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【本】 『99人のデザイナーとつくる未来の本』 (萩原修)

99人のデザイナーとつくる未来の本 99人のデザイナーとつくる未来の本
萩原 修 (2005/09)
ラトルズ
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住宅、インテリア、家具、食器、照明、文具など生活の中のデザインをてがける99人のデザイナー。彼らの発想の原点はどこにあるのか?どんなスタンスで仕事に取り組んでいるのか?そして、どんな未来を示してくれるのか。
 99人のデザイナーの紹介と彼らの考えやアイディアを綴った短文が掲載されている本。デザイナーの事には詳しくないのだが、以前に読んだ成功する仕事場づくりにも登場していたと記憶しているデザイナーがおり、そうやって複数の本に登場できるだけの人物があるわけだから、それなりに有名なデザイナーを集めているのかな、と思う。よくわからんけど。

 読んでて思ったのは、やはりセンスというのがあるのだろうし、相応の勉強・努力もあるのだろうが、そうして一流のデザイナーになった彼らのそのデザインへの態度、彼らは自分のこだわり、思想や哲学を自分の作品にこめてデザインという表現をしているわけで、映画とか漫画とかゲームとか文学なんかもそうだけど、デザインというものが実はそういうのと肩を並べるほどに高いレベルの表現であり、一方でそういうものと肩を並べるほどに危険な表現であるのではないかということ。大きな問題として、和風にこだわるとかカラーパーテーションを多用するとかそういうレベルを超えているところがあって、我々が広告や環境管理型権力に知らず知らずのうちに操作されてしまっているように、実は身近なモノのデザインが何らかの干渉に及んでいるのではないか。怖いのは、映画や漫画や文学などは、新聞で得られる程度の一般常識を有していれば、例えば、この作品は右方向にイデオロギッシュであるとかが分かるが、デザインというものがそれが実は我々にどういう風な影響を及ぼしているのか、という事がなかなか分かりにくい、ということ。
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