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【映画】 『気まぐれな狂気』

気まぐれな狂気 気まぐれな狂気
キーファー・サザーランド、ヴィンセント・ギャロ 他 (2007/11/28)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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刑務所を出所した男性が、刑務所仲間や恋人とともに強盗を計画。麻薬ディーラーを襲うが、メンバーの1人が殺人を犯してしまったことから、偶然出会ったカップルを人質にして逃避行を続ける羽目になる。
 1997年のアメリカ映画『気まぐれな狂気』を観た。刑務所を出所した男が仲間と共に麻薬ディラーを襲って強盗を試みるが、メンバーの一人が殺人を犯してしまったことから逃避行を続けることになるという話。監督のキーファー・サザーランドが犯人グループの中で重要なポジションを担う役として出演しており、そのブチキレっぷりが愉快である。気まぐれな狂気という邦題はよくつけたもので、殺人・犯罪衝動を始めとした様々な狂気の気まぐれを作品のテーマにし、逃避行の最中に人質にとったカップルの男の方がやがて犯人達と意気投合し、暴力衝動を気まぐれに起こしたり、また、犯人グループに潜んでいた麻薬取締官が犯人と心を通わせるシーンは本作ラストの犯人達のあっけない最期と共に無情の気まぐれを感じさせる。根っからの悪も根っからの善もない、そこにいるのは単に人間であり、善と悪に分けるのは気まぐれな狂気だという本作のメッセージはたまらなく人間臭く、しかし、それがクサすぎない程にキレっぷりで包まれており中々に面白かった。逃避行中の小噺がもう少し面白ければ名作になっていたのではないかとも思うだけに惜しい。
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