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【映画】 『亡国のイージス』

亡国のイージス 亡国のイージス
真田広之 (2005/12/22)
ジェネオン エンタテインメント
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 かなり期待して鑑賞に臨んだが、肩透かしを食わされた感がある。

 映画序盤、イージスを乗っ取られるまでは良かった。自衛隊という専守防衛のあり方の中に自分達の存在が収まってしまっていることや、この国に軍隊みたいなものとその必要性が存在していることを直視できない国民への怒り、そういう部分での葛藤が、やや説明的すぎて不自然なセリフとなって表れてしまっていたが、気持ちとしてはよくわかってしまう。

 イージスが乗っ取られてから以後は、有事に際して対応できずうろたえる日本のことなどを示唆として描きたかったのだろうが、交渉があまりに安っぽい駆け引きであったし、イージスに潜入して繰り広げられるアクションも真田広之がちょっと格好よかったかなあというぐらいしか印象に残らず、総じて不満足な出来だった。

 物語の筋だけ観るとつまらない映画だったが、ディテールに目を向けると缶めしが出てくるなど、自衛隊をちょっと知っている身なら懐かしいものが出てきて嬉しかった。

 如何にも軍隊的であるホモソーシャルな人間関係の中で女性の入り込む隙間のない男同士の緊密な情もうまく描かれていたと思う。

 僕は陸だったが、演習の戦闘訓練における突撃の際に、お前ら戦争になって後がなくなったらもう突撃して死ぬしかないんだからな、と発破かけられたのも今となってはいい思い出だ。だが、思い出ではなく、今もそういうことを怒鳴られて訓練している人間がいて、そしてその現実を直視できず「戦中・戦前・軍国主義」というレッテルしか貼れない多くの国民がいるということを改めて認識しなおしたい。
服務の宣誓

宣誓
私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。
 今でも暗誦出来る、というのは嘘だが、まあ、三島由紀夫や石原慎太郎じゃないが、自分達の存在を否定する憲法と国家を守るために、これを暗誦させられ、叩き込まれる自衛隊員には同情する、と同時に、今後起こりうる如何なる事由であっても断固自衛隊を支持する。
僕は陸??!
コウイチさんは自衛隊にいたのですか(?_?)
2006/10/31(火) 01:03:35 | URL | kasumi #-[ 編集]
>>kasumiさん

そうなのですよ〜。大昔、わずかな期間でしたが……。
2006/10/31(火) 20:27:17 | URL | コウイチ #-[ 編集]
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