【映画】 『ぼのぼの クモモの木のこと』
![]() | ぼのぼの クモモの木のこと (2003/03/21) ぼのぼの 商品詳細を見る |
悲しいことや辛いことを忘れさせてくれるクモモの木の下で、いつか迎えに来てくれる誰かを待ち続けているフェレット(?)のポポくんと友だちになったぼのぼの。だがある日、クモモの木の枝が折られると言う事件が起こった。実は、悪い仲間との関係を断ち切ろうとして怪我をしたお父さんの痛みを忘れさせてあげる為に、ポポくんが枝を折っては家に運んでいたのだ。しかし、そのお父さんが亡くなり、ひとりぼっちになったポポくんは姿を消してしまう。心配したぼのぼのは、折からの嵐の中、ポポくんを探してクモモの木を目指す。とその時、落雷でクモモの木が炎上。ところが、燃えたクモモの木の放った不思議な匂いが森の仲間たちそれぞれに、忘れていた記憶を呼び覚ました。そう、クモモの木にはもうひとつ、記憶を想い出させる力があったのだ。そして、ポポくんが赤ん坊だった頃、悪い仲間からお父さんを引き離そうとして失敗し、以後、ポポくんに身分を隠して彼の面倒をみてきたおばさんが、実はお母さんであったことを想い出したポポくんは、迎えに来たお母さんと母子の対面を果たすのであった。それから数日後、森の仲間たちはクモモの木の下に忘れる為にではなく、忘れた記憶を想い出す為にやって来るようになっていた。いがらしみきお原作の漫画の世界をフルCGアニメーションで表現した2002年の映画。ぼのぼのってアニメをテレビ東京で観た記憶があるので調べてみたら、95年から96年にかけて放送していたというのだからもうだいぶ前、十年一昔。アニメはシュールな作風でさくらももこの漫画をまったり優しい風味にした感じという記憶があるが、原作とアニメはかなり違った雰囲気であるらしいので、あまりアテにならないということなのかもしれない(僕は原作を読んでない。知らない)。
(goo映画 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD33323/story.html)
それというのも、本作映画はぼのぼののモノローグを中心にシビアなドラマが描かれていたことで不思議な雰囲気が醸し出されていたからだ。独特のシュールなタッチを用いながらも、家族をテーマにした切ないドラマがメチャクチャな筋書きで描かれる不条理な笑いと涙。何ともいえない味わいがあって良い。フルCGアニメの表現も、僕なんかはフルCGと強調されたのを聞くと青春時代のゲームの影響かどうしてものっぺりとした映像が思い浮かんでしまうが、本作の映像は、雑っぽさとギクシャク感を抱かせる一方で、柔らかい質感を出せていたのではないかと評価をしたい。
そういえば、スナドリネコさん役に森本レオが起用されているのだが、これがあまりにもボソボソとした喋りで何を言っているのか聞き取れないのが辛かった。
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