【映画】 『名探偵コナン 迷宮の十字路』
![]() | 名探偵コナン「迷宮の十字路」 (2003/12/17) 高山みなみ、山崎和佳奈 他 商品詳細を見る |
東京・大阪・京都で国宝専門の盗賊団「源氏螢」のメンバーが次々に殺される事件が発生。劇場版名探偵コナン第7作。今回の舞台は京都。所詮アニメであっても、春の京都という情緒溢れる優美な背景は如何にもスペシャル版コナンという雰囲気があってグッド。ただ、迷宮の十字路というタイトルが暗示する京都の構造と事件の難易度・奥行きが今ひとつ重なっておらず、京都を単に観光名所的にしか利用できていないのがストーリーとしては残念。
丁度その頃、コナン達は盗まれた仏像の調査のため京都を訪れていた。源氏螢の事件を追っていた服部平次と合流したコナンは、翁の能面を被った男に襲われる。
その後も犯人に狙われる平次。さらには和葉が誘拐されてしまった…。
(Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/名探偵コナン_迷宮の十字路)
キャラクター、本作では、関西ということからか、服部平次が主役級の活躍をしてくれる。劇場版で服部が活躍するのは世紀末の魔術師以来であるが、世紀末の魔術師ではキッドという本丸や少年探偵団の活躍時間の提供の都合などで服部は活躍を期待されても序盤でリタイアしてしまう脇役扱いであった。しかし、本作では違う。服部以上にキャラの立つ人物が登場しないし、少年探偵団も空気を読んでくれたのかかなり控えめな活躍にとどまり、全編を通して服部がコナンに次ぐ準主人公格として活躍してくれている。まあ、やっぱり主人公はコナンなのだけれども。
西の服部・東の工藤という呼び名の通り、服部というキャラクターはまさに関西の工藤新一であり、新一と蘭に置き換えたい事を替わりに服部にやらせるというシチュエーションが必ず付き纏う。具体的にいえば服部の幼馴染の和葉との絡みである。和葉が通常シリーズで云えば蘭が担うようなお約束的な被害者として事件に関わってくる。そして、本作ではこの服部と和葉の関係性を伏線として敷いておいて、最後に話の流れの中でご都合的に一瞬だけコナンが新一の状態となって蘭との再会を果たすシーンと重ね合わせて結びつけることで大いに盛り上げている。その一点に全てが凝縮されるようなラブコメ路線の作品といえる。前作『ベイカー街の亡霊』とは打って変わって甘くなった。これがコナンらしいといえばらしいのかもしれないが。
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