コウイチブログ

本と映画と、ついでに市原市
トップ漫画・ゲーム・アニメ → 【アニメ】 『めぐみ』

【アニメ】 『めぐみ』



昭和39年(1964年)10月5日、横田家にはめぐみという名の女の子が誕生した。一家は双子の弟が生まれたあとしばらくして、新潟に引っ越す。やがて、めぐみは中学校に進学。幸せな家族生活が送られるはずだった。だが、昭和52年(1977年)11月15日、めぐみさんは北朝鮮当局により拉致されてしまう…。
 北朝鮮による日本人拉致問題の認識を広めるために制作されたというアニメ『めぐみ』を観た。政府の拉致問題対策本部のウェブサイトはこちら。僕はGyaoの方で観たけれども、コピーフリーの動画ということで著名な動画共有サイト等にアクセスすればいつでもどこでも手軽に視聴できるようになっているとのこと。

 25分程の尺で、内容はタイトル通りに横田めぐみさんの事例にほぼ絞られている。日本で拉致問題といったら一番著名な被害者というのが横田めぐみさんというのもあるんだろうが、それには13歳の少女が拉致されるというセンセーショナルな面が手伝っている。その点を本作はきちんと把握しており、25分というボリュームで本作が選択した作戦は小難しいメッセージの送信ではなく、拉致された「少女」と引き裂かれた「家族の絆」というドラマのアピールであった。

 横田滋さん役に山ちゃんこと山寺宏一。横田めぐみさん役に高山みなみとかなり豪華なキャスティング。横田滋さんはロマンスグレーというかちょっとキザで渋くてかっこよすぎるかなと感じたし、横田めぐみさんのあまりの美少女っぷりにも驚きがあったといえばあったが、まあ、そこらへんはアニメだし、デフォルメだし、気にしてはいけないのだろう。

 と思いながらも、やはり気になるめぐみさんの可愛らしさ。めぐみさんの美少女ぶりというのは、見た目だけでなく、内面の可愛さも積極的にアピールされている。着物を着た時の立ち居振る舞いについての母子のエピソードなどが紹介されており、大和撫子的な魅力が醸されている。そういう点で時代を感じさせるというか、今時の普通の少女という記号とは一線を画す純朴さ、ノスタルジーな感じ、ギャップが魅力的に映った。この美少女アニメ的な「萌え」の風味を引き出しているのは明らかに意図的で洗練された演出手法からなので、人により好みがわかれるかもしれないが、そういう観点から観ても面白い作品になっている。どういう経緯で制作されたのかはよくわからないが、良い意味でも悪い意味でもプロフェッショナルにキャラクターの魅力に偏らせたアニメだとは思った。
URL
コメント
パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバックURLはこちら
http://kouichi0226.blog71.fc2.com/tb.php/1622-4cb1a6a0