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【映画】 『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たちパイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
(2006/12/06)
ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム 他

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時代は17世紀ごろ。カリブ海の港町ポートロイヤル──美しい総督の娘エリザベスは、子供の頃に、海の漂流から救助された少年ウィルが身につけていた黄金のメダルを今でも大切に持っていた。その少年ウィルは、スワン総督の屋敷に、鍛冶屋として出入りしていた。ウィルは、総督令嬢のエリザベスと、お互いが気になっていたが、身分の違いから恋心を抑えていた。

ある夜、町を襲撃した海賊船ブラックパール号のバルボッサ船長率いる海賊たちに襲われ、エリザベスは拉致されてしまう。 バルボッサ船長の目当てはエリザベスの黄金のメダルにあった。 ウィルは、牢獄に入れられていた海賊ジャック・スパロウの力を借りて、命がけで彼女の救出に向かうのだった。 ジャックはバルボッサの過去を知る数少ない人間の一人であり、恐るべき真実をウィルに告げる。 バルボッサとその手下たちは呪いをかけられ、月光の下でその忌まわしい姿をさらすというのだ。

(Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』を観た。ディズニーが送る人気シリーズの第1作。ディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」をモチーフにしているらしいが、雰囲気は割と本格的な海賊もので時代性もバッチリ。スタリッシュだがややぎこちないアクションシーンの立ち回りは気になったものの、ディズニーの割にはアメリカでPG-13指定を受けた程度に人が殺されていく残虐性のある作りはそれなりの迫力を演出している。

 ジョニー・デップ演じる粋な海賊・ジャック・スパロウとオーランド・ブルーム演じる鍛冶屋の見習い・ウィルのコンビが攫われた美女・エリザベスを救い出すために旅立つ。鍛冶屋の見習いと高貴な身分の美女との身分違いの恋の成就とそれを許す「自由」の素晴らしさを喜ぶという陳腐な結末に向けての旅立ちであるが、エリザベスを攫って悪役になる呪われた海賊たちを追いかける道程で如何にも海賊ものらしい宝探しアドベンチャー的要素がファンタジーな世界観を伴ってストーリーに関わってくるようになる。世界観をフルに活かして話のあちこちで色々な方向に舵が切られていく手法が面白い。

 しかし、一番の見所として押したいのは、ストーリーではなく、キャラクター。ジョニー・デップであり、ジャック・スパロウだ。渋さと子どもっぽさが合わさったジョニー・デップの味のある演技がひょうひょうとした性格のジャック・スパロウというキャラクターを大変に魅力的なものとしている。ウィルとエリザベスの恋路を応援しつつも、エリザベスの美しさに複雑な視線を送るなど、豊かな表情演技はストーリーに直接表現されない水面下での盛り上げに大きく貢献している。実のところ、全体を通してはかなり退屈気味に鑑賞していたのだが、このジャック・スパロウの表情のおかげで寝ずにすんだ。
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