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【映画】 『エルム街の悪夢3 惨劇の館』

エルム街の悪夢3 惨劇の館 スペシャル・エディションエルム街の悪夢3 惨劇の館 スペシャル・エディション
(2004/03/26)
ロバート・イングランド、ヘザー・ランゲンカンプ 他

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初めての惨劇から5年後。エルム街に住む女子高生クリスティン(パトリシア・アークェット)は、夜ごと奇怪な悪夢に悩まされていたが、その夢の中の殺人鬼フレディ(ロバート・イングランド)のために精神病院に送られてしまう。その精神病院では、同じようにフレディを恐れた子供たちがいっぱいいたが、医者たちは、みな妄想と決めつけ相手にしなかった。が、ドクター・ニール(クレイグ・ワッソン)だけは、子供たちの言うことを信じた。そんな頃、夢心理学の研究生としてナンシー(ヘザー・ランゲンカンプ)がやって来た。子供たちは、彼女にはすぐなついた。やがて、子供たちが次々に変死する。一方ニールはフレディの遺体の隠し場所へと向かう。その頃、ナンシーと子供たちは、フレディと対決すべく、夢の中の館へと踏み込んでゆくのだった。

(goo映画 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD1185/story.html
 エルム街の悪夢3。なんと、本作ではシリーズ第1作の主人公であるナンシーが登場し、活躍を見せている。確か、前作では死んだことになっていたはずだから、本作は前作以前の設定の話なのか(※ナンシーは結局は本作最後に死ぬことになる)、それとも前作自体が無かったことになっているのか。……こういう映画で細かいことは気にするなということなのだろう。

 舞台は精神病院となっていて、そこに集められたフレディを恐れる若者達にスポットライトが当てられる。精神病院という舞台を活かしての濃厚なストーリーが展開されるわけでは無いが、これまでのエルム街の悪夢シリーズでの学園系青春謳歌を脱し、平時のシーンからトーンを暗くしていることが新鮮ではある。ただ、フレディ・悪夢・睡眠に対する恐怖の描写は弱く、日常と恐怖・緊急時のエネルギーの強さとギャップのインパクトが無くなってしまっている。

 フレディが夢の世界で自在に動けるように、子ども達も夢という世界を利用して魔法使いになったりと自在に変身してフレディに立ち向かう点はユニーク。フレディについて、彼の母親が遭遇した悲劇(拉致・監禁・大勢の鬼畜によるレイプ)により彼が生まれたことが語られるシーンのように重要なエピソードも存在しているが、全体的には平凡以下なホラーで大きな見どころもなく、退屈してしまった。前作に比べてより第1作目の路線に近づいたのは評価できるが、どうにもテンポが悪く、演出における弱さもあって、怖がらせようとしているスリラー映画というよりも、フレディに対するファン作品を観ているかのようだった。
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