コウイチブログ

本と映画と、ついでに市原市
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【写真】 かつおのたたき



 いつまでも魚が普通に食べられる世の中であってほしいですね。

【映画】 『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』

映画ドラえもん のび太とふしぎ風使い/PA-PA-PAザ☆ムービー パーマン 映画ドラえもん のび太とふしぎ風使い/PA-PA-PAザ☆ムービー パーマン
藤子・F・不二雄、 他 (2005/07/20)
ポニーキャニオン
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 話がどうのこうのというよりも、全編に渡ってそれまでの映画ドラえもんシリーズにおいての既視感のあるシーンのオンパレードで新鮮味にかける。オマージュとかそういうレベルでもないような気がするが、2003年の作品ということで、新しく映画ドラえもんシリーズを観る子どもには良かったのかもしれない。他のドラえもんシリーズをチェックした後に観るとちょっと残念な作品ではある。せめて敵に操られるのがスネ夫ではなくてジャイアン……いやしずかちゃんだったらなあ……。

【写真】 バウムクーヘン



 個人的にはバウムクーヘンは輪状のものにかぶりつくのが好きなのですが、こうして食べやすくカットしてあるのもなかなか……。

【映画】 『アインシュタインガール』

アインシュタインガール デラックス版 アインシュタインガール デラックス版
岩佐真悠子 (2005/12/22)
ジェネオン エンタテインメント
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人気アイドル・岩佐真悠子主演による感動ファンタジー。ある日、女子高生の薫は母を交通事故で失った日に見かけた少女と再び顔を合わせる。そして親友・ヤマと環状鉄道で学校に向かっていた薫は、突然母の事故の2日前にタイムスリップしてしまう。
 作中、タイムスリップ後すぐに科学的が説明が始まりSF素人の自分にはもしかしてただのアイドルものではなくて本格的なSF作品なのかも、と身構えもしたが、ちゃんとした(?)安っぽいアイドルものの映画作品で安心した。

 とりあえずSF素人として疑問に思ったのは、
・なぜ1年前にタイムスリップしたことになっているのにインターネットで未来のニュースを見ることができたのか。
・人間には姿が見えず触れることもできない(すり抜ける)存在なのに他の物質に触れることが出来たのは何故なのか。
・母親の命を救おうとしたヒロインの命を若い頃の母親が救うという倒錯した設定になっているが、それならば母親は元々危険を避けることも可能ではなかったのか。
 などなどがあるが、あまり深く考えないほうがよいのだろうか。

 ありがちな恋愛ストーリーではなくて、母子愛を中心とした家族愛が描かれていたのは良かった。また、舞台が千葉県佐倉市のユーカリヶ丘なのだが、割と魅力的な街に映っていたて少し心惹かれた。ただし、ユーカリヶ丘というネーミングはどうなのよとは思う。電車につけられているコアラ号という名前は可愛いと思ったが……。可愛いといえば、可愛いと評判の人気アイドルの岩佐真悠子ね、いわまゆ? いわまゆが可愛いから作品がつまらなくても許すという感想があるが、いわまゆをそんなに可愛いとは思えない自分にとっては……まあいいか。

【映画】 『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』

映画ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記 映画ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記
藤子・F・不二雄、 他 (2004/11/17)
ポニーキャニオン
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 ドラえもんが未来から持ち帰ってきたハズレ福引券の景品である小惑星において創り出されるねじまき都市を舞台にした物語。

 思い出の詰まったぬいぐるみに命を吹き込み、理想の都市を造っていくというのは夢があってよかった。

 話自体は従来の映画シリーズと重なるテーマで進められていき、それほど面白みがあるわけではないが、最後の敵として存在する熊五郎や熊五郎のコピー達との決着のつけ方がよい。熊五郎のコピーの中にただ一人、良心が強い存在があり、最後、コピーされた熊五郎と本体の熊五郎を無理やり合わせるのだが、その時に良心の熊五郎が勝つというのはなかなか感動的だった。どんな悪人にも良心があるというのは翻せば、どんな善人にも悪人としての一面があるという残酷なことでもあるが、そのことの示唆など本作はそのメッセージ性を感動的に表現しているという点で同シリーズの中でも佳作である。

【写真】 八幡屋の鰻





 市原市に八幡屋という市内ではかなり有名な鰻屋がありますが、そこのうなぎをいただきました。うーん、やっぱり専門店のうなぎは違います。

【映画】 『大夜逃 夜逃げ屋本舗3』

大夜逃-夜逃げ屋本舗3- 大夜逃-夜逃げ屋本舗3-
中村雅俊 (2002/02/25)
バンダイビジュアル
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弱きを助け強きをくじく、現代社会の救世主“夜逃げ屋”の活躍を描いた社会派コメディムービー第3弾。「3食昼寝付きで借金チャラ」とそそのかされ、収容所で過酷な労働をさせられてきた哀れな負債者を逃がすため、夜逃げ屋が大仕事を決行する。
 3作目となるとマンネリ感も漂うが、破産手続きの盲点など一般庶民としてあまり知らないところをついて巧みに追い込む金融業者の姿の描き方は見事。本作では収容所で強制労働をさせることで無理矢理お金を返させる方策を金融業者がとっていて、そこの人間全部まとめて逃げさせるというのが今回の夜逃げ屋。大夜逃というタイトルは『大脱走』のオマージュだと思われるが、大脱走に比べてハラハラドキドキのスリル感を全然感じなかったのが残念である。

 とはいえ、困った人に対して夜逃げさせるだけでなく、夜逃げ先での住居や就職先などのケアの行き届いた夜逃げ屋さんの存在がなかなか心温まる素晴らしい作品シリーズであった。

【本】 『RPG幻想事典』 (早川浩)

RPG幻想事典 RPG幻想事典
Nikov、早川 浩 他 (1986/12)
ソフトバンククリエイティブ
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 テーブルトークRPGというものを知っているだろうか。普通、僕ぐらいの世代がRPGと聞くとドラクエやFFなどのコンピューターRPGを思い浮かべるが、テーブルトークRPGは本書『RPG幻想事典』でいうところのボードRPGであり、テレビゲーム側が処理してくれるものを淡々と操作するのではなくて、冒険の世界や目的からキャラクターまで生身の人間が創造して演じるゲームである。

 僕がテーブルトークRPG(ボードRPG)の存在を初めて知ったのが中学生の頃だった。当時、同じクラスのオタクチックな奴らが興味を示していて、『GURPS』なんかを読んでゲームつくりに励んでいたのだ。その時におおまかにテーブルトークRPGというゲームがどんなものなのかというのを知った。RPGというとドラクエとかちょっと高度になってもウィザードリィのようなものだと思っていたから、テーブルトークRPGのように自分達で一から(といっても予め魔法や武器・モンスターは設定されている本が売られていてそれがGURPSだった。つまりGURPSに書いてあるのはこの武器は攻撃力いくつとか、モンスターのステータスとか、キャラクターの性格についてとかそんなことのデータだけだった)シナリオを作り上げるゲームには正直ショックを受けた。プレイヤーは自由に行動をすることができ、その行動を想定しつつうまく処理していかなければいけないゲームマスターの大変さや、何よりもキャラクターになりきらなければいけないプレイヤーの気恥ずかしさを察して僕は結局今に至るまでテーブルトークRPGプレイする機会に恵まれていない。

 だが、本書『RPG幻想事典』を読んでテーブルトークRPGに魅力を感じ、プレイしなかったのは勿体ないと感じるようになった。本書はテーブルトークRPG(ボードRPG)の奥行きの深さと幅の広さと無限の可能性を秘めた楽しみについて魅力的に紹介されている。また、RPGの幻想的な世界の背景的なものを作り出すのに大きく影響を与えているという『アーサー王伝説』と『指輪物語』の概略や神話とRPGの世界との関わりが分かりやすく説明されている。
ウィッチ
【WITCH】

 ウィッチとは魔女のことである。魔女というのは、女の魔法使いという意味ではない。中世ヨーロッパにおいて、夜中にホウキに乗って空を飛んだり、怪しげな薬を作ったりしていた、あの魔女のことである。悪魔と契約して魔法を使わせてもらうかわりに、世の中に悪をまきちらす邪悪な存在である。
 キリスト教がヨーロッパに広がるにつれ、魔法を使うのは神を冒涜することになっていった。おかげで、それまでの祭司のような地位にあった魔法使いは、いっきに邪悪な存在になってしまった。
 これは、北欧神話のオーディンの使いであったヴァルキリーが、キリスト教の影響で魔女になったことと、軌を一にする。
 ちなみに男の魔女(?)はウォーロック(WARLOCK)と呼ばれている。
 魔女はよく黒猫を飼っているが、あの黒猫は悪魔と契約したときに、悪魔が魔女の助手としてつけた小悪魔である。インプ(IMP)と呼ばれる小さい悪魔で、魔法を使えるわけではない。ただ、悪魔との契約を守って悪いことをしているかどうか、監視しているのだ。
 魔女の魔法というと、最初に思いつくのは人を呪い殺すことである。これにはワラ人形を使うのが一般的で、ワラの中に呪いたい人間の髪の毛を入れ、ワラ人形を痛めつける。ワラ以外にも、ロウや粘土で作った人形を使うこともある。
 このほかにも、人を殺して心臓を食べてしまった後、心臓のあった場所にワラを入れておき、その人間を生かしたままにするという魔法もある。心臓がワラになってしまった人間は、やさしさが失われてしまうといわれている。まさに悪魔のなせる業といえるだろう。
 なお、この魔女が金曜日の晩に集まって悪魔とともに開く集会はサバトと呼ばれていた。
 上記のようにRPGによく登場するモンスターについての説明も豊富である。だいぶ古い本なので、現在では恐らくこれよりもずっとわかりやすくレベルの高い本もあるかもしれないが、ボードRPGのことだけでなく、普段何気なく接しているコンピューターRPGの幻想世界の背景的なことや、よく見かける名前の由来などについて入門的に読む本としても本書はおすすめである。

【写真】 緑黄色野菜ウエハース



 にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・モロヘイヤ入りだそうです。こうして美味しく野菜を摂取できるのは嬉しいのですが、やっぱりウエハースはミルクカスタード・チョコ系が一番ですね……。

【映画】 『大脱走』

大脱走 大脱走
スティーブ・マックイーン (2006/10/27)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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 名作中の名作と名高い『大脱走』を観た。第二次世界大戦中の1944年に、実際にドイツ空軍管轄下の捕虜収容所(ドイツ・サガン近郊、独軍第3捕虜収容所)でイギリス空軍少佐ロジャー・ブッシェル指揮のもと起こった脱走劇を映画化したものらしい。

 中盤以降から実際に試みられる250名(途中でドイツ兵に見つかるので実際に逃げられたのは76名)の大脱走劇以降は観ていて高い緊張感が身体を覆い、手に汗を握らされた。逃走した76名のうち50名が射殺されたという悲劇的な結末を迎えるのだが、躍動感と快活さとスリルに溢れきっていた脱走劇のおかげで暗さを感じることはなかった。

【写真】 春雨 キムチ豆乳



 こちらは少しピリ辛で食欲を刺激されるのでダイエット食品としては向いてないかもしれないですね。

【映画】 『夜逃げ屋本舗2』

夜逃げ屋本舗2 夜逃げ屋本舗2
中村雅俊 (2002/02/25)
バンダイビジュアル
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 夜逃げ屋本舗シリーズ第二作。前作がユーモラスに満ちた社会派コメディ映画だったが、本作では「自己破産」に焦点が当てられた上で借金に追い詰められ自己破産をした人達がなお悪質な金融業者に執拗ないやがらせからと取立てを受けたり、またその上で精神状態に追い詰められて家族離散の危機に陥るなどコメディ路線よりもシリアス路線に転換したような感じがある。もっとも、金を借りる側のルーズさや、借金を踏み倒された結果として逆に借金を背負って首が回らなくなった良心的な金融業者など様々な視点軸を有しており、話自体に厚みがあり割と考えさせられたので、シリアス路線は功を奏しているといえるだろう。

 本作では主人公の会社は夜逃げ屋から自己破産の代書屋に変わって活躍しているが、そこは夜逃げ屋本舗、最後の最後でやはりお約束の夜逃げ屋業の手腕を発揮するところがエンターテイメント映画らしい。役者陣も前作からの御馴染みのメンバーに加えて風間杜夫や細川俊之など相変わらずの個性派揃いで、良い意味で庶民臭さが出ている抜群のキャスティングだろう。それとこれは前作もそうだったが、10年以上前の高木美保はかなり綺麗だったのに驚いた。

【映画】 『夜逃げ屋本舗』

夜逃げ屋本舗 夜逃げ屋本舗
中村雅俊 (2001/12/21)
バンダイビジュアル
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後にシリーズ化された、中村雅俊、高木美保出演の社会派コメディ映画。「返さなくて良い金は正々堂々と踏み倒す」を信条とする庶民の味方であるプロ集団「夜逃げ屋」に情熱を傾けた男と、債権回収に闘志を燃やす女の熾烈な戦いを描いている
 話の筋自体はこの手の社会派をきどったコメディとしてオーソドックスだが、金にまつわる悲哀さや簡単に詐欺行為に騙されてしまう一般庶民をユーモア交えて描かれているのは良かった。追い詰められた人間に対する描写は、金が絡むともっと狂気的になるのではないかと思うが、夜逃げ屋の存在で人間らしさを保てたということであれば、娯楽映画としてありだろう。中村雅敏や大竹しのぶ、谷啓、など役者陣も個性揃い。しかし、現在のように実際に金に追い詰められている人が大勢いる(らしい)なかでは、この映画をコメディとして笑って楽しめるか。と疑問に思ってしまうほど、今は世知辛い世の中ですなあ。なんてね。

【写真】 春雨 野菜白湯



 春雨を食べました。間食として食べたので、ダイエット効果はないかも……。ダイエットしてる人って一食をこれだけとかで済ませるんですよね? すごすぎです。

【映画】 『ドラえもん のび太の南海大冒険』

映画ドラえもん のび太の南海大冒険 映画ドラえもん のび太の南海大冒険
藤子・F・不二雄、 他 (2005/04/20)
ポニーキャニオン
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 何でも本作は、藤子・F・不二雄の没後第一作目の映画ドラえもんであり、それまでの映画ドラえもんシリーズと比して配給収入が最高であったらしいのだが、実際に観てみるととても信じることが出来ない出来である。のび太やドラえもん、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの友情の強さが描かれており、それぞれのキャラクターが力を合わせながら活躍しているのでそういう部分では王道的ではあったが、いきなり吉川ひなのの下手糞な歌を聴かされるところからして苦痛であるし、話の内容も家族で楽しむ内容というよりもお子様だけが楽しめる内容にシフトされており、つまり小難しいけど何か良いこと言ってるかも的なメッセージがなくなっているということで、退屈であった。あえて挙げるならば、遺伝子を操作して人間が好き勝手に生物を創り出すところは、それなりに考えさせられたが……。

【映画】 『ウォーターズ』

ウォーターズ 通常盤 ウォーターズ 通常盤
小栗旬 (2006/09/06)
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
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 7人の素人ホストの悪戦苦闘振りが描かれている映画。ホストものだが、よくありそうな素人が業界に入ってカルチャーショックを受けながらも徐々にホスト色に染まっていくというものではなく、自分達の手で一からホストクラブを作り上げていくという設定。よって、ここ数年テレビのドキュメンタリー番組でよく見るホスト業界の生々しい厳しさといったものとは無縁で、コメディタッチにデフォルメされている。全体的な内容も小さくまとまってしまっており映画というよりテレビドラマを観ている感じ。主演の小栗旬? とかそこらへんの俳優が好きな人向けなのだと思う。

【写真】 桃屋のキムチの素



 最近肉を炒める時は塩コショウや醤油ではなくてこれを振りかけてます。ピリ辛になっていい感じです。

【映画】 『武勇伝』

武勇伝 武勇伝
魔裟斗 (2003/08/28)
ハピネット・ピクチャーズ
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 魔裟斗が主演している新宿ストリートファイト映画。ストーリーはあってないようなものである。更に魔裟斗に演技力と存在感が無いので観ていて辛い。喧嘩シーンが巷に溢れているアクションの映画のようにスタイリッシュなものではなく、本当に喧嘩をしているかのような暴力と暴力のぶつかり合いだったのは良かったかもしれない。ただ、まあ魔裟斗のファンならともかくそうでないなら時間を無駄にしたと後悔してしまうこと必至の出来ではある。これは観てはいけない。

【映画】 『完全なる飼育 香港情夜』

完全なる飼育 香港情夜 完全版 完全なる飼育 香港情夜 完全版
伊藤かな (2003/04/19)
ハピネット・ピクチャーズ
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 拉致された女子校生が監禁されていくうちに犯人側に情を寄せて心も体も愛し合うという素敵なH作品、完全なる飼育シリーズ三作目。

 本作は舞台が香港になっている。ヒロインの女子校生(伊藤かな)が修学旅行中に訪れていた香港で乗ったタクシーの運転手に拉致されてしまうのだ。それなんてエロゲ?

 しかもこのシリーズのお決まりのように監禁されていくうちに犯人の虜になってしまうのだ。それなんてエロゲ?

 言葉が通じなくても心は通じ合うのです。しかし、助けて、を連呼して言葉が通じないとあきらめるのはどうでしょうか。ヘルプぐらい使ってもよかったのはないでしょうか。

 本作はヒロインの家庭環境の崩壊をバックボーンにすることで観ている側としては男に心と体を委ねていくところを感情的に理解しやすいが、映像描写としては粗っぽく感情の機微は描ききれていなかったように思う。エロゲーの調教モノは一定の数値の好感度ではこういうセリフになるというのが決められていて、ある数値を区切りに女の態度もがらりと変わるが、本作もそういう感じで微妙に変わっていくというよりもゲームのように段落を境に態度が変化している。

 もっともそんなことは野暮なことかもしれない。本作の見どころはやはり伊藤かなのヌードであり、濡れ場であろう。顔は『愛の40日』の深津理絵の方が好みであるが、体は伊藤かなの方がムチムチしていて艶かしさを感じた。また、セックスシーンが割と本格的で男優が頑張って腰を使っていたり、伊藤かなの胸をひたすら揉みまくったりとかなりいやらしく表現されている。

【写真】 森永ビスケットチョイス



 村上龍の『だいじょうぶ・マイフレンド』に世界で一番美味しいビスケットとして登場していた森永のチョイスビスケットです。オーソドックスな感じですが、確かに美味しいです。

【本】 『法の世界へ』 (池田真朗・犬伏由子・野川忍・大塚英明・長谷部由起子)

法の世界へ 法の世界へ
池田 真朗、野川 忍 他 (2006/02)
有斐閣
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 その昔、わずかな期間大学生だった頃があるが、その頃に一般教養としてとった法学のテキストブックに使われていたのが本書だった。僕自身、かつて伊藤真の試験対策シリーズの憲法と民法関連だけ読んだことある。伊藤氏の著作は法の素人である自分にとって専門的なことがとてもわかりやすく書かれていたが、それでもある程度は腰を入れて読まなければ理解が難しい内容であった。それに対して、本書『法の世界へ』は本格的というものではなく、入門のそのまた入門という感じで、身近な出来事、例えば就職・結婚・契約などと法の関わりを記述していて、新書や文庫のように気楽に手にとって読み進めることができる。徹底的に理解しやすく砕いて書こうという姿勢のせいか、物事に対する著者の主観的・感情的な文章になってしまっている部分も見られるが、読者に対して法に興味を持たせるという目的は十分に達成できている出来ではないかと思う。

【写真】 フレンチトースト



 フレンチトーストです。ウェブで調べるとハチミツやバニラエッセンスを加えるといいらしいのですが、とりあえず卵と牛乳と砂糖のみで作りました。まあまあ良く出来たかも……。

【映画】 『ドラえもん のび太とロボット王国』

映画ドラえもん のび太とロボット王国/ザ・ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール! 映画ドラえもん のび太とロボット王国/ザ・ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!
藤子・F・不二雄、 他 (2004/07/14)
ポニーキャニオン
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 冒頭でスネ夫のペットロボットが登場するところ、ロボットの王国、ロボットと人間の関係のあり方、そしてラストシーンであるのび太たちが母親に抱きつくシーンというのはそれぞれ『鉄人兵団』と『パラレル西遊記』で既視のネタ。意図的にそう制作されたのだろうが、残念ながら作品としてはそれらのシリーズに優っているとは思えなかった。

 ロボットと人間の関係や親子の絆などは感動的に描かれているが、他のシリーズに比べて諧謔がない。

 ロボットというのは五木寛之の『生きるヒント』にも書いてあるが、元々はチェコ語のロボタが語源になっており、これは強制労働を意味する。その意味では、ロボットが人間の命令のままに忠実に作業するように造られるのは仕方がないのだが、ロボットや道具だけに頼るな、などという普段ドラえもんがのび太に発する教育的メッセージを素直に受け入れたときに、本作のように果たしてロボットをロボットとして残酷に扱ったり頼りすぎたりしていていいのだろうかという問いかけは非常に意義深くなる。もう少し話自体に面白みがあれば、といったところなのだが。

【映画】 『夕陽のガンマン』

夕陽のガンマン アルティメット・エディション 夕陽のガンマン アルティメット・エディション
クリント・イーストウッド (2007/02/02)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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 クリント・イーストウッド主演の西部劇映画。音楽から舞台からこれぞ西部劇という雰囲気が見事に出ているのが良い。クリント・イーストウッドの渋い顔つきに惚れそうになるが、他の登場人物たちも眼光鋭く、戦う前から戦闘を暗示していて、映画全体の格好よさが演出されている。やや、アクション自体に演出過剰な部分が見られたのはご愛嬌として、賞金首になるほどの無法者達と賞金稼ぎ達との間の戦いや駆け引きは手に汗握るものだった。ストーリー性も映画のアクション性やテンポを崩さない程度に、そして装飾品的にセンス良く散りばめられており、娯楽映画としては十分に高い評価を得てよい出来だろう。

【写真】 新中華街五目あんかけ焼そば



 レンジでチンしても麺がフヤフヤにならずに焼いたような堅さが残るところと、あんの具の充実具合はかなり評価できます。結構アタリの冷凍食品でした。

【映画】 『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』

映画ドラえもん のび太の宇宙漂流記 映画ドラえもん のび太の宇宙漂流記
藤子・F・不二雄、 他 (2005/07/20)
ポニーキャニオン
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 これは駄目でしょう。それまでのシリーズの焼き直しでしかないし、焼き直しでもどこか改良されている部分があればよいのだが、そういった部分も見当たらない。ストーリーも導入部から結末までただただ退屈だった。テストで100点取ったことが幻の世界であることの伏線になっていて、エンディングで0点の答案を突きつけられて現実の世界に戻ったとのび太とドラえもんが喜ぶシーンにはそれなりに可笑しみがあったが、作品そのものとしては駄作であった。何が悲しいって本当に宇宙を漂流するだけなのだからたまらない。『銀河超特急』は列車からすぐ降りてしまい幻想的な世界が途切れて残念だと思ったが、本作は最初から最後までムードのないのっぺらぼうの宇宙を背景にしてなおかつ退屈な話だというのだからきつい。

【アニメ】 『ときめきメモリアル』

ときめきメモリアル vol.1 ときめきメモリアル vol.1
(2000/03/03)
キングレコード
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 あの大ヒット恋愛シミュレーションゲームのOVA作品。全2話。

 ちなみに僕が初めてギャルゲーの類をやったのがサターン版の『ときめきメモリアル forever with you』だった。わはは、こやつめ。

 アニメは高校3年時の一年間をフィーチャーしてある。ヒロインは藤崎詩織で、最後に伝説の木の下で告白するのも藤崎詩織になっているが、2話(約80分ぐらいかな)という時間の中でオールキャストが登場し、全てのヒロインがそれなりに活躍している。ただし、そのことが話の軸をブレさせ、展開を慌しくしているし、全体としてまとまりがない。もっとも、まとまりがないのが青春らしくて良いのかもしれないが。

 完全に原作ゲームプレイ経験者を想定して作られているのでそうではない人には何がどうなっているのか話の因果・因縁がわかりづらい設定になっている。そのくせ、ゲームプレイ経験者であってもなかなか楽しめない出来になってしまっている。よほどのディープなファンで藤崎詩織がアニメーションになっているということのみに感動できるぐらいでないと楽しめないかもしれない。

 画がギャルゲー系によくある柔らかいタッチではなく、やや劇画調のタッチになっているところも評価がわかれるところだろう。

【写真】 バナナ



 バナーナ。少し熟しすぎてますね。

【映画】 『マルチュク青春通り』

マルチュク青春通り デラックス・コレクターズ・エディション マルチュク青春通り デラックス・コレクターズ・エディション
クォン・サンウ (2006/11/29)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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「あるある」で火が点けられた納豆(ダイエット)ブームは中小のスーパーの店頭からあっという間に納豆が消え去ったほどだった。あんなのに釣られてバカだバカだと散々言われていたが「あるある」の番組内で使われた納豆のデータは捏造だったことが判明し、今回のブームは屈折した形で再び注目を浴びることになってしまった。もうテレビ内容は信じられないとコメントしているご婦人、あなたどうせまた3日も経てばまたテレビに釣られるのでしょう?

 しかし、ブームというのは現在ではもはや作為的に起こされているものに過ぎない。テレビが悪い、2ちゃんねるが悪い、世耕が悪い、電通が悪い、と言ってみたところでどうしようもない。それに納豆ブームに釣られる奴が馬鹿だといったって、納豆自身は(きっと)体にいいわけだし、納豆に罪はないのである。

 そしてそれは韓流ブームも同じである。作られたブームに乗っかっている奴はバカだというなら涼宮ハルヒに乗っかった奴も程度は変わらない。しかし、オタクは反論するだろう。ブームがどうとかではなく作品自体が純粋に面白いのである、と。

 韓流もそうであるはずだ。僕は冬のソナタをまるで観たことがないので、本作が初めて観る韓国の映像作品ということに恐らくはなるだろうが、中々に良く出来ていた作品だった。韓流ブームに批判的な人達の意見として、陳腐だとか、昔の日本作品をパクってるだけとかがあるが、なるほど確かに本作は古典的な作品で、昔の日本的な、というより古き良き純粋さを思い起こさせてくれる物語で、おばちゃんたちだけではなく、若い女性まで虜にされてしまうのがわかる。特にオタク気質、所謂腐女子的性質を持ち、純粋なものを好む傾向にある女性ならば尚更ではないだろうか。

 舞台は1978年ソウル郊外。ブルース・リーに憧れる主人公の男子高校生が不良男子高校に転校し、その学校の色に染まっていく中で、初恋をし、失恋をし、喧嘩をする青春ラブロマンスものだ。驚いたのは学校がすごく軍隊的で、軍隊的というと日本でいうところのちょっと昔の管理教育みたいなのを思い出すが、そういう甘っちょろいものではなくて、校門の前で忠誠(敬礼)をさせられたり、軍服着たようなのが憲兵のような感じでウロウロしていたり、軍隊顔負けの体罰をしていたり、と文字通りの軍隊体質なのである。

 しかし、学生はその抑圧に負けずにパワーを放出し続ける。喧嘩はやめないし、校則違反もやめない。彼らは殴られることを恐れない。彼らが肉体的損傷と引き換えにプライドを保ち続ける背景に男としての逞しさが演出されており、男女交際もいやらしくなく、純粋に映ってしまう。甘甘な恋愛ものではなくて、主人公が体を鍛え、喧嘩を挑み、学校という枠からドロップアウトしてでもプライドを保つ場面は感動的である。

 ただ、今の日本人男子にこれがウケるとかというと難しいだろう。日本は「萌え」の国である。ギャルゲー・エロゲーのファンサイトに掲載されているSSというファン小説をいくつか読めばわかるが、彼らはありのままの自分を受け入れてくれた上での甘い展開を好む。ネット系の保守からしてそうなのだ。保守的気質を持つから体育会系を好むかというと今の若い人はそうではないだろう。価値観の差ではあるが、日本人女性が韓国人男性になびくのもわかる気がする。これを、オタク差別だ、ジェンダー差別だ、といったところでどうにもならないだろう。まあ基本的に日本は軍隊が尊敬されていない国なのでどうしようもないという気もする。

【本】 『イビサ』 (村上龍)

イビサ イビサ
村上 龍 (2001/12)
角川書店
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精神病院を退院して三日後に出会った男に、贅沢な旅を約束され、パリにやって来たマチコ。やがて男のもとを飛び出した彼女は、背徳的で淫靡な生活に幻惑され、コートダジュール、タンジールへと「自分と向かい合う」ための旅を続ける。姦淫、交霊、殺人、愛…旅の過程で様々な経験をしていくマチコは、「イビサへ」と囁く老婆に従い、また新たな旅へと向かうのだった。人間の存在意義を描ききった、衝撃の破滅的ストーリー。
 著者はあとがきで、これは破滅的なストーリーである、と述べている。自分と向き合かい合うのは危険なことで、麻薬や宗教や芸術やセックスは、自分と向かい合うのを避けるために存在しているというのも村上龍の従来からの主張と全く重なる。本作は自分と向かい合う旅、それを実践した女性の話だ。

 衝撃的なつまらなさだった。紀行文的な内容の中に村上龍の経験や知識が余すところなく披露されていたが、決定的なセンスのなさがまさに村上龍自身が嫌っているスノッブに成り果てていた。昔、石原慎太郎が村上龍を評価していて、村上龍の父親は美術教師だったらしいのだが、そういう関係性の中で培われてきた美術的素養を石原慎太郎は村上龍の中に「自分と同じだ」と重ね合わせることで高く評価していたが、本作は村上龍が自分の考えを極めて美術的に映像的にメタファーとして著した結果、皮肉にも石原慎太郎の小説と同じ種類のつまらなさを有してしまったように感じる。村上龍の撮影した映画を僕はまだ観た事がないが、大変に評判が悪いことを知っている。きっとそうなのだろうな、と感じさせられた出来の小説だった。

【写真】 エビフライ&イカフライ



 スーパーのエビフライではちょっとしっぽまで食べられません……。

【映画】 『ドラえもん のび太と銀河超特急』

映画ドラえもん のび太と銀河超特急 映画ドラえもん のび太と銀河超特急
藤子・F・不二雄、 他 (2004/07/14)
ポニーキャニオン
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 スネ夫がミステリートレインの切符を入手したことを自慢し、のび太を仲間はずれにしてジャイアンとしずかちゃんだけを誘ったところがドラえもんらしいと感じれば、都合よくドラえもんが22世紀ミステリートレインの切符を手に入れたという報せが入り、のび太の自慢話とスネ夫の表情に滲む悔しさも何ともドラえもんらしいと感じた。少々のび太の意地の悪さも感じた。しかし意地が悪いのはスネ夫も同じだったのだ。それだけではない、予めスネ夫のミステリートレインに行く約束をしていたジャイアンやしずかちゃんが簡単にのび太のミステリートレインの方に転がってしまう現金さが表れているのだから何ともおかしい。

 さて、本作『銀河超特急』であるが、作品としては凡作という感想である。メンデルスゾーンの『夏の夜の夢』のBGMや銀河鉄道999を思わせる宇宙を走る鉄道など、幻想的なシーンを演出するのには成功しているが、話自体はとりたてて面白くはない。何が一番残念だったかというと銀河超特急という名前であるのに、メイン舞台はドリーマーズランドという未来のテーマパークであったところだ。しかもそこで恐竜や西部劇などそれまでの映画ドラえもんシリーズで扱ってきた、言うなれば手垢のついたベタなネタが展開されるのだからこれが残念ではなくて何であろう。

【映画】 『ディープ・クラッシュ』

ディープ・クラッシュ ディープ・クラッシュ
ジム・デビッドソン (2005/03/25)
アートポート
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ロシア海軍の潜水艦と衝突してしまった米国原子力潜水艦・マンタ。修理のために帰還しようとしたところを正体不明の潜水艦に襲われる…。
 時勢の都合もあったのだろう、敵はロシアとアルカイダだった。潜水艦ものだからなのか派手なアクションがなく、如何にもB級映画らしく安直なストーリー展開で鋭い戦略も観られず、アメリカが正義でロシア・アルカイダが悪者という位置づけで、最後には正義のアメリカが愛国心と自己犠牲の精神を発露して祖国を救う。

 アメリカらしく単純な映画で強烈に愛国心的なものを煽っている面もあったが、時々実際に戦争をするアメリカだからこそ表現の自由としてこういうものが作れるのかもしれないと思った。マイケル・ムーア的なものも含めてだが、やはり危機に対する感覚が日本人などとは根本的に違うからこそ認められる表現の自由なのかもしれない。

 こういうのに比べると、と同列に論じるのもまずいだろうが、それでも安倍首相の「美しい国」や教育現場での国歌斉唱の押し付けなどというのはまだかわいいものなのではないかと感じる。

【写真】 秋田・象潟めん 御うどん



 自分で茹でるという手間を加えるだけで、初めからゆでてあるうどんの麺と比較してコシが全然違ってきますね。

【映画】 『ベッカムに恋して』

ベッカムに恋して ベッカムに恋して
パーミンダ・ナーグラ (2003/10/03)
パンド
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 ベッカムに憧れるインド系イギリス人の女の子が(ジェンダー)差別や宗教・民族の慣習としきたりや家族からの反対を押し切ってサッカーへの情熱を貫く女子サッカー青春エンターテイメント。ちなみにベッカムは全くといっていいほど出てこない。ベッカムのアイドル性を利用した羊頭狗肉の作品。これはひどいね。

 女がサッカーなんて、という偏見と対峙させることで物語を盛り上げ感動を演出しているところが戦争系ヒューマンドラマと同じ程度に不条理をうまく利用していて、女子サッカーという素材を娯楽作品として料理しきっていたのは見事だった。

 ちなみに僕は、ベッカムのように球を蹴れることと料理が出来ることのどちらが女の子にとって素晴らしいかというとやはり後者なのではないかと思う。うへへへへ。男女共同参画系の条例に引っかかって堂本知事に殺されてしまいますね。

 女子サッカーの更なる発展を祈ります。

【映画】 『ジャングル・ジョージ』

ジャングル・ジョージ ジャングル・ジョージ
ブレンダン・フレイザー (2006/02/22)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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 ジャングルで育った青年ジョージが都会から来た富豪の娘に恋をするというディズニー映画。人が誰も死なない、ご都合主義的にでもハッピーエンドにするなどメタフィクション的なナレーションが入っている。ファミリー向け映画として、家族で安心して観られるという意味で、良い作品だとは感じたが、コメディ作品としては凡庸な出来だろう。映像的な面での迫力と美麗さ、そして主演のブレンダン・フレイザーのコミカルな演技は素晴らしかった。

【写真】 焼鮭ほぐし



 おかずのないときでもこれだけで幸せになれます。

【映画】 『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!』

映画 クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ! 映画 クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!
臼井儀人、 他 (2006/11/24)
バンダイビジュアル
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 クレヨンしんちゃんのようなファミリー向け子どもアニメにしては珍しくかなりホラー色が強い作品である。映画前半から中盤までは完全にホラーアニメといってもよく、次第に街の人、そしてしんのすけ達の親が別人と入れ替わっていく過程の映像表現は見事なまでに不気味さを演出している。あまりの怖さに実際に劇場で泣き出す子どもも出たらしいが、いい大人である僕が見ても怖いと感じたので、子どもであれば無理はないかもしれない。

 映画中盤から後半にかけては、いつものクレヨンしんちゃんテイストで明るくオバカなギャグで相手を倒していくというアニメになっていて、子ども達は安心しただろうが、逆に僕はがっかりしてしまった。前半部分のホラーの部分がすごくよく演出されていて、映像に引き込まれていっただけに、対比的に、映画終盤はどうしてもぐだぐだとした感想が否めなかった。

 しかし、クレヨンしんちゃんでホラーアニメに挑戦したという制作側の意欲と、実際にホラー表現に成功している部分については大きく評価したい。

 余談だが、サンバはいいなと感じた。例えば、祭りなんかに出かけても一人では露天を見るだけでほとんど退屈してしまう。田舎の市民バンドやわけのわからない踊りを見てもつまらない。現代人は他人の歌や踊りを見るよりも、自分が歌うことや踊ることを好むという。本作におけるサンバのように音だけかけておいて、いつでも腰をフリフリできる区画を設ければ、みんなが楽しめるハッピーなお祭りになるのではないだろうか。……なんてことはないだろうが、サンバは腹回りの肉を落とすのによさそうなので、メタボのご時世だしもっと各地で取り入れてみてもよいかもしれない。

【アニメ】 『涼宮ハルヒの憂鬱』

涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版 涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版
谷川流、 他 (2006/07/28)
角川エンタテインメント
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 2006年、オタク界でブームになった萌えアニメ。原作のライトノベルは未読だが、話が良く出来ていて素晴らしい作品だと聞いたので観てみた。

 涼宮ハルヒが立ち上げた部活動、SOS団を中心に話は展開される。涼宮ハルヒは常に面白いことを捜していて、面白いことのためならどんなことでも厭わない勝ち気な女の子。その涼宮ハルヒは不思議な存在で、本人が望んでいた面白いことが実は本人が気づいていないだけで周りでは起こってしまっているというドタバタ学園コメディアニメ。

 うーん、大人気作らしいが、評価に苦しむ。楽しめたか、というと正直いえば楽しめなかった。期待が大きすぎたのかもしれない。脚本のセリフまわしとキャラクター造形の仕方は典型的なオタク向けの萌えアニメの枠の中におさまっていて目新しくないし、各話のポイントやネタやオチも既視感があるものばかりであった。そして、作品中に量的にかなりの比重を占める主人公キョンのモノローグがつまらない愚痴や屁理屈にまみれていて喧しすぎる。実際にオタクに触れ合ったことのある僕とすればキョンのような奴が確かに現実に存在するのは知っているが、それが自分は普通の存在としてハルヒの行動に突っ込み入れてるところが痛すぎるし、萌えアニメというものに親和性を持てる感覚がないとついていけないのではないだろうか。

 とはいえ、本作はライトノベル原作の学園的日常に即したアニメとしては設定も味付けも良く出来ていたのだろう。僕自身、年を取ったこともあって現在は萌えアニメの類はほとんど楽しめなくなってしまったが、考えてみれば僕が高校の頃、ポストエヴァ(エヴァは僕が中3の時期に放映)に放映されていたアニメに比べれば質的にずっと上昇してきているといえるのかもしれない。

 画的な質とエンディングでSOS団が踊っている演出はかなり良かった。
  • 01/18/14:36