【映画】 『ケーブルガイ』
![]() | ケーブルガイ ジム・キャリー、マシュー・ブロデリック 他 (2006/09/27) ソニー・ピクチャーズエンタテインメント この商品の詳細を見る |
不動産会社に勤める青年が引っ越しをして、軽い気持ちでケーブルテレビに申し込んだ。ところが、やって来たケーブルテレビ設置作業員に付きまとわれ、悪夢のような出来事に巻き込まれる。ベン・スティラー監督。1996年のアメリカ映画『ケーブルガイ』を観た。不動産会社に勤める青年が引っ越した先でケーブルテレビに申し込む。しかし、やってきたケーブルテレビ設置作業員(ジム・キャリー)が変わった人間で、主人公の青年に付き纏う。ケーブルテレビ作業員とズルズルと付き合いを続けてしまう主人公、やがて二人は友人という関係に発展していくが、作業員は主人公のプライベートに深く干渉しだし、余計なお世話を働く行為がエスカレートしていく。それにたまらなくなった主人公が作業員との縁を切ろうとするが、そのことに怒った作業員が主人公に復讐をするという話。
作業員を演じるジム・キャリーのコミカルで躍動的でありながら、一方で、まるで『イン ザ・ミソスープ』のフランクのような影を含む不気味さを醸した演技はまさに彼の真骨頂とも云える。ジム・キャリーの一級の演技によってコメディとして、そして後半からはホラーとして、それぞれ平凡なストーリー展開が光り輝くものとなっている。
ケーブルテレビによる多チャンネルテレビ先進国のアメリカの問題点を指摘した社会派の要素も兼ね備えている。友人のいないケーブルテレビ作業員の孤独な子ども時代、彼のお守りをしてくれたのは親ではなくてテレビだったという背景による重みとともに抱えられる一種の「ゲーム脳」的な不気味な人間性は飛躍したフィクションであろうが、しかし、彼の叫び、ケーブルテレビにベビーシッターをさせるのを止めさせてくれ、には実社会に即して考えさせられるものがあるのだ。
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