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【本】 『っていうか症候群』 (秋元康)

っていうか症候群―君ってこういう人 っていうか症候群―君ってこういう人
秋元 康 (1997/07)
扶桑社
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 雑誌『caz』にて1994年から1997年まで掲載されたという秋元康のエッセイをまとめた本である。
 君が感じる春の到来は、そんなにロマンティックではない。
 では、君は、何を見て春の到来を感じるのか?
 フジテレビの『なるほど! ザ・ワールド春の祭典』である。
 TBSの『オールスター春の大感謝祭』である。
 日本テレビの『春のSHOW・BYショーバイ』である。
 それを見ると、「ああ、もう春だわ」と、押し入れにある、通販で買った洋服ボックスから、お気に入りの水玉のワンピースを出すのだ。
 そんな女性を対象に世俗についてあれこれ書かれている。さすが秋元康、くだらない本を書いているな、という感想を抱くのだが、猿岩石やage.35など懐かしい単語が出てくるので当時の流行を窺い知るのにちょっとした参考にはなる。

「っていうか症候群」というタイトルも興味深い。本書にて秋元康が書いているが、「っていうか」は聞いていて腹の立つ言葉である。2000年前後であれば「みたいな症候群」になったと思うが、果たして現在は何症候群だろうか。

 ところで、秋元康を嫌いな人間はかなりいて、秋元康みたいなデブが恋愛を語るな! という意見もかなりあるみたいだが、個人的には秋元康みたいなのはそれほど嫌悪感を抱かない。田中康夫と相通ずる愛くるしさのようなものがあると思う。見た目でいえば、個人的にはむしろ、勝谷誠彦や小林よしのりみたいなおどおどした奴が愛国語るな! の方がしっくり来る。
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