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【映画】 『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』

映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城 映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城
藤子・F・不二雄、 他 (2001/07/04)
ポニーキャニオン
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 僕にとって初めてのテレビゲームはファミリーコンピュータだった。小学校に入学したての頃、当時母が交際していた男に買ってもらったわけだが、その時、ファミコン本体と一緒についてきたソフトが『ドラえもん』だった。そのまんまの名前だが、そういうファミコンソフトがあった。後年ネットに接続するようになりそのソフトが「白ドラ」と呼ばれていることがわかった。そのゲームはとてもよく出来ていて熱中したものだった。「宇宙開拓史」「大魔鏡」「海底鬼岩城」の3本の映画作品の世界観を利用していて、僕は今までその3本の作品とも観たことがなかったのだが、ゲームの影響で名前だけは印象に残っていた。

『のび太の海底鬼岩城』は「白ドラ」におけるラストステージの舞台となった映画作品であり、今回の鑑賞に臨み、昔の思い出を胸に抱き、昂らせた。

 実際に観終えて、期待しすぎたせいだろう、やや残念な感想なのだが、単純でわかりやすい話の中に示唆に富む会話や出来事を織り込ませるなど映画ドラえもんの良いところはきっちりと存在していた。

 本作では最後の敵として存在しているポセイドンを倒すのがドラえもんやのび太、ジャイアン、スネ夫ではなく、しずかと水中バギーになっているのが特徴である。それまでの伏線として、しずかに惚れしずかのためなら何でもするという水中バギーの姿とそれを巧みに利用してしまう悪女としてのしずかが描かれているのが興味深い。その観点で見たときに、制作者側が意図したのかそれともこれがスタンダードなのか詳しくはないのでわからないが、しずかのスカートのプリーツがきっちりと入りひらひらとしていて女性性を強調するように艶かしくされていたのは面白い。

 最後、水中バギーがしずかのために命と引き換えにポセイドンを倒すというシーンまでのためだけにそれまでの話の構成全てが存在していたのではないかと思った。そのせいか、しずかと水中バギー以外のキャラクターの存在の薄さを感じた。
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