【映画】 『TAKESHIS'』
![]() | TAKESHIS' ビートたけし (2006/04/07) バンダイビジュアル この商品の詳細を見る |
オーディションになかなか受からずうだつのあがらないコンビニ店員の北野を中心に話が進められるが、やがて売れないコンビニ店員北野を含め、展開されていく全ての世界が夢であり、芝居であり、そして、現在までに芸人ビートたけし・人間北野武の歩んできた世界を実直に反映させた場であることが判明する。あちこちの場面で表現が複雑に捻られており、売れないコンビニ店員北野と芸人ビートたけしが場面ごとに反転的に描かれており、陰影に富む映画である。
半端なシリアスさ、半端な真面目さがすごく人間臭くて愉快であり、おどおどしていた北野が拳銃を手に入れてから度胸がつき、誰彼かまわずに発砲していく様など、ヤクザな世界で繰り広げられる滑稽さが作品全体をシュールなギャグに仕立てあげているのもたけしの名を冠する本作らしかった。
厳しい下積み時代を経て、あらゆることを経験し、日本を代表する人間にまで登りつめたビートたけしならではの視点の複雑さは、人間的厚みを感じさせてくれる。
映画の最後、スターであるビートたけしが、コンビニ店員の北野に刺されてしまうのは自虐的な表現に感じさせたが、一方でビートたけしの新たな決意を感じさせる場面であった。
それだけに北野武という人間の存在全てが表現として凝縮されて詰め込まれた本作においてはビートたけしというお笑い芸人としてのキャリアがあまりにも大きすぎると感じた。作品全体がギャグであるように、やはりたけしはお笑い芸人なんだなと思ってしまうのである。
次回作は北野武という人間が経験してきたお笑い芸人やヤクザな世界というところから完全に脱却し、今までの作品とは全く違った新しいモノが発表されることに期待したい。
ワタシの年代は「たけちゃん」と呼んでますねぇ・・・。
「ひょうきん族」や「THE MANZAI」の世代なので。
後々、映画まで撮るなんて思いもしなかったです。
「ひょうきん族」や「THE MANZAI」の世代なので。
後々、映画まで撮るなんて思いもしなかったです。
2006/10/19(木) 21:52:26 |
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いくちゃん #-[ 編集]
>>いくちゃんさん
ずっと昔から見てる人には確かにたけしが映画の世界にっていうのは意外だったのかもしれないですね。
この映画は今のところたけしの最新作ですが、たけしの演技力の大根ぶりは相変わらずです。ただ、下積み生活の悲哀さを感じさせられる、そんな暗くて悲哀に包まれた表情がすごくサマになっていました。
ずっと昔から見てる人には確かにたけしが映画の世界にっていうのは意外だったのかもしれないですね。
この映画は今のところたけしの最新作ですが、たけしの演技力の大根ぶりは相変わらずです。ただ、下積み生活の悲哀さを感じさせられる、そんな暗くて悲哀に包まれた表情がすごくサマになっていました。
HANABIん時と「その男凶暴につき」のときのTAKESHISのたけちゃん、違うようでやっぱ変わってませんね。男前になってきてる。重たくなってきてる。
また来ます。
また来ます。
>>なおさん
はじめまして〜。
そうですね。本質的に変わってないというか、でも今回のは少し自虐的すぎますね。
たけしといったら、反左翼的な言説を振り回しておどけつつも比較的マッチョになっていたタイプだと思いますが、最近のように世の中の空気が所謂左翼的なものに支配されなくなってきたときに、じゃあ今がたけしの渇望するヤクザ的人情保守世界なのかというとそうではなく結局土台は依然としてたけしが叩いていた左翼的なもののままでその上に乗っかってあーだこーだという最近の世の中を風刺しているのではないか、と僕の勝手な妄想ですが。
結局女には勝てないし、金にも勝てないんですよね。HANABIの時は死んでみせたけど。
たけしは結局今までの自分の言説や存在そのものに説得力を持たせるには徹底的に克己的、自虐的、マゾヒスティックにならないといけないというのをわかっているのではないかと思います。
はじめまして〜。
そうですね。本質的に変わってないというか、でも今回のは少し自虐的すぎますね。
たけしといったら、反左翼的な言説を振り回しておどけつつも比較的マッチョになっていたタイプだと思いますが、最近のように世の中の空気が所謂左翼的なものに支配されなくなってきたときに、じゃあ今がたけしの渇望するヤクザ的人情保守世界なのかというとそうではなく結局土台は依然としてたけしが叩いていた左翼的なもののままでその上に乗っかってあーだこーだという最近の世の中を風刺しているのではないか、と僕の勝手な妄想ですが。
結局女には勝てないし、金にも勝てないんですよね。HANABIの時は死んでみせたけど。
たけしは結局今までの自分の言説や存在そのものに説得力を持たせるには徹底的に克己的、自虐的、マゾヒスティックにならないといけないというのをわかっているのではないかと思います。
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