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【映画】 『おもひでぽろぽろ』

おもひでぽろぽろ おもひでぽろぽろ
今井美樹、柳葉敏郎 他 (2003/03/07)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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東京の会社に勤めるタエコは東京生まれの東京育ち。27歳のある日、結婚した姉の縁で、姉の夫の親類の家に2度目の居候をしに出かける。山形へ向かう夜汽車の中、東京育ちで田舎を持つことにあこがれた小学生時代を思い出し、山形の風景の中で小学5年の自分が溢れ出す。
 1991年の日本のアニメ映画『おもひでぽろぽろ』を観た。スタジオジブリ制作、監督は高畑勲。

 1982年、27歳のOLタエ子が結婚した姉の縁で、山形へ農業と田舎暮らしを体験しに向かう中で、東京育ちで田舎に憧れていた小学校時代を思い出し、27歳の自分と小学5年の自分が交錯しながら物語が綴られる。

 自分探し的な色合いの強い作品だが、自分のルーツというか、今まで辿ってきた道をふと振り返って反芻してみるというのは、それが単なる感傷を追い求めているだけであっても、共感できることがある。

 しかしながら、山形の田舎と主人公タエ子の小学生時代であった1966年の細かい描写が本作をノスタルジックなものにパッケージしており、それのみで括られていて、作品として非常にのっぺりとした感想を抱いた。一つ一つのエピソードに共感できたり、感情が揺さぶられるものがあるが、それらの、現在と過去が交錯するとき、それが有機的であるかというと、そうではなくて荒唐無稽で、ヤマもないしオチもないという有様なのである。

 もっとも、最後、タエ子は小学5年の自分への区切りと共に田舎の良いところだけを貪りたいという現在の自分への反省をし、ある意味で非常に現代的な独身女性を貫いて「田舎」に別れを告げているのだが、ノスタルジックで農業礼賛の本作のラストとしては非常に衝撃的に、自分には思えた。

 それと、もう一つ残酷だなあと思ったのが、確かにもう若くないんだけど、それにしても27歳のタエ子がやたら老けていること。現実でもそんなものなのかもしれないけど、この表現は、非常に危険ですね。30過ぎた独身女性から保守右翼アニメと呼ばれてしまいますね。そこらへんはフジサンケイを見習わないと。懐柔しないと危険です。現代(独身)女性は危険なのです。

 まあ、でも、強い懐かしさがあるという意味では良いアニメといえるのかも。パイナップルの食べ方がわからないとかひょっこりひょうたん島とか自分の生きていた時代ではないのだけれども、それでも懐かしさを感じてしまう。何なのだろうね、このイリュージョンは。
初めて観たのがいつだったか覚えていないのですが、小学生の頃だったと思います。トトロやラピュタと同じように観た私は、「これは何がおもしろいのだろう・・・」と思ったのを覚えています;
情けないですが、未だにいまいちわかりません(+_+)
コウイチさんはなんというか深い感じがしますね。
2007/10/21(日) 22:44:44 | URL | kasumi #-[ 編集]
これは評価がわかれそうですよね。
アニメだからこそある種のリアルさを表現できた部分もあるし、アニメだからこそ映像的に物足りなかったところもあったし、アニメという手法を用いた割には話がアニメを活かしていなかったですね。
インパクトのある娯楽映画が大量に溢れている中で、本作のような身近な世界を描いているくせに至極抽象的でぼんやりさせている作品はなかなか入っていきずらかったです。
2007/10/22(月) 00:05:16 | URL | コウイチ #-[ 編集]
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