【映画】 『バットマン フォーエバー』
![]() | バットマン フォーエバー (2000/04/21) バル・キルマー 商品詳細を見る |
バットマンが最強のパートナー、ロビンと共に強敵に挑む! バル・キルマー(『ヒート』)主演のヒーロー・アクションです。トミー・リー・ジョーンズ(『逃亡者』)とジム・キャリー(『マスク』)が悪役を務めたほか、 ニコール・キッドマンやドリュー・バリモアが出演しているのも見どころ。ロビンを演じたのは、シリーズの次回作でも同じ役を演じたクリス・オドネル。監督を務めたのは、ティム・バートンより変わって、『オペラ座の怪人』のジョエル・シュマッカー。1995年の作品。映画バットマンシリーズ第3作。前2作までとキャストが変わっていて、バットマン役がマイケル・キートンからバル・キルマーになっている。監督は相変わらずティム・バートンなのだが、作風がちょっと変わった。それはキャストの変更も影響しているだろうが、話の内容が随分と俗っぽくなっていたことが大きいだろう。相棒役のロビンが出てくるなど、新要素による刺激を積極的に取り入れたプロットと高い技術による雰囲気満点の映像演出は娯楽映画として非常に高いレベルではあるのだが、前作までにあった、ゴッサム・シティの暗い面とバット・マンのカラーであり活躍する闇の時間帯の化学反応による狂気的な正義のヒーローのインパクトは弱くなっていた。
ゴッサム・シティーでは、顔に硫酸による大きな傷痕を持つトゥーフェイス(トミー・リー・ジョーンズ)による事件が多発し、バットマン(バル・キルマー )も解決に追われていた。そんななか、バットマンことブルースの会社で、研究員ニグマ(ジム・キャリー)がマインド・コントロールできる機械を発明する。だが、実験をバカにされたニグマは常軌を逸して…。
バットマンの素性に纏わる人間的なエピソードを開陳しすぎたからではないだろうか。バットマンの正体であるブルース(バル・キルマー)の主観性にこだわられた作りは、主人公の人間としての気弱な面、打算的な面を打ち出したことで、バットマンというヒーローを演じる人間事情に共感を呼ぶが、一方で、黒いスーツに身を包んだマッチョなヒーローというバットマンの圧倒的な威厳が弱弱しくなってしまっていたのだ。
悪役はエキセントリックで存在感は抜群。本作は、悪役にトミーリージョーンズ、ジム・キャリー、ヒロイン役にニコール・キッドマンという超豪華キャストであるのが、バットマンの存在感の弱さに輪をかけてしまったともいえるほどだ。なかでも、ジム・キャリーの演技のノリ具合には恐れ入る。『MASK』さながらのテンションの高さに作品は大盛り上がり。
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