【映画】 『名探偵コナン 水平線上の陰謀』
![]() | 名探偵コナン「水平線上の陰謀」 (2005/12/14) 高山みなみ、山崎和佳奈 他 商品詳細を見る |
今から15年前、北大西洋の海上で貨物船・第一八代丸が沈没する事故が起き、船長と三等航海士の2人が死亡した。劇場版名探偵コナン第9作。目玉となるスポットキャラクターは存在しないが、レギュラーメンバーの毛利小五郎が大活躍する作品に仕上げられている。
そして現在、毛利蘭の友人・鈴木園子のはからいにより、コナン達は豪華客船「アフロディーテ号」でクルーズを楽しんでいた。だが、その船内で殺人事件が発生してしまう。
コナンの推理で犯人をつきとめ、事件はなんとか解決したものの、そのトリックはあまりにも単純すぎる。そう考えているうちに、船内で激しい爆発が起きる…
犯行の目的からは想像も出来ない爆弾の数…事件には裏があると確信したコナンは船へと向かう!そこに立ち上がったのは…!?
(Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/名探偵コナン_水平線上の陰謀)
豪華客船を舞台にして起こる事件を解決していくわけだが、一つの事件に二面性を設定し、コナンが犯人と睨んだ人物の他に黒幕的な真犯人の存在がある。これを毛利小五郎がコナンの鮮やかな推理の隙を突いて主人公格として追い詰めていくシナリオになっている。事件の二面性が普段のコナンと小五郎の関係性、事件の意外性が本作における小五郎の活躍に見事に重なり合い、キラリと輝く。タイタニックの真似事をやろうとして空回りしたり、二面性以外に事件に面白みはなかったりと残念な面もあるが、事件本位でコナンと小五郎のポジションに含みを持たせる作りは今までの劇場版シリーズにはない複雑な面白さがある。その部分だけを抽出すればキャラクターが活きるミステリーアニメとして上質である。
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