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【アニメ】 『ドラゴンボールGT』
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GT自体は戦闘力がインフレしたドラゴンボールの現状をしっかりと受け入れながらも、一方で、初期ドラゴンボールのような軽いノリ、少年少女のアドベンチャー的な雰囲気を出すためのシチュエーションに凝られていた。しかし、もはや圧倒的な戦闘力を持つ孫悟空とそれに釣り合うように設定された敵役に他のキャラクターがついていけず、既存のドラゴンボールシリーズであった孫悟空を中心としながらも他のZ戦士達も大いに活躍してくれるというパーティー的な要素が無くなってしまっていたのが残念だ。笑いのノリも『ドラゴンボール』としては違和感がある。そういう点でファンとして納得できない点はある。しかし、魔人ブウ編以後、つまり「その後」のドラゴンボールの世界、登場人物がきちんと描写されているのには喜ばずにはいられない悲しいファンの性。
アニメオリジナルということで戦闘などの間の延び・引き延しがなく、テンポ良くサクサク進むので壮大な劇場版ドラゴンボールというノリで楽しめる点は評価できる。一つ一つのシーンと繋ぎ方に原作をリスペクトしているのが分かるのも微笑ましい。熱狂的だった当時はこんなの許せないという感情もあったが、今になってドラゴンボールGT全64話の良さが分かったような気がする。
勿論、最初に述べたように僕はドラゴンボールGTが苦手である。それは大人になった今、改めて観ても嗜好としては変わらなかった。しかし、本作シリーズの最後で悟空が最期を迎え、回想のシーンと共にエンディングを迎えると途端に涙ぐんでしまった。特にクリリンと悟空の組み手はドラゴンボールの大ファンだからこそ感極まりそうになるシーンだった。その後のパン婆ちゃん云々の世界は蛇足であったように感じたものの、あのクリリンと悟空の組み手の最終回、それだけでGTを観て良かったとそう思える、その価値がある。それ程に壮大だったドラゴンボールの歴史とその素晴らしさがあのワンシーンに凝縮されていて、その歴史を自身の成長と共に過程したからこそ自分の心のなかで紐解かれるものがあって、フっと泣き出してしまいそうになるのだ。ああ、ドラゴンボールよ。
- 02/04/23:00
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