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【映画】 『13日の金曜日 PART3』

13日の金曜日 PART313日の金曜日 PART3
(2007/08/24)
ダナ・キンメル、ポール・クラトカ 他

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前回の惨劇より数日後。ジェイソンの引き起こした猟奇的殺人事件の全容がニュースで語られる中、ブレアーズタウンのクリスタルレイク付近にあるカフェの夫妻が何者かによって殺害される。
その翌日。クリスタルレイク付近の、前回の惨劇の起きたキャンプ場とは異なる別のキャンプ場に、数人の高校生達が訪れる。メンバーの一人であるクリスは、以前クリスタルレイク付近で自分を襲った異形な顔の怪人の悪夢に苛まれていた。
だが若者達は気付いていなかった。訪れたキャンプ場の納屋の中に、前回の惨劇より生き延びていたジェイソンが隠れ潜んでいた事に…。
『13日の金曜日 PART3』でとうとうジェイソンが後にトレードマークとなるホッケーマスクを装着する。本作はまさにホッケーマスクジェイソンの淵源であり、どのようにしてジェイソンがホッケーマスクを入手し、装着するのか、これは13金ファンならば必ず観るべきである。

 といっても、内容自体は前作までのパターン・演出を踏襲したものに過ぎない。逆に云えば、前作までが楽しめたなら本作もきっとあなたの注文通りの作品に映ることだろう。御馴染みの、如何にも殺されそうな雰囲気における襲われそうで襲われない溜めの演出、そして、ジェイソンの神出鬼没ぶりと芸術的過ぎるほどの死体隠蔽と殺しの技術は、本作でも充分に見応えがある。最後まで生き残る宿命(シナリオ)の人に対してはそれまでの芸術的な殺戮ぶりが嘘のようなドジジェイソンになってしまうコメディも健在だ。

 前作までにあったジェイソン(もしくは殺人鬼)個人にまつわるストーリー部分が弱くなっており、ジェイソンというのがもはや「人間性」の欠片もない完全な化け物として描かれてしまっている。主人公の女は過去にジェイソンに襲われた経験がある女なのにその設定を活かせておらず、もどかしさを感じるシナリオだったことと、殺しのシーンにおける目玉がビョーンと飛び出る演出についてのスタッフの遊び心(?)が緊迫感を弱めてしまっていたことが残念だった。
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