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【映画】 『ボイス』

ボイスボイス
(2006/01/25)
ハ・ジウォン、キム・ユミ 他

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ジャーナリストのジウォン(ハ・ジウォン)は、最近脅迫電話に悩まされていた。親友ホジュン(キム・ユミ)の勧めで携帯電話の番号を変え、しばらくホジュンと夫の所有する別宅に身を寄せることにする。ある日、まだ誰にも教えていないはずの携帯が鳴った。ホジュンの幼い娘ヨンジュが出ると、恐怖に目を見開き、全身を痙攣させて絶叫。その日を境にヨンジュは悪魔が憑衣したような形相で、禍々しい言葉を吐くようになる。調査を開始したジウォンは、以前この番号を使用していた人たちが謎の死を遂げたことを知る……・

(goo映画 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD34158/story.html
 着信アリに対する創作意欲を刺激したとか云われている韓国のホラー映画『ボイス』を観た。現代において最も人間の身近なツールである携帯電話を題材にしており、アイディアのユニークさが受けたのか、韓国国内ではホラー映画のジャンルで歴代最高の興行収入を叩きだしたとか。

 しかし、実際の内容はいまいちに感じた。韓国の感性っていうものに合わなかっただけかもしれないが、それにしたってこれがホラー映画のジャンルで最大の興行収入というのは何か裏があるのではないかとか勘繰ってしまう。ホラーというよりも古典的なサスペンスで、妻と夫の不倫相手の女子高生による痴情のもつれが引き起こした悲劇の真相へ誘うのにホラー的な手法を用いているに過ぎない。ありがちなB級ホラーではホラー性を特化させてストーリーは支離滅裂ということが多いが、本作ではストーリー性は重視しているものの一方では陳腐でソフトなホラー演出に終始してしまっている。映像の雰囲気だけならJホラーなのだが、中身は全く怖くないリングという感じで、ドラマだけが一人歩きしている。人工授精や妻と愛人の立ち位置・感情などを用いて「女」に対する掘り下げの作業により、女の存在そのものがホラーであるという人間ドラマ路線で勝負しているのでコテコテのホラーものを期待すると肩透かしを食らってしまうことだろう。
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