コウイチブログ

本と映画と、ついでに市原市
トップその他 → コンビニの深夜営業

コンビニの深夜営業

<JFA>コンビニ深夜営業自粛に反論 「CO2削減4%」「防犯面で弊害」

 埼玉県などが温暖化対策を目的にコンビニエンスストアの深夜営業自粛を求める方針を示した問題で、大手コンビニチェーンなどでつくる日本フランチャイズチェーン協会(JFA)は20日「自粛による二酸化炭素(CO2)削減効果は薄く、防犯面でのマイナスも大きい。24時間営業はライフスタイルの変化と社会の要請に対応したもので、今後も継続していく」と反対の見解を発表した。記者会見した土方清JFA会長(サークルKサンクス会長)は「温暖化への対応は重要課題として取り組むが、コンビニ(の時間営業)だけをターゲットにするのはアンフェア」と述べた。

 JFAによると、営業時間を午前7時〜午後11時の16時間に短縮しても夜間の冷蔵機器の運転は止められないうえ、渋滞の多い昼間に配送することになり、CO2削減効果は4%程度にとどまる見通しという。一方で、売り上げは2割程度減少するなど経営への影響は大きく「従来のビジネスモデルが成り立たなくなる」(山口俊郎JFA副会長、セブン−イレブン・ジャパン社長)としている。

 さらに、身の危険を感じた女性がコンビニに駆け込むケースは07年度は1万3169件に上り、このうち4割以上が午後11時〜午前5時の深夜に集中。自粛による防犯面での弊害は大きいという。【田畑悦郎】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080621-00000011-maiall-bus_all
 神奈川と埼玉でコンビニの深夜営業の自粛が促されるらしく、こういった方向性に石原都知事なんかも賛同しているのだとか。なんだ、日本も欧州化してきているなってところで左翼っぽい人たちがこれにまた賛同しているんだとか。いや、まあ、知らないけど、そうなんだろ? ゲロっちゃえよ! 筑紫哲也万歳!

 ユーザーの視点に立てば、これだけ日本人のライフスタイルに馴染んでしまった24時間営業のコンビニの利便性が損なわれることに戸惑いは感じるよね。しかも、その理由が効果があるのかないのかよくわからない地球温暖化対策だっていうんだから、それじゃあ納得できない。だから、日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の主張はもっともではある。ただし、それは温暖化対策に論点を絞った時の話ではあるが……。

 そう云うのもコンビニのフランチャイズチェーンにおける店長(とその家族)の労働環境の酷さというのが昔から云われている事に因る。割に合わない深夜営業を嫌い、24時間営業に反対する店長もいるというが、チェーン本部の利益とコンビニの利便性とそれを担保する「ブランド」を守るために、コンビニ店長達は契約に縛られて柔軟な経営をさせてもらえない。

 今回のような規制に賛成する人は、僕のようにそういう声をなまじチェックしてしまっている人で、温暖化云々よりも労働問題に重点を置いていることが多い。勿論、温暖化とか景観の問題とかをベタに捉えている人もいるから、規制派にどちらが多いとはいえないだろうが、労働問題を規制容認の軸にしようとしている存在が今回の議論を盛り上げながらも、歪にしている印象はある。

 メディアがコンビニ規制に本気で熱心になるなら、温暖化からは話を逸らして、コンビニ店長の過酷な労働環境に焦点を当てていくことになるんじゃないだろうか。蟹工船だのトヨタのカンバン方式だの過労自殺だのといったフレーズが重要な問題として受け止められている昨今(ネット)である。コンビニ店長の実情をレポートした記事がヤフーあたりのトップに載れば、空気は一変しかねない。

 とはいえ、JFAの温暖化から逸らした主張「防犯面で弊害」というのも簡単には無視できないだろう。記事によれば、「身の危険を感じた女性がコンビニに駆け込むケースは07年度は1万3169件に上り、このうち4割以上が午後11時〜午前5時の深夜に集中」とのことだが、素直にそれはコンビニの利点だなとは思った。

 コンビニが優れているのは、皮肉なことに、24時間営業という利便性と大手企業のフランチャイズというブランド力、明るく清潔でいて少額購入大歓迎の無関心な思いやりが徹底されている空間である事で、親近感と安心感が提供されている面にある。

 駆け込みの対応をするのは所詮素人と馬鹿にする声もあるようだが、年間1万以上も駆け込みの件数があり、わざわざ業界団体がそこを主張する程であれば、対応方法は既にマニュアル化されていることが想定できる。それでも所詮素人であることは違いないが、まさに素人であり、マニュアル以上の余計な事をしないところにコンビニの良さがあるともいえる。

 無我夢中で交番に駆け込めば、後はどうなっても自身のことを根掘り葉掘り聞かれ、事の重大性によらず、公権力の介入による身辺の更なる混乱は避けられないわけだが、コンビニであれば、一旦自分の置かれた状況を冷静に整理して、事の重大性を判断してから、警察に相談すべき(コンビニに繋いでもらうか)か、どうするかといった考えに及ぶこともでき、クールダウンの効果も期待できる。件数に現れないところで、コンビニが警察と市民のクッションになっているのではないか。

 個人的には、ユーザー(生活市民)においては、それほどにコンビニという空間が信頼されているのだ、と思いたいところだ。24時間営業というのはまさにそういった信頼のブランドを担保しているわけだから、それを崩壊させてしまうようなことを簡単に云うことも出来ないが、JFAの方々にはコンビニという空間を真に誇るのであれば、そういった利便性の裏で犠牲を強いられている存在、利益の出ない深夜営業を強制させられているコンビニ店舗のオーナーの存在にも目を向けてあげて欲しい。

 もっとも、これらはやはり話を逸らしに逸らしたところにある話題だ。今回の件における本筋は「温暖化」であり、そのために個人のライフスタイルまで規定するべきか否かといった問題になろう。その場合、JFAの主張は個人の自由を守る立場の味方にみえる。
 私は「コンビニの深夜営業自粛」に賛成です。
 繁華街で24時間営業するなら分かりますが、私が住んでいるような田舎で24時間営業して良い事あるんだろうか?と思います。

 光熱費もかかる、人件費も割増料金を払わなくてはならないし、それ以上に従業員の健康に悪影響があります。
 名ばかり管理職の過労死問題に直結しますよ。バイトが集まらなければ、名ばかり管理職の店長がその穴を埋めなければならず、人間らしい生活ができなくなります。

 防犯の観点から24時間営業のコンビニが役に立っていることは事実でしょう。
 暗い夜道を不審者につけられてコンビニに逃げ込んだ女性は多いと思われます。

 しかし、彼女達はなぜそんな遅くに暗い夜道を歩かなければならないのでしょう?
 それは、24時間営業のコンビニに引っ張られて、ファミレスもスーパーもマクドナルドも(小売業はほどんどすべて)深夜営業をするようになってきているからです。
 そういう所に勤めていれば、帰宅が深夜になってしまします。
 だから、勤め先の勤務時間が健康に配慮した時間帯であれば、それほど夜道を歩く必要も無くなると思います。

 もっと書きたい事がありますが、ここで止めておきます。
2008/06/23(月) 14:20:31 | URL | kei #-[ 編集]
>>keiさん

コンビニの問題は、そのうちに環境問題から労働問題に移行していくのではと思います。労働問題も最近の流行ですし、こちらの方がより訴えかけやすいでしょう。

しかし、例えばスーパーで24時間営業をしているところがありますが、深夜営業に利益があるのではなく、24時間営業にすることで昼間の客が増えるという話を聞いたことがあります。
個人的に、分かる気がします。24時間営業ではないコンビニに積極的に行きたいか、といえば、今までならばやはりライフスタイルの多様性を受け入れてくれる場所に行ったと思います。時計に縛られないプライベートはやはり嬉しいです。
確実に24時間であることが保障されないコンビニブランドの店舗というのは個食ライフスタイルのニーズのなかで、相当に価値が落ちる。少なくとも自分にとってはそうだったでしょうし、今でもはっきりとそういう風に捉えているところがあります。

24時間営業を一律自粛でオーナーにとって本当に利益があるのかといえば難しいと思います。特に神奈川や埼玉の人口の多い地域であれば、ほとんどの店舗は深夜営業の需要はあると思われるからです。

そもそも、コンビニ店舗の広がりというのは個人商店以上のフットワークの良さ(ニーズに細かく応えた品揃えと様々なサービスによる利便性)と長時間営業が関係しています。また、そんななかで時代に対応できなくなってきた酒屋などの個人商店が生き残りをかけて転身した(コンビニ本部の店舗戦略によってさせられた)という歴史の一面があります。また、学生・フリーター・主婦はいうまでもなく、脱サラリーマンやリストラ中年の起業・労働意欲の受け皿でもありました。

ドミナントの問題がありますが、コンビニの利点の一つにやはり「身近」である点が挙げられます。その利点・武器を取り上げることが果たして本当にコンビニの店舗で働く人たちにとって良い結果を齎すのか。
これは派遣労働問題なんかもそうなのですが、労働左翼的に考えればどうしても経済合理性で矛盾した主張をせざるを得なくなるのが難しいところです。
2008/06/24(火) 18:23:11 | URL | コウイチ #-[ 編集]
私は神奈川県鎌倉市七里ガ浜町内会の者なのですが、七里ガ浜海岸にセブンーイレブンが出来てから、
暴走族、改造車族、旧車会、深夜花火族などが集まり、一晩中続くロケット花火の騒音で、
住民の中には不眠で入院するものも出ました。
セブンーイレブンに買い物客以外停めさせるなと言っても、完全無視。
そこで、今では、鎌倉市民の税金を投入して警備員を雇い、7月1日から8月31日までの午後9時から朝の5時まで、
毎日七里ガ浜海岸を警備しているような状態です。
セブンーイレブンは、「巨悪」そのものですね。
七里ガ浜セブンーイレブンは、深夜でも2〜3分おきに車が入って来て、驚きます。
暴走族の苦情も多く、毎日、毎晩、110番され、警察が取り締まりに来ますが、
セブンーイレブン駐車場の中なので、道路交通法で取り締まれず、警察も苦慮しています。
あれは鎌倉とは思えない光景で、環境破壊そのものです。
一度、見てやってください。驚きますから。
そのあまりにヒドイ様子を写真やビデオで撮って、いろいろな人が公開してくれると嬉しいです。
2008/07/18(金) 12:55:52 | URL | 神奈川県鎌倉市七里ガ浜町内会 #rMctNpOA[ 編集]
URL
コメント
パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバックURLはこちら
http://kouichi0226.blog71.fc2.com/tb.php/1637-c30eb248