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【本】 『死者の学園祭』 (赤川次郎)

死者の学園祭 死者の学園祭
赤川 次郎 (1983/01)
角川書店
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 やってしまった、やってしまった。今注目の(?)赤川次郎著『セーラー服と機関銃』をブックオフの100円コーナー棚で手に取ってレジに置いたはずなのに、家に帰ってブックオフの黄色い袋の中身を覗いて見れば、何故か『セーラー服と機関銃』ではなくて、『死者の学園祭』が入っていた。

 『死者の学園祭』は大阪の学校でクラスメイトの死を目撃した主人公の高校生・真知子が東京の高校に転校して、なお、新しいクラスメイトの死に巻き込まれていくというサスペンスミステリー。

 真知子が女子高生らしく学園生活・恋愛といった営みを経て物語が進むところは他にも赤川次郎を読んだことがある人間であればおなじみの軽さであった。また、話自体が相当ご都合主義的に進むというのも赤川次郎らしい。巻末の解説に本作は本格推理小説(パズルストーリー)というよりもサスペンスであり、サスペンスというよりも青春冒険小説であると書いてあるがまさにその通りである。

 物語、大阪の事件と東京の事件が繋がるのは既に読者にはわかりきっていたことなので、クライマックスに犯人が判明したところでさして驚きはしなかったが、犯人が判明する前までの真知子と判明してからの真知子の心理的な面での落差、そして、これはネタバレになってしまうかもしれないが物理的生活面での落差といったものをあえてメッセージ性があるものとして捉えると興味深い。だが、そこはやはり赤川次郎であるのであまり深く、そして暗く描かず、すぐに精神的な拠りどころとしての救いが登場してハッピーエンド的に終わってしまう。

 主人公の真知子が少女少女しているので少女漫画風ライトノベルとして読めば、それなりに楽しめるかもしれない。どうも僕は読んでいて浮ついた感じがし、物語に入っていけなかった。
「やってしまった・・・」その気持ち、わかります。
私は本はほとんど衝動買いしてますから・・・。
しかもレアものが多いので古本屋オンリーですね。
最近手に入れた新刊は「愛の流刑地」渡辺淳一著。
・・・ほかにもあったっけ?と考えながら、
やっぱりないです。
2006/10/16(月) 21:54:52 | URL | いくちゃん #-[ 編集]
むか〜し、某作家の某シリーズものの一巻を
最新刊(三巻目)と勘違いして買ってしまった
記憶があります。
好きな作家の作品って、見かけた瞬間に判断力
が鈍ってしまうのかも知れません。

少女漫画風ライトノベル……確かに。
ハッピーエンドが好きな人にとっては、
肩の力を抜いて読める作品かも知れません。
2006/10/17(火) 00:51:35 | URL | SEN(つれづれ読書日記) #NkOZRVVI[ 編集]
>>いくちゃんさん

たぶん僕は料理をしたら砂糖と塩を素で間違えるタイプなんだと思います。
料理が上手ないくちゃんさんの家族が羨ましいです……。


>>SENさん

コメントありがとうございます♪
読み始めたばかりの好きになった作家の棚は未読が多いのでどれを手に取ろうか迷っているうちに意図していたのとは違う結果がもたらされることはあるかもしれないですね。

僕は、既読済みの本を間違って買わなくて良かったと、前向きに考えることにします……。
2006/10/17(火) 08:15:13 | URL | コウイチ #-[ 編集]
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