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【ゲーム】 『ドラゴンボール3 悟空伝』

ドラゴンボール3 悟空伝 ドラゴンボール3 悟空伝
FAMILY COMPUTER (1989/10/27)
バンダイ
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 ドラゴンボール大好き。中でも悟空とチチの夫婦が大好き。しかし、いつからドラゴンボールを好きだったのだろう。思い起こしてみるに初めてドラゴンボールのコミックスに触れたのは小学1年の頃だった。コミックス第1巻を学校に持ってきて読むという何ともけしからん児童、まったくとんでもないガキ、がいた。そして、彼に読ませてもらうことでドラゴンボールを知った。僕の子ども時代はドラゴンボールと共にあり、ファミコンブームの中でもドラゴンボールを題材にしたキャラクターゲームには多く触れた。

『ドラゴンボール3 悟空伝』は1989年に発売されたファミコン用のゲームソフトで、当時の僕は小学生の低学年。滅多に買ってもらえなかったファミコンソフトだが、これは親に買ってもらえた貴重な一本なので個人的な思い入れが強い。ゲームのジャンルはRPGであり、システムはその後のファミコン『ドラゴンボールZ』シリーズにも受け継がれるカードを用いたボードゲーム形式のものだ。もっとも、ドラゴンボールZシリーズは割と広大なマップ(マス目)を舞空術で自在に移動できるのに対して、本作では極端に狭いルートを淡々と直進していくしかない。故に筋斗雲や飛行機のような特別な移動手段を用いた時の利便性の強烈な爽快感が味わえ、更には限定的でストイックなシステム・難易度であるからこそ逆に戦闘のスリリングさが原作レベルに再現できていたと云えるかもしれないが。

 ストーリーは悟空が少年時代にブルマと出会ってドラゴンボール集めを開始するところから青年になりマジュニアを倒すところまでとなっている。子どもと青年の二種類の悟空の表情・アクションはファミコンといえども非常に良く描かれており、これは敵役も同様だ。

 残念な点として、ゲームバランスが悪くゲーム序盤から悟空の初期レベルを大きく超えた敵(ウサギ団)と出会う確率がかなりあり、あっけなく戦闘に敗れてゲームオーバーになる、それに象徴されるようなバランスの悪さが最後まで付き纏うこと。また、ストーリーの進行度に応じたレベルキャップシステムがゲームの白熱さを上げている一方でやりこみ要素を殺してしまっている。最後に、3D式のダンジョンの移動がやたら面倒くさく、とても子どもが楽しめるものではない。このような点があり、クソゲーという評価も下されているらしいが、ドラゴンボールの世界を巧みに再現できており、RPGの面白さと共にこれがファミコンかというほどの素晴らしい出来であると僕は思う。

 余談だが、本作はワンダースワンで移植されたらしい。本作のようなゲームシステムを踏襲しながらWiiあたりでドラゴンボールのストーリーを全て網羅したような壮大なRPGが作られないかなあ。ハリウッド映画が今年公開されるというし、テレビゲームの格闘ジャンルとしてのドラゴンボールも大きく進歩しているのだから、RPGとしてのドラゴンボールもここらでエイッと大きな一歩を踏み出してもらいたいのだが……。やりたいなあ、今風のドラゴンボールRPG。あー、でも、MMOPRGでドラゴンボールオンラインというものが出るんだっけ、うーん……。
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