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【映画】 『ウィラード』

ウィラード ウィラード
クリスピン・グローヴァー (2005/06/03)
ジェネオン エンタテインメント
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ネズミの大群が人間を襲撃する恐怖! 内気な青年の復讐劇を描くパニック映画です。1971年にも一度映画化され、続編まで制作されたギルバート・ラルストンの小説が原作。主演は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の父親役や『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』で知られるクリスピン・グローヴァー。

友達もいない変わり者の青年ウィラード(クリスピン・グローヴァー)は、会社に行っても邪魔者扱いをされてしまう。そんなウィラードはある日、捕まえた白いネズミをまるで友達かのように大切に扱うのだった。会社にもネズミを連れて行ったウィラードだったが、あえなく社長に見つかりネズミが殺されてしまい…。
 2003年のアメリカ映画『ウィラード』を観た。友達も恋人もおらず内向的で変わり者の青年ウィラードは会社でも社長から邪魔者扱いされる。実はウィラードが勤める会社はウィラードの父が興したものであり、それが今の社長によって奪われたものであった。更に、母親の介護もあって仕事上のミスや遅刻が目立つウィラードに幼い頃から育ってきた家を売れと迫る社長。様々な屈辱的な仕打ちに堪えかねたウィラードはとうとう社長に対して復讐を考える。

 ウィラードがとった方法が飼いならしたネズミの利用。賢い大量のネズミ達はウィラードの命令通り、意のままにに動いていく。大量のネズミ達による齧りはすさまじい威力を発揮し、社長のご自慢の車をパンクさせる。してやったりの展開にほくそ笑むウィラードだったが、自分が贔屓にして可愛がっているネズミ「ソクラテス」以外のネズミには冷たく当たり、ソクラテスに変わって新しくリーダーに指名した「ベス」に対してもそれは同じで、その待遇の酷さにベスとネズミ達がウィラードに対してアタックを仕掛けていく……。

 映像的には大量のネズミ達が蠢き、人間、そして天敵であるネコを追い詰めていくシーンが圧巻。しかし、ホラー・パニック映画としてはインパクトが弱い。直接的なグロ描写があるわけではないことが大量のネズミの齧りの怖さを弱くしているのかもしれない。社長から屈辱的な仕打ちを受けてきたウィラードがネズミを使って社長に復讐を果たすが、逆に、そのネズミ達に対して屈辱的な仕打ちをしてきたウィラードが今度はネズミ達から復讐されてしまうというのは、虐げられた弱者が自分よりも更に弱いものに対して自分がされてきたのと同じような行為をしてしまうという、閉鎖的いじめのメカニズムであり、一種の教訓的であった。まあ、B級作品だけど。
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