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新庄剛志

 日本ハムがプレーオフ進出を決め、新庄の引退セレモニーも盛り上がった。新庄が今シーズン限りでの引退を宣言したのがシーズン始まったばかりの4月のことだった。当時は日本ハムがここまで躍進するとは予想できなかったが、結果としてあの日本ハムがこれだけの快進撃をなしたというのは新庄自身何かに選ばれた存在ということなのだろうか。

 顔はハンサムだと思うし、性格も明るいし、色々な人から好かれそうなタイプではあるが、僕は新庄という選手に正直言ってスター性を感じたことがないし、昨日の試合を観ても感じなかった。

 嫌いでもない。ただ、マスコミや世間が騒ぐほどに自分の中では印象に焼き付けてくるものが感じられない。

 その新庄のプレーで一つ、強く印象に残っているシーンがある。99年だったか、当時阪神にいた新庄が抑えに回っていた巨人の槙原の敬遠のボールを打って阪神のサヨナラ勝ちを決めたシーンだ。意外だった。敬遠の球を打つというのを僕は現実のプロ野球で初めて観た。

 あの意外性というのもまたファンを惹きつけてやまないところなのだろうな、と思うが、その一方で新庄剛志という選手はプロ野球人生をあの成績で送る選手だったのだろうか、という疑問もつきまとうのだ。よくわからない。ただ、新庄自身もファン自身も楽しそうな感じがするので、終わりよければそれでよかったのかもしれないとも思う。
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