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【映画】 『弟切草』

弟切草 特別編 インタラクティブエディション 弟切草 特別編 インタラクティブエディション
奥菜恵 (2001/07/21)
角川エンタテインメント
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 サウンドノベルというゲームジャンルがある。小説をモチーフにしていてテレビ画面に映し出される文字を読み進めるタイプのゲームである。テレビゲームという特性を活かし、映像や効果音、BGMを盛り込んでいる。また、プレイヤーはただ文章を読み進めるだけでなく、ゲームの至るところで行動選択肢を求められ、選択によってゲームの内容が分岐していくので、プレイヤー自身がゲームの主人公に感情移入しやすい仕様になっているのが特徴だ。

 『弟切草』はサウンドノベルゲームとして1992年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された。ヒットしたらしい。ゲームはプレイしたが、僕の中ではヒットしなかったせいなのだろう、ゲームのストーリーがどういうものだったのかという記憶が見事にすっぽりと抜け落ちている。古びた洋館を探索する男女の物語っていうのだけは、おぼろげながら記憶の片隅に残ってはいるのだが……。後に出たサウンドノベル第二作目である『かまいたちの夜』が強く印象に残っていてシナリオ内容も記憶に鮮明であるのとは対照的である。

 ゲーム版『弟切草』にはさしたる思い入れがないが、一応のゲームプレイ経験者として当時のゲームの雰囲気を頭の中で探りながら、今回の映画版『弟切草』を見た。

 Amazonレビューでボロクソに叩かれている通り、見事なまでの駄作である。主演の奥菜恵と斉藤洋一郎に始まり助演俳優陣まで揃いも揃って演技力のレベルが低いのだが、それを指摘する以前に映画のストーリーがつまらなすぎる。後半までずっと暗闇の洋館を探索させ、折を見てフランス人形や骸骨を映し出すだけではホラーとして弱すぎると言わざるを得ない。ヒロイン(奥菜恵)の過去が明らかになる映画の終局も盛り上がらず、オチに至っては実は全部ゲームの中のお話でしたということで締めくくられている。

 ひどい映画なのだが、映像演出には努力の跡が見られる。ハンディカメラや監視カメラの映像をふんだんに使用したり、映像を頻繁にズームインさせたりズームアウトさせたりと独特なカメラワークになっている。また色使いも特徴的で、風景の不気味さをうまく演出していると思う。映像演出の一つとして、ゲーム画面の映像が使われているのだが、これは実はこの映画自体がゲーム内の世界なんですよという伏線として使われていたのか。

 一応ゲームプレイ当時の雰囲気がわずかに記憶に甦ってきた点も評価。

 奥菜恵ファンには嬉しい映画なのかもしれない。僕は奥菜恵という女性に性的魅力を感じないが。

 できれば『かまいたちの夜』を映画化してほしかった……。
かまいたちの夜は名作ですね。
3もプレイしましたか?
2006/09/02(土) 18:14:32 | URL | cap #-[ 編集]
>>capさん

かまいたちの夜は1のみ、スーファミ版のみです。
最新作3が発売されているのですね。
ちょっと公式サイトをのぞきましたが、初めの頃に比べてすごく進化しているのですねえ。
2006/09/03(日) 20:57:51 | URL | コウイチ #-[ 編集]
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