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【ゲーム】 『下級生2』

下級生 2 下級生 2
Windows (2004/08/27)
エルフ
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 やっぱり下級生2といったら柴門たまきですわ。一見するとロングヘアーで・快活で・清楚さを多く残し・家庭的で・女性らしい典型的なギャルゲーの王道ヒロインなのに、実は医学部に通う彼氏がいるという設定なんですわ。それでなんとかたまきと仲良くなってムフフな関係になってもたまきは処女ではなくて医学部の彼と色んなプレイを経験済みで、それを主人公が気にすると「だって好きだったんだもん」という脊髄反射なフレーズですわ。頭で考えて浮かんだ案が後ろの穴なら初めてだからアゲるという話ですわ。さすがエルフ大本営、やられたとしか云いようがないんですわ。まさに後世に伝えたいギャルゲーの悲劇。これが純愛。これがリアル。これが今風。

 でも、(ゲームの目的上)主人公(プレイヤー)だって恋愛至上に価値を固定して、異性(の体)をターゲットに行動するわけで、あたかも主人公にのみ軽率な行為が許されるようなギャルゲーにあるご都合主義的な思考に対して、柴門たまきというキャラクターの存在はそのご都合主義的な考え方を裏切ってみせたという点では面白い。お前が女の尻を追っかけて、セックスを熱望していたように、この女もそうだっただけという筋が、これゲームだからという視点を抜けば、通ってる。そこらへんはシナリオ次第ではもっと評価されても良かったように思う。ただ、実際のシナリオは程度が低く、浅はかであり、柴門たまきは所詮ビッチという頭の悪さにしか描けておらず、それを踏まえた上で、しょうもないリアルさを持ったキャラクターとして僕は柴門たまきを位置づけている。

 ゲームとしてはあの『下級生』の続編としては物足りない出来である。操作性などは洗練されているものの、女の子の好意を上げ続けても特定のイベントをこなさないと一定以上の進展はないという条件がどのキャラクターにもあり、前作に比べてウリの恋愛面の自由度が下がっており、自由度を下げた割にはドラマ性が弱いのが残念だった。キャラクターが少なく、前作の美雪と愛のような相互間に密接に関係し合うようなシナリオもない。画は前作同様に門井亜矢だが、前作のようなセピアな雰囲気にピッタリだったデザインから垢抜けていて色使いがやたら明るい。エロシーンもそこらへんの作風に合わせられたものになっていて、下級生ファンだからと安直に堪能できるものではなく、好みがわかれそう。エルフに良くあるやたら質感のある白いパンツも今回は少し浮き気味。フェチシズムや青春純愛ノスタルジー要素が前作に比べて弱くなっている。そういえば、従来の同級生や下級生にあった、主人公を中心に繰り広げられるお馬鹿でいて毒の効いたキレのある会話もなくなっている。
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