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【映画】 『ドラゴンボール 最強への道』

ドラゴンボール 最強への道【劇場版】 ドラゴンボール 最強への道【劇場版】
野沢雅子 (1999/08/06)
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むかしむかし、パオズ山にシッポの生えた不思議な少年、孫悟空が住んでいた。 悟空は、育ての親である孫悟飯じっちゃんの形見である四星球をじっちゃんだとして、大切に保管していた。 そんなある日、いつものように魚をとっていた悟空は、ドラゴンボールという不思議な球を探していたブルマと出会う。 自分のじっちゃん以外に初めて見る人間にとても驚く悟空だったが、形見として大切にしていた四星球がドラゴンボールの一つだということを知らされ、一緒にドラゴンボール探しの旅に出ることになる。 道中、ウーロンを一向に加えつつ、盗賊のヤムチャとプーアルと対決しながらも、悟空達はドラゴンボールを集めていく。 しかし、その裏では、悪名高きレッドリボン軍が、世界征服のためドラゴンボールを求めていた……。
 劇場版ドラゴンボール第17作にして最後の劇場版ドラゴンボール。1996年公開。

 最後の映画ドラゴンボールは原点回帰だった。孫悟空とブルマの初めての出会いを皮切りに始まるドラゴンボール探し編とレッドリボン軍編を融合させて、原作ベースでありながら劇場オリナルな展開が満載の作品に出来上がっている。

 尺の関係もあるのだろうが、最初期のドラゴンボール探しとレッドリボン軍との戦いを一緒に描くという欲張った結果として、ドラゴンボール探し編のウーロンやヤムチャ、亀仙人らとの味方側のキャラとの出会いのシーンは要点を掴みながら個性を引き出しつつうまく繋げられているものの、敵であるレッドリボン側の個性についてはほとんど出せておらず、レッドリボンのキャラクターが好きな人には残念な出来に映るかもしれない。

 人造人間8号(はっちゃん)が登場し、作中で孫悟空の怒りを引き出し、物語を感動仕立てにするという重要な役割を担っているが、その辺りのドラマ性重視がEDテーマの「DAN DAN 心魅かれてく」と相俟ってドラゴンボールというよりはドラゴンボールGTのような手垢のついた感動を力点に置いた腑抜けた作品に映った。

 戦闘シーンではキャラクターがよく動くし、演出もヤムチャの狼牙風風拳や亀仙人・孫悟空のかめはめ波など、ここぞという時の決め技は格好よかったので、本作以上のアニメーションの技術で純粋にリメイクされた天下一武道会とかが観たかったなあ。
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