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【映画】 『伝染歌』

伝染歌 プレミアム・エディション伝染歌 プレミアム・エディション
(2008/02/22)
小嶋陽菜、前田敦子 他

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女子高生の自殺現場に居合わせたあんず(大島優子)は、彼女が死の間際に口ずさんでいた不気味な歌が気になり、その謎を追い始める。そのころ、三流風俗雑誌の編集部員の陸(松田龍平)は、歌えば死ぬという“伝染歌”のうわさを耳にする。ありふれた都市伝説にも思えるうわさであったが、その謎を追い始めた陸はあんずと出会う。
 あー、やってしまいましたね、秋元康先生。秋元先生がこの作品にどれだけ関わっているか詳細はわかりませんが、原作・原案の秋元康先生から観てこの作品はどうなんですか。AKB48の超絶ボッタクリ商法と比べてどうなんですか。

 いずれも云えるのは、流行をうまく読んで掴んでいるというか、どうやって金を集めればいいのかを分かっていて、バカを騙しにかかっているのがミエミエの如何にも秋元康的ニオイがプンプンするということだ。

 本作は「伝染歌」という都市伝説をキーワードにしながら、現代の社会問題となっている自殺についての意識・問題と背景にある息苦しさ・病理に切り込もうとしているが、俗流若者論的なものに対抗するために自身らが同じレベルの次元に落ちて社会や大人を俗論で語るという滑稽さ。頭の悪さをフィクションとしてのドラマに合わせておらず、生の女子校生に合わせてしまっている痛さ。あまりのわざとらしさが観ていて辛い。大方ケータイ小説あたりのブームを意識した作風なのだろうが、いくらなんでもこれはないというちぐはぐなストーリーの駄作になっている。「着信アリ」はそれでも、本格ホラーの真似事をしてそれなりのカタチを作り上げていただけに、よりにもよってこんなメンヘル系の作品になってしまうとは残念だ。

 ホラーとして宣伝していたにも関わらず、内容は全くホラーではなく、蓋を開けてみればAKB48のアイドル映画だったなんて、悪い冗談だ。こういう作品がそれなりの宣伝をされてしまうから、日本映画は映画館で観る気が失せる。AKB48の酷い商売が話題になったが、この作品も本当に酷い。
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