コウイチブログ

本と映画と、ついでに市原市
トップ映画 → 【映画】 『鮫肌男と桃尻女』

【映画】 『鮫肌男と桃尻女』

鮫肌男と桃尻女 鮫肌男と桃尻女
浅野忠信 (2000/03/31)
ビデオメーカー
この商品の詳細を見る
 公開された当時、かなり良い評判を耳にしたのをおぼえている。実際、本作には多くのファンがいるらしく、Amazonなどでも高い評価を得ているようだ。しかし、僕自身はあまり楽しめなかった残念な作品であった。

 ストーリーは、ヤクザの金を持ち出して逃亡中の鮫肌男と勤めているホテルと男から逃亡中の桃尻女の二人が出会い、ヤクザそしてホテルの支配人からのバイオレンスな逃避劇を繰り広げるというもの。

 本作の特色としてはキャラクターがやけに人工的に、漫画的に、コメディドラマ的に特徴付けられている、また、話自体もそれに引っ張られていてキャクター性を作品の前面に押し出している点が挙げられる。よって、キャラクターを好きになれるかどうか、で作品の好き嫌いも分かれるかもしれない。

 観ていて、シュールなギャグやそれまで活き活きとしていたキャラクターがあっけなく死ぬところなどが面白いが、アクションを含め総じて雰囲気としてはビートたけしなんかの映画に似ているところがあるかな、と感じた。ただビートたけしの映画が根底に哲学めいたメッセージの線が張られていて観ている者を考えさせ、あっけない人の死にもそして笑いにもどこか憂いのようなものを感じさせ作品がどうしても暗くなってしまっていたのに対して、本作はストーリーも感動も死もスタイリッシュに仕上げられており、小難しいところがなく、どこまでも軽く、何も考えずに観ていられるので明るく感じた。どちらが好きかといえば、残念ながら僕は芸術性を感じるビートたけしではあるが、エンターテイメントとして本作は、どちらかといえばあざとい若者感覚に合わせられるようなものという意味で評価できる。
URL
コメント
パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバックURLはこちら
http://kouichi0226.blog71.fc2.com/tb.php/304-763244b9