【映画】 『キッチン』
![]() | キッチン 川原亜矢子 (2002/06/25) バンダイビジュアル この商品の詳細を見る |
というのは冗談だが、巷に於いて吉本ばななの作品を評するときに使われる「綺麗」とか「透明」といった言葉や若い女性という自分の属さない特定のカテゴリーに支持されているということに対して少し距離をとってしまっているのは間違いない。
さて、映画の方であるが、祖母が亡くなり孤独になった女性が一緒に住まないかと声をかけてきた男性の家に住み、その男性の母親は実は女ではなくて男、つまりオカマという設定で、主人公の女性の天然な性格といい、世界観といい、どこまでが本気なのかよくわからなかったが、Amazonレビューを見ると、評判が良いみたいなので人によっては、特に吉本ばななファンにとっては楽しめる映画なのかもしれない。
僕は楽しめなかった。原作を読めばまた話は違ってくるのかもしれないが、恐らく原作小説のセリフをそのまま抜き出してきたであろう映像化には適さない不自然なセリフまわしと川原亜矢子ら役者陣の素人くさい演技が作品全体をもっさりしたものにしてしまっていたと思う。とはいえ、若い女性に支持される本質的に普遍な日常を描くにはそのもっさりとした空気こそが適しているのかもしれないが。
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