【映画】 『ホーム・アローン2』
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クリスマスの家族旅行で、シカゴに在住するマカリスター家はマイアミに行く事になっていた。しかし当日の朝、昨年と同じく家族全員が寝坊してしまう。昨年とは違い、ケビン・マカリスター(マコーレー・カルキン)は家族と共に大急ぎで空港に向かった。しかしケビン一人だけ録音マイクの電池取換えに気を取られたせいで飛行機を乗り間違え、ニューヨークへ行ってしまった。ホーム・アローン2。お馴染みマコーレー・カルキン演じるケビンがまたもや家族とはぐれる。
ケビンは父親のクレジットカードを使って高級ホテルに宿泊して豪遊する。しかし、街中で去年家に侵入し、脱獄した泥棒二人組、ハリー・ライム(ジョー・ペシ)とマーヴ・マーチャント(ダニエル・スターン)に遭遇してしまう。さらに父親のカードを使っていたことがばれ、ホテルを追われるも、二人の泥棒が玩具屋の有り金を狙っていることを知り、二人を退治しようとする…。
(Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/ホーム・アローン2)
クリスマスの家族旅行で乗る飛行機を一人間違えたケビン。舞台はニューヨークに移される。一人ぼっちになったケビンは孤独である事の寂しさよりも気軽・気楽さを親のクレジットカードを使ってプラザホテルに宿泊することで逞しく謳歌してみせる。ホテルの従業員に子ども一人でいることをバレさせないように知恵を働かせたり、ニューヨークの町中で前作に撃退した泥棒二人組とまたもや遭遇したことから御馴染みのバトルコメディに発展させるなど、基本的な構成は前作とほとんど一緒になっている。パターン自体もそうだが、個別のシーンにあえて前作と重ね合わせているシチュエーションが多々観られる。
ファミリー向け映画だが、ケビンの仕掛ける罠による大人(泥棒)への攻撃はなかなか激しいものがあり、ちょっとしたグロテスクである。これは前作もそうだったが、面白いのは、その過激さが本作の笑いを盛り上げている重要な構成要件となっているとはいえ、ケビン自体は暴力映画を興味本位で観つつも肝心の暴力シーンではその激しさに目を手で覆う少年だ。その少年が「悪い大人」に対して暴力映画さながらの攻撃を平気で、しかも愉快な気分で、仕掛けるのだから子どもの無邪気さというか人間の防衛本能の凄さへの畏怖が作品から醸される。前作同様、エピソードに人間関係の温かみを取り入れながら、最後は家族の良さで包んで終わらせるというアメリカンファミリーものだが、その防衛本能がきちんと機能してこそのアメリカンファミリーだなと思わせられる。
子役のマコーレー・カルキンの演技力は本作でも冴えていて魅力的。生意気さと大人顔負けの知恵と行動力を有するケビン少年の奮闘は『クレヨンしんちゃん』的な面白さがある。前作が楽しめた人なら本作もきっと楽しめることだろう。
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