしろいと思うよ。
 そういう国だからさ、今でも男しか入れないところがいっぱいあるんだね。ゴルフ場なんかでも、いいところは女は入れない。滞在中に、オイラが行ったゴルフ場も、女は入れないって、相撲の土俵みたいだ。厳しいよ、そういうところは。
 カントリークラブっていうのは、女が入っちゃいけないことになってる。それで一時、もめてたらしいんだけど、まあ、建前では、女もゴルフをやってんだから仕方ないじゃないかってことになった。しょうがないから、レディースなんとかっていってさ、たとえば、月曜日なら月曜日だけとって女にやらせとく。
 でも、クラブハウスにはぜったいに入れないんだ。ふつうの飲み食いするところには入れるんだけど、もうひとつクラブハウスを作っておいて、そこにはぜったいに入れない。そこで、男たちはポーカーやったりしてるわけ。
 そういうところは、本当にはっきりしてるね。だから、一部の男っていうのは、レディーファーストの国なんていっても、やりたいことやってる。
 だそうです! 全く許せませんね、レディーファーストの国っていうのは!

 え? 日本は女性差別大国? 日本が女性差別大国だという事実はないだろ……常識的に考えて……。

【写真】 とろとろたまごのオムライス



 たまごは確かにとろとろしていて美味しいのですが、チキンライスがいまひとつでした……。

【アニメ】 『ロミオの青い空』

ロミオの青い空 完結版 ロミオの青い空 完結版
折笠愛、 他 (2003/01/25)
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 以前、『七つの海のティコ』について書いた時だったが、世界名作劇場は褪せたと書いた。その七つの海のティコが放送されたのが1994年。そして本作『ロミオの青い空』が放送されたのが1995年だという。七つの海のティコよりも後に放送されたという本作は正直いって大して面白くないのだろうなという先入観を持って鑑賞に臨んだが、意外にも世界名作劇場らしさを取り戻している作品で、観ていて嬉しくなり、とても楽しめた。機会があればダイジェスト版(完結版)だけでなく、全編をきちんと鑑賞したいと思ったほどだった。

 人買いに買われて、ミラノで煙突掃除夫として働くロミオと同じ境遇の少年達、そして親友のアルフレドが「黒い兄弟」を結成して不良少年グループ「狼団」と抗争していく様子は少年が主人公だからこそできたという抜群の設定であり、少女が主人公の名作劇場とは一味違っていて、それでいて、友情など名作劇場のお約束もふんだんにとりいれられているのが良い。

 ロミオとアルフレドの間で「誰もが自由に学び、自由に生きる時代をともに作る」という約束を交わすシーンは、読みたいときにいつでも多くの本を読むことができる恵まれた教育環境にいる子ども達に是非とも観てもらいたいシーンだ。

【映画】 『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』

映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史 映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史
藤子・F・不二雄、 他 (2001/03/14)
ポニーキャニオン
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 起承転結はしっかりしているし、コーヤコーヤ星が地球よりもずっと重力が小さいためにのび太たちが道具を使わずともスーパーマンになれるという設定は微笑ましい。またコーヤコーヤ星で過ごした2日という時間が地球の2時間に相当するところが、可処分時間がたくさんありつつも、その実、まだまだ時間が足りないと感じている子どもの心をくすぐる夢のある設定だと感じた。

 話自体は凡庸であるが、特に穴のない、ドラえもんとして自然に楽しめる映画である。

【写真】 カルビーポテトチップスうすしお味



 やっぱりカルビーのポテチは美味しいです。パリパリ感が良いですね。一番好きなのはコンソメですが、うすしおも美味しかったです。

【映画】 『NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』

NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE プレミアム・エディション NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE プレミアム・エディション
香取慎吾 (2005/02/02)
ジェネオン エンタテインメント
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 忍者ハットリくんは子どもの頃にアニメでよく観ていて親しんでいたので、実写映画作品として制作された本作がアニメで観ていた頃の記憶と随分違っていてシリアスになっていたというギャップに戸惑った部分はあるもののそれでも香取慎吾のコミカルな演技が作品のシリアスタッチに覆う緊張の膜を幾分かは和らげていた。香取慎吾のハットリ君はハマリ役だったと思う。

 個人的にはもう少しコメディ路線を強くするかアクション要素をふんだんに取り入れて欲しかったが、子ども向け・ファミリー向け映画としては無難な出来。作品に対して大真面目に取り組まれているんだなという制作者側の熱意のようなものは感じることが出来た。

 ただ、いい年こいた男が一人で観る映画ではない……。

【映画】 『北の零年』

北の零年 通常版 北の零年 通常版
吉永小百合 (2005/07/21)
東映
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 北の大地を開拓するって大変なことだったんだなあ。と一応思わせてはくれたが、映画作品としてはつまらない。キャストは豪華すぎるほどに豪華なのだが、脚本と演出がいまいち。

 食い扶持を稼げない武士くずれよりも商人の方が偉くて、結局女も金のある奴の方になびいたところまではまだよかったが、村のために旅立っていった渡辺謙が実は最大の裏切り者として映画後半に登場し、今までの悪者も含めて村のために一致団結して渡辺謙に戦いを挑んでいたのは可笑しくてつい笑ってしまった。ラストサムライのイメージで観てしまったことが原因かもしれないが、渡辺謙ほどのビッグネームが満を持しての後半登場に、どうなるんだと話の急展開を期待したが、政府側の役人として任務を遂行して村の人間を裏切りっぱなしの悪役で終わるところなどは良くも悪くも期待を裏切られた。しかし、作品全体としては人の立場や愛憎感情の流転の激しさが如何にも昼間にテレビでやってそうなメロドラマ調で鼻白んだ。

 吉永小百合が主演で色んな男から情を寄せられる役どころなのも無理がありすぎるだろう。お世辞にもハートウォーミングな映画とは言えず、クリスマスにテレビ放送するのには相応しくないような気がしたが、しかしこれが『ハウルの動く城』のように年をとっても女性は魅力的だよという制作者側のメッセージがこめられている故に吉永小百合を主演に据えた作品なのだとしたら、これはこれでクリスマスに一人で観ていた女性向けとしてはよかったのかもしれない。

【写真】 ケーキ





 ケーキを食べました。

【映画】 『県庁の星』

県庁の星 スタンダード・エディション 県庁の星 スタンダード・エディション
織田裕二 (2006/10/27)
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 県庁のエリート公務員(織田裕二)がハコモノ公共事業に伴う民間企業への研修としてスーパーに派遣される。マニュアルが全てで今までやってきた織田裕二はスーパーというマニュアルだけでは通用しない販売サービスの世界で悪戦苦闘するが、そこで出会ったスーパーのパート店員・柴咲コウとの間に絆を徐々に芽生えさせて、やがて自身のそれまでのエリート意識を改め、奉仕精神を身につけ、それを県庁内に持ち込んで伝播させ、県政への改革に取り組んでいく。

 エリート公務員役の織田裕二はハマリ役。エリート意識が鼻について憎たらしい奴なんだが、それを織田裕二が演じているとそれでもどこかで許せる部分があって、この人の変化ならみてみたいという気持ちにさせてくれる。スーパーの店員役の柴咲コウもやはりハマリ役で、小姑のような立場でありながら、容姿端麗でかわいらしくあり、やはりこちらもどこかで憎めない。両主演の魅力が最大限に発揮されており、二人のやりとりは何気ない会話であっても観ていて楽しい。

 ただ、ストーリー自体はベタで陳腐だ。県庁やスーパーの舞台裏的な描写は面白いとはいえ紋切り型だし、それらに対する解決策・打開策もまた紋切り型で、行政改革を訴える作品としては非常に小さくまとまってしまっていてワイドショー的レベルの作品になってしまっている。

 とはいえ、たとえ小さくとも話にまとまりがあるわけだしセンスも悪くなくユーモラスで、織田裕二と柴咲コウのコンビは文句なく素晴らしいので娯楽作品としては十分に楽しめる。Amazonレビューにもあるが、映画というよりもテレビのスペシャルドラマという感じで観るのが吉だろう。

【映画】 『ターミネーター』

ターミネーター ターミネーター
アーノルド・シュワルツェネッガー (2006/10/27)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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 すごい有名な映画ではあるが、僕は今回が観たのは初めてだった。感想は……うーん、大衆娯楽映画としてのスリル・アクション・ロマンスというツボはきちんと押さえてあるし、、最後の話のオチもまずまずなのだが、世間一般で評価されているほどには楽しめなかった。というか正直なところ、退屈気味だった。

 アーノルド・シュワルツェネッガーのムキムキの肉体はすごいとは思った。

【映画】 『バイオハザード』

バイオハザード バイオハザード
ミラ・ジョヴォヴィッチ (2006/06/23)
アミューズソフトエンタテインメント
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 バイオハザードは大昔にドリームキャスト版のバイオハザード2を知人に借りてほんの少しプレイしたことがある程度。ゲームシリーズは日本だけでなく海外でも高い評価をもらっているようだが、僕はあまり楽しめなかったという記憶を持ちながら、本作の鑑賞に臨んだ。

 全く期待せずに観たからかもしれないが、映画版バイオハザードはかなり良い出来なのではないだろうかと感じた。ミラ・ジョヴォヴィッチの華麗なアクションは格好よかったし、ホラー映画的な演出が作品を引き立て、ゾンビはグロすぎず滑稽すぎず、エンターテイメント映画として十分すぎるほど楽しめた。ゲーム版バイオハザードもやってみたくなったと思ったほどである。ゲームを映画化して成功した例はあまり多くないと思うが、本作シリーズは来年には完結編となる映画第三弾の公開を控えるなど、大成功した稀有な例ではないだろうか。

【写真】 DONBURI亭牛丼



 白滝が入っていてちょっとすき焼きタイプの牛丼でした。

【ゲーム】 『信長の野望Online』

信長の野望 Online ~破天の章~ 信長の野望 Online ~破天の章~
Windows (2006/12/13)
コーエー
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 先日、和風MMORPG(Massively Multiplayer Online Role Playing Game)として人気を博している『信長の野望Online』の拡張ディスク第二弾である破天の章が発売された。破天の章にはそれまでの侍・鍛冶屋・忍者・神職・僧侶・陰陽師・薬師の7職に加えて新たに歌舞伎の職が加えられている。装備品には宝玉という新たな要素が加わり、新しい特化技能と潜在能力、そしてダンジョンも追加され、プレイヤーキャラクターは更に高みを目指すことができるようになる。

 実は信長の野望Onlineをプレイしていたことがある。飛龍の章発売からわずか数ヶ月であったが、とりあえずメインキャラクターをレベル60(現段階で最高)まで上げたし、家老にもなることができた。これがどの程度やりこんでいるかというと、廃人と呼ばれるぐらいにやりこんでいるプレイヤーからすれば「だから何?」であろうし、1日1丹(およそ100分)程度の狩りしか出来ないサラリーマンプレイヤーからすれば十分に異常者扱いされるだろう、という程度である。

 このゲームの特徴はなんといっても仮想戦国時代の世界で合戦を行い領地の取り合いをするところにある。単に合戦をするわけではなくて、それまでに献策(投票システムみたいなもの)によってその国に所属する一人一人のプレイヤーの意思によってどこの国と同盟を結ぶか、どこの国と敵対するか、などが決定される。一人一人がバラバラで献策をしてしまうと効果的な外交が行えないことがあるので、運営委員会・評定・会議といったものがユーザーの手で立ち上げられ、政治ごっこが行われる。

 僕がプレイしていた頃は、まだ盾侍の特化は武士道よりも軍学の方が主流で自制心や沈黙が強力で、物理攻撃が痛い敵には鍛冶2構成があった時代で、自制心の弱体修正や沈黙のウェイト増などで徐々に軍学の居場所がなくなるのだが、やがて結界が強力になり、武士道の心頭滅却が注目され出す。まだ合戦の戦法もゲリラという戦い方ではなく、武将徒党を組んでその徒党を武将に取り付かせるために多くの人がサポート・囮・露払いをするという正攻法のやり方が主流であったように思う。必然的に陣の防衛が重要になり、味方との情報のやりとりをしながら、どこに敵が攻めてくるのか考えながら待ち構えるのだが、これが非常にしんどい。それまでの会議などは実は献策システムのためではなく、所属勢力への帰属意識を高めるために利用されているのではないかと穿ってしまうほどで、逆に言えばこの作業が出来る人は愛国心がある人として合戦常連者から認められ、国に溶け込むことができる。ただそんな暇なことが出来るのは一部だけで、劣勢の勢力についていると外交などもうまくゆかず、合戦では疲弊するだけなので、多くのプレイヤーは気楽に合戦参加のできる勝てる国に移ってしまう。

 戦闘システムはクローズドバトルだが、バーの長さにより相手の行動を読むのはなかなか面白かった。今までプレイしたネットゲームで一番面白いゲームだったが、ある程度上が見えてくるとどうしても2アカやRMT(リアルマネートレード)に手を出さないと僕のイン時間では壁を乗り越えられないなと思ってやめてしまったが、先日破天の章の発売と同時に体験版で久しぶりにインをしてみた。破天の章から隠れ里というシステムが導入され、新規プレイヤーでもレベル20前後までは簡単にレベルと修得を上げられ、僕が必死こいていた泣き草の時に比べればだいぶ楽になっていた。これはとても素晴らしい仕様だと感じた。だが、新規プレイヤーで隠れ里を出た後の厳しい世界についていけるのはほんの一握りなのだろう……。

 とはいえ、飛龍の章が出たときから末期末期といわれつつ今でも続く信onが多くのプレイヤーを惹きつける魅力的な世界を提供していることは間違いない。仮想戦国時代の世界の行く末を見守りたい。








【映画】 『たそがれ清兵衛』

たそがれ清兵衛 たそがれ清兵衛
真田広之 (2005/04/28)
松竹
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藤沢周平原作、山田洋次監督の傑作時代劇。貧乏で日々内職にいそしむ通称“たそがれ清兵衛”。ひょんなことから彼はその強さを知られ、藩命で果し合いをすることに。困惑する清兵衛だったが、これを機に幼馴染への秘めた恋に決着をつけようとする。
 うーん、案外と評判が良いらしいので観てみたが個人的にはいまいち。『ラスト・サムライ』なんかとどっこいじゃないかなあという評価である。

 映像は如何にも和風で日本家屋らしい物暗さが見事に演出されており、淡々と静かに流れる田舎の風景も美しい。役者陣も主演の真田広之の好演が光り、主演女優の宮沢りえを始めとした脇を固める俳優陣も豪華で存在感があった。

 派手さにかけるが、家族を守るために武士の魂である刀を売ったほどの真田広之の役どころはそれもまた一つのサムライとしての生き方であろうと思わされる。とはいえ、ハッピーエンド的に終わったのは良いが、結局ただの時代劇ロマンスではなかったか。

 しみじみと出来たが、迫ってくるものは何もなかった。

【写真】 豆腐もできる豆乳



 豆乳は調整してあるもののほうが飲みやすくて好きなのですが、たまには無調整で濃厚なものも良いものです。

【本】 『弟切草』 (長坂秀佳)

弟切草 弟切草
長坂 秀佳 (1999/04)
角川書店
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 ゲーム『弟切草』のノベライズ版。ストーリーは書き下ろしのオリジナルになっており、ゲーム未体験の人間にも楽しめるように配慮されている。が、つまらない。これは読者を舐めているのだろうか。それとも著者の文体がもともとこういったものなのだろうか。あかほりさとるだってもう少しまともな文を書くのではないかと思わざるをえない幼稚な文体と台詞回し。もしもゲームファンなんてそんなもんだからと侮ってわざと平易にしたのなら残念である。

 窮地に陥った場面において性的行為や愛の言葉で乗り切ってしまうストーリー展開もいまいちだった。純粋にミステリー&ホラー小説として評価してもこれはかなり低い評価となる。評価できるのは、どんでん返しにつぐどんでん返しの展開を頑張って繰り広げているのが伺えるところだ。

【アニメ】 愛少女ポリアンナ物語

愛少女ポリアンナ物語 完結版 愛少女ポリアンナ物語 完結版
エレナ・ホグマン・ポーター、 他 (2002/03/25)
バンダイビジュアル
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 父と母をなくしたポリアンナが自分のことを厭う叔母のもとで生活をしてくという話。どんなに辛い目にあっても「よかった探し」をして明るく前向きに生きようとするポリアンナの姿勢が次第に叔母の心を開かせていくのが良い。作品中に家庭には婦人の手と心と子どもが必要だという台詞が登場するが、これにも同意である。

 世界名作劇場の中でヒットした作品らしいが、僕はそれを知らず、視聴するまでマイナー作品の類だとばかり思っていた。ポリアンナのような女の子が大人になって幸せな家庭を築けるのだろう。1986年にこの作品をリアルタイムで視聴した日本女性は実際にポリアンナのような成長を遂げられたか? どう見ても遂げられていないだろう(まあポリアンナという言葉は本作の原作より転じて楽天家という意味にもなったらしくその意味では立派にポリアンナの道を歩んでいるのかもしれないが)。

 ちなみに、本作は2部構成であり完結版(ダイジェスト版)に収録されているのは、1部のみなのだとか。へえー。

【写真】 筑波山麓牛乳



 パックの側面に3-A-Dayの広告が掲載されておりました。なるべく心がけたいと思います。踊らされてるような気もしますが。
3-A-Dayのルールは簡単。牛乳・ヨーグルト・チーズをどれでも1日3回(または3品)、食生活にとりいれる。そうすれば少ないエネルギー(カロリー)で食生活が改善されて、栄養バランスの良い食事になるという、簡単で手軽にできる健康習慣の提案です。

【映画】 『チャイルド・プレイ』

チャイルド・プレイ