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【映画】 『タッチ』

タッチ スタンダード・エディション タッチ スタンダード・エディション
長澤まさみ (2006/03/24)
東宝
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 日本テレビでやっていたので一応見た。さすがにコミックス全26巻の原作を2時間に纏めるのは厳しかったか。とにかく展開が早い。早い。僕は原作のストーリーが頭にあるのでついていけたが、原作を知らない人にとっては何が何だかわからなかったのではないだろうか。amazonレビューでは全般に評価は低い。が、mixiでは300件以上レビューが寄せられていて高評価から低評価、ぼちぼちという評価まで多様にバラついているので一概にひどい映画と認識されているわけでもないらしい。

 原作を無視すれば映画自体には特筆すべきところはない。ありきたりな青春ストーリーが駆け足で展開されたというところなのだが、原作自体が比較的ありきたりな青春ストーリーを下地にあだち充のセンスで面白くしているのであだち充の手を離れてしまえば本作のような出来になってしまうのも仕方がない。もっとも、原作を元にしたアニメは楽しかったことを考えればやはり監督の力量か。ただし、原作の続きを作ったテレビオリジナル用アニメ2作(上杉達也がアメリカに渡るまでとアメリカに渡った後の2作)とTBSドラマの『H2』も本作と同じくらいの出来であったので、比較対象を偉大な原作コミックにしなければ及第点をあげてもよいのかもしれない。

 本作で残念だったのは原作では上杉のライバルとして登場する勢南の西村と明星の新監督の柏葉が出てこなかったということと新田のキャラクターがヤンキー過ぎてギャップがあったこと。原作でも新田は元々不良という設定なので本作のようなキャラクターでも良かったのかもしれないが、ヒロイン浅倉南との恋仲への発展を想像させるぐらいの色男でありフェミニストであった方がしっくり来たような気がする。

 原作に思い入れの強い者としては、新しい舞台の『タッチ』を見ることが出来たのは嬉しかった。
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