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【本】 『夕ごはんまでの五分間』 (プロハースコヴァー)

夕ごはんまでの五分間 夕ごはんまでの五分間
イヴァ プロハースコヴァー、ヴァーツラフ ポコルニー 他 (1996/07)
偕成社
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血縁を越えた家族のあり方、障害というテーマを、柔らかなタッチの絵を添え、爽やかに描いた現代ドイツのお話。
 主に小学中級向けの児童小説。母親が作る夕ごはんまでの五分間に父親が娘に対して、自分が本当の父親でないことや娘の目の障害について語るエピソード的な物語である。

 血縁を超えた親子関係の素晴らしさ、パパは沢山いていい、というある種のフェミニズム的な色の濃い作品になっている。別にフェミじゃなくても三丁目の夕日だって似たようなエピソードがある。保守系作品にもその他の作品にもゴマンと見られるタイプの話。母を捨てて逃げた血縁の男よりも母を現在守っている今の男こそが本当の父親だという話。実際そうなんだろうし、賛同する部分もあるにはあるのだけど、引っ掛かるところもある。生殖行為、セックスというのが凄い生理的な相性に作用されていて、当り前だけど好きな男とセックスするだろうし、逆にコイツとだけは絶対セックスしたくないという生理的な嫌悪感というのも存在すると思うのだけど、それはその生殖行為の結果産みだされた「子ども」と「親」との関係にもある点で男の女の関係と同じような相性というのがあるし、家族であり親子である限り、感情面で正に働く事もあれば負にも働くことがある。勿論、血縁があるからといって必ずしも相性が良いとは限らないし、子どもにとってより父親(もしくは母親)にふさわしい存在というのはあるだろう。だけど、それをさも万事うまくいくような奇麗事で押し通されても、ちょっと待てよ、というのがある。結局、この作品にしても子どもが産まれる前に新たな父親を迎えているわけで、子どもはそういったことに事後承諾なわけだ。子どもにとって結果的に満足できる環境として本作は描かれているが、じゃあ例えば子どもと父親の相性が悪かったらどうするんだ、子どもがある人を指してあの人が父親がいいといったらお前がそいつとどんなに相性が悪くてもそいつとセックスして一緒に暮らすことが出来るのか、という話になる。恐らくほとんどにとってそれが出来ないように、そもそも出来ていたら恐らく片親家庭はぐんと減るだろうが、子どもにとってのそれを奇麗事にまとめて押し付けてしまうというのは、決して優しさではなく残酷だと思うね。
 今の時代にそぐわない、と言われるかもしれませんが、実の父親がやはり一番子どもにとって安全だと思います。

 そりゃ、実父からレイプされたケースもあるでしょうが、継父からの性的虐待は私達が思っているより多いという話をききます。こういう話は表に出にくいでしょうから。

 自分で考えても、継子を実子と同じように愛する事は正直難しい事だと思います。もちろん、そうなさっている立派な方達も存じ上げておりますが。

 世のお父さんたち。自分の子どもを守ってあげてください。生意気な事を言っても、あなたを頼っているのです。
2007/10/08(月) 21:21:36 | URL | kei #-[ 編集]
keiさま。
継父からの性的虐待や強姦でしたら
内田春菊の「ファザー・ファッカー」がすごいです。
実話とのこと。

実話なら、主人公(内田本人)も
節操なさすぎ、と思いますが
性的虐待の事実はありますからねぇ・・・

仕事上、こういう件の「被害者」としていらっしゃる方、
多いです。ホントに想像以上です。
2007/10/08(月) 23:19:09 | URL | いくちゃん #-[ 編集]
 いつもコメント本当にありがとうございます。

 内田春菊の「ファーザーファッカー」は有名ですよね。私は読んだ事ありませんが、芥川賞の候補にあがったんでしたっけ。

 しかし、男の気持ちとしては、女房は年々古びていく。女房の連れ子は、日を追ってピチピチしていく。ケツぐらい触ってもいいよな。オレは血のつながりの無い娘を食わせてやっているんだから…こんな気持ちなんでしょうかね。
2007/10/09(火) 14:08:47 | URL | kei #-[ 編集]
keiさま。
こちらこそいつもありがとうです、
「ファザーファッカー」とその続編「あたしが海に還るまで」
確かに妻の連れ子である主人公への性的虐待もありますが
主人公本人のあまりにもだらしない性生活。こちらに嫌悪を感じてしましましたね、私は。問題点としては継父からのレイプではありますが
中学生で妊娠・中絶、高校中退までに何十人の男性と関係を持ったか、
また、それをなんとも思わない女性。
「誰とでもヤル」という女性の性体験を、あられもなく書き綴る。
その体験がそれぞれに無節操で、「実話」と銘打っているこの作品は
あまり親近感がわかないです・・・。
コウイチさん、お邪魔しました〜♪
2007/10/09(火) 23:26:40 | URL | いくちゃん #-[ 編集]
 コウイチさん、ごめん、もう少し使わせてください。

 いくちゃんさんへ。
 内田春菊って、結構、女性知識人に人気ありますよね。中村うさぎみたいに。
 私は、内田春菊のマンガも小説も読んだ事はありませんが、対談にはよく登場します。

 やっぱり、女の欲望全開に生きても、マンガ家として小説家として成功しているし、ヒモ状態の亭主を食わせ、次の恋人が出来たら自分で慰謝料払って離婚し、うんと年下の恋人と結婚する事もできる経済力もある。
 しかも4人のお子さんのお母さん。

 私も、そんなふうに生きてみたい、という所でしょうか?
2007/10/10(水) 15:45:25 | URL | kei #-[ 編集]
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