【映画】 『椿山課長の七日間』
![]() | 椿山課長の七日間 デラックス版 西田敏行、伊東美咲 他 (2007/06/08) ジェネオン エンタテインメント この商品の詳細を見る |
社運をかけたバーゲンセールの真っ最中、勤務先のデパートで脳溢血のため突然死した椿山課長(西田敏行)。やり残した仕事や愛する家族、21年分が未払いの住宅ローン……あまりに未練がありすぎてこれじゃあ死んでも死にきれない!しかし、天国と地獄の中間地点にある中陰役所で、三日間だけ現世に戻ることを許された椿山は、正体がバレないように生前とは似ても似つかない絶世の美女、和山椿(伊東美咲)となってよみがえる。「あの世」から「この世」に舞い戻った椿山は、家族の秘密と親子の愛情、そして秘められた想いを初めて知る。椿山と同様に、殺されたヤクザの親分・武田もまた三日間だけのよみがえりを許される。美貌のヘアスタイリスト・竹内へと姿を変えて……。そして彼もまた、自分が殺された謎を追っていくうちに、生きている間には知りえなかった、仲間たちがよせる信頼と愛情、絆の深さにあらためて気づかされるのだった―。浅田次郎のベストセラー小説を原作にした映画『椿山課長の七日間』を観た。突然死した中年の椿山課長が天国と地獄の間にある中陰役所で数日間だけ現世に戻ることを許される。かくして椿山を始めとした3人が別人となって現世に戻る。この手の話のお約束として自分の正体を明かすのは勿論禁止。そうはいっても、現世での交流に未練のある人間と接していき最後には正体がバレて終わるというのもやっぱりお約束。主人公である椿山を演じる西田敏行が現世に戻ると同時に伊東美咲になり、伊東美咲のオヤジ仕草と西田敏行の吹き替えが愉快な作品。
椿山課長が現世に戻って、自分の妻が不倫していて、というか自分と結婚する前から自分の部下と既に付き合っていて自分の息子も本当の息子ではなかったという事実が明かされるのを軸に、椿山課長と共に現世に戻った他のメンバーと家族・ヒューマンドラマが展開されるのが基調だ。別の立場の人間・視点に転換してそれまでの自分の家族・ルーツに触れる違和感と新鮮味、そして新しく分かる事実による衝撃が視聴者にきちんと提供されていてストーリーとして設定として質が高い作品であるが、揺らぐ家族の絆の修復・再生をテーマにしている割に類似の他作品のような「家族の絆の揺らぎ」そのものついての深刻さ・暗さが弱く、底抜けの明るさ・無邪気な絆の強さが徹底的に貫かれているせいで、ある種の現実的な体験者であったり、ルサンチマンを抱いている人間には受け入れ難いのではないかと思う。子ども視点→椿山課長が実の父親ではなく、母の不倫相手こそが実の父親だった→今まで育ててくれた椿山課長こそが真の父親だ、家出してやる→他の家族の複雑な事情とそのなかでも強く芽生える絆の様を見る→母が愛している男の人だし、僕も受け入れるよ、これからよろしくね、新しいパパ。もうね、俺が銃所有出来たらYou Tubeに犯行声明を動画投稿した上で射殺してる。ぐらい、たまらない憎らしさがある。これはもう、フェミニストが専業主婦を「あいつらのせいで自分達の地位が貶められている。理解されない」という理由で憎むのと似てるな。どうでもいいけど、伊東美咲が中山美穂に見えて仕方がなかった。
- トラックバックURLはこちら
- http://kouichi0226.blog71.fc2.com/tb.php/1260-ea1895e1
椿山課長の七日間 に関するブログのYahoo、Google、Goo、Livedoor検索による最新の口コミ情報をお届けします!…
2008/01/02(水) 14:02:55 | 最新ブログをまとめて検索
