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【映画】 『メリーに首ったけ』

メリーに首ったけ (ベストヒット・セレクション)メリーに首ったけ (ベストヒット・セレクション)
(2007/11/21)
キャメロン・ディアス

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内気で不器用な高校生テッド(ベン・スティラー)が憧れのメリー(キャメロン・ディアス)とデートする幸運をつかむが、ズボンのファスナーがひっかかるトラブルがもとでデートは中止、メリーとの仲もそれきりになってしまう。13年後、テッドはまだメリーのことを忘れられず--やや妄執的--、怪しげな探偵パット・ヒーリー(マット・ディロン)を雇って、マイアミに住むメリーを調査してもらう。ところがパットもメリーに夢中になってしまい、テッドとパットのあいだで騙しあい化かし合いのメリー争奪戦になる。やがて2人はメリーに首ったけなのが自分たちだけではないのを知り、結局、5人の男たちがメリーに自分を選ぶよう迫ることになる。

(Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/メリーに首ったけ
 キャメロン・ディアスの出世作『メリーに首ったけ』を観た。1998年(日本では1999年公開)のアメリカ映画。下ネタ満載のラブコメディ。

 キャメロン・ディアス演じるメリーという魅力的な女性にメロメロになった男達が彼女の心を射止めようと奮闘する。メリーに言い寄る男はどれも曲者で、メリーに近づくためならメリーの理想の男を演じる嘘を平気で吐き通そうとする。モテない男たち特有の暗さと痛さを兼ねたエネルギーに溢れた下品なギャグを恋愛エピソードにうまく乗せたコメディで、ポコチンをズボンのファスナーで挟んでしまうシーンや、自慰行為で耳にかかった精液をメリーがヘア・ジェルと勘違いして自分の髪の毛につけてしまうシーン、はたまた動物虐待的なシーンなど人によっては笑えないような悪戯ジョークが満載であり、ベタな恋愛コメディと思って観ると、その選択を後で悔やむ事になるかもしれない。

 魅惑的な女を「モノ」にするために男達が繰り広げるエネルギッシュな喜劇が本作のストーリー的な魅力であるが、映像的な、映像作品的な魅力としては何といってもキャメロン・ディアスの可愛さ・美しさにあるだろう。約10年ほど前のキャメロン・ディアス。本作のキャメロン・ディアス。その美貌の素晴らしさ、スレンダーでありながら強烈に主張される女性性に、作中の男達が首ったけになるのも理解でき、思わず感情移入してしまう。メリーが男のしょうもない嘘にほいほいと引っ掛かってあちらこちらに靡いてしまうのに嫌悪しながらも同情してしまう。ある種の「ビッチ」的ミソジニーを感じさせつつも、一方で、きちんとメリーをフォローしていて、レディーとして扱っているところに、下品なコメディが出してみせた上品さを見たような気がする。
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