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【映画】 『星に願いを。』

星に願いを。 スペシャル・コレクターズ・エディション 星に願いを。 スペシャル・コレクターズ・エディション
竹内結子、吉沢悠 他 (2003/10/03)
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
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 竹内結子のあのペチャパイぶりと男性的な面構えが却って女性として艶かしくて、範田紗々とかのような「媚びる性・体」とはまるでタイプの違う魅力だと思う。本作はその竹内結子が看護婦として、看護してきた盲目の患者(吉沢悠)といい仲になるが将来の約束をした後、その患者が事故で死んでしまう。が、その患者が数日間だけこの世に留まれることをどっかの誰かに許可してもらい、この世にいられる最後の数日間、別人となって竹内結子に接近していくというラブストーリー。

 漫画とかにありそうな話。八神健の密・リターンズ! とかの設定に似ている。本作主人公はこの世に残してきた未練、つまり竹内結子に対するメッセージを伝えるために奮闘する。具体的には自分の保険金を何とかして彼女の夢のために使ってもらおうとしたりする。その過程ですったもんだがあって、最後は時間ギリギリで正体がめでたくバレて、お互い抱き合ってウワアアアアンなコテコテ。

 僕だったら、死んでからこの世に残るとしたら、どうするかなあ。いつも通り過ぎている団地にちょっと紛れ込んでみたりして、プチ冒険するかな。正直云って、物理的には死んでハイサヨナラって区切りがついているのに、わざわざ知人に会いに行こうというのはよく分からない。恋人とか、結婚して子どもがいたりとか、それなら違うのか? 僕は死んでから実体として、思い出とか幻想とかじゃなくてマジで、マジに付き合ってた女とかに会いに行くっていうのはちょっと出来ない。すごい残酷な気がする。相手にとっては、2度死ぬわけだから。それでも、本作のようにどうしても伝えたかったメッセージがある、未練がある場合は、会いに行って気持ちを伝えてしまうというのも仕方がないのだろうか。そうしてきちんと、様式として、儀式的に死を処理させてやるというのも生きている人への思いやりか。全体的に若い作品だった。特に主人公の盲目男性の行動、考えかたが若すぎて、相手のことを思いやる前に自分のことを思いやって行動していることがミエミエで不快だった。でも、一番不快だったのはそうした行動が最後には相手に受け入れられてハッピーエンドになってしまうという、世の中(作品)と自分自身との相性の悪さを見せ付けられたことだった。僕ならせいぜい遠巻きに見守るとかだね。そういう人間は、駄目か。
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