【本】 『オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す』 (三砂ちづる)
![]() | オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す 三砂 ちづる (2004/09/18) 光文社 この商品の詳細を見る |
さて、本書であるが、女性性の本質的な面について切り込んでいて楽しかった。客観的データが少なく、著者の主観性によるものが多く、エッセイ的ではあったが、今の女性のあり方なんかおかしいぞこれでいいのかという感覚を抱いている人にはこの本でどこか溜飲が下がったのではないだろうか。
ただ、個人的に疑問に思った点をいくつか挙げる。
・女性の身体性だけを特別視してしまうというのは反フェミの立場で読んでみても果たしてどうだろうかと首を傾げざるを得ない。男性がアダルトビデオや手による自慰行為のやりすぎの影響で実際の性行為の際に勃起不全に陥るという話もあるし、相手を作らない(作れない)女性が増えるということは同じように相手を作らない(作れない)男性が増えるということである。
・女性の社会進出とキャリアの蓄積は子どもを産み育ててからというのは非現実的すぎる。ニートがどうして雇用されにくいかというと、職歴がない人間を一から教育し給料も払うコストと成果への期待を考えたら企業側からすれば割りに合わないということが言われるが、そういう社会が実現されている現実においてあたかも子育てを終えてからもキャリアを積むことが出来ると言う風に書いてあるのはどうかと思う。とはいえ、今の男女共同参画社会が的外れであるというのは同感である。個人的には子どもを産み育てながら地域に直接的に貢献しつつ金銭を稼ぐことができ、子育てが終わった後も継続的にかつステップアップしながら活躍できるような人材循環型の地域モデルのありかたが望ましいと考える。地域共同体の空洞化が喧伝されるなかにおける体感治安や不安を和らげることにも一定の効果が出てくるのではないだろうか。ただ、これも一面的・夢想的・牧歌的すぎるし、まずは全体としての根本的な労働環境の改善からなのだろう。
・妾でもいいから相手を作れ、というのは賛同できない。ただ、著者の主張としては筋が通っていて、本書においてではそのことで逆に本書に対する好感が増した。
オニババというタイトルがひどいという意見があるようだが、個人的には同意である。石原のババアは有害発言があったように樋口恵子は濡れ落ち葉を普及させたし、上野千鶴子は産業廃棄物とのたまわった過去がある。フェミ・反フェミを乗り越えて最低限の心遣いはマナーとしてあるべきだろう。特に近代産業社会に批判的な本書だからこそそれに迎合するような煽動的なタイトルはやめて欲しいと感じた。余談だが、僕はその意味でバックラッシュやフェミナチという言葉があまり好きではない。
最後に、僕は本書におけるところの身体性を大事にしている女性が好きである。女性という性が好きであるし、女性の身体は大好きだし、勿論、女性のみが有する女性としての本質的な性機能は美しいと思っている。
精神科医の香山リカが、この本についてボロクソに書いていました。
著者は、いちおう学者先生らしいですが、書かれている事に科学的根拠をつけておらず、非常に主観的だと思います。
個人的には非常に楽しく読めましたが、非難ごうごうとなるのは仕方ないですね。
ただ、非難をおそれず、言いたい事を言い切った所は凄いと思う。
なかなか書けないよ。特に、学者には。
「女性の社会進出とキャリアの蓄積は子どもを産み育ててからというのは非現実的すぎる」というコウイチさんの意見は本当に正論だと思います。
ただ、キャリアを積んでから出産ということになると、妊娠しにくいケースも多々でてきます。
今、子育てを一段落した主婦が、再就職しようと思っても出来ないので自分で起業する、というケースが増えている、という話を聞いたことがあります。
女の平均寿命が90歳に届きそうという現在、妊娠しやすいうちに産んでおき、その後仕事、というパターンも悪くないと思います。
コウイチさんにはあまり興味がないだろうけど、私がこの「オニババ化する女たち」を読んで一番勉強になったのは、「月経をコントロールできた」という部分。これで長年の疑問が解けました。(スミマセン、下世話な話で)
著者は、いちおう学者先生らしいですが、書かれている事に科学的根拠をつけておらず、非常に主観的だと思います。
個人的には非常に楽しく読めましたが、非難ごうごうとなるのは仕方ないですね。
ただ、非難をおそれず、言いたい事を言い切った所は凄いと思う。
なかなか書けないよ。特に、学者には。
「女性の社会進出とキャリアの蓄積は子どもを産み育ててからというのは非現実的すぎる」というコウイチさんの意見は本当に正論だと思います。
ただ、キャリアを積んでから出産ということになると、妊娠しにくいケースも多々でてきます。
今、子育てを一段落した主婦が、再就職しようと思っても出来ないので自分で起業する、というケースが増えている、という話を聞いたことがあります。
女の平均寿命が90歳に届きそうという現在、妊娠しやすいうちに産んでおき、その後仕事、というパターンも悪くないと思います。
コウイチさんにはあまり興味がないだろうけど、私がこの「オニババ化する女たち」を読んで一番勉強になったのは、「月経をコントロールできた」という部分。これで長年の疑問が解けました。(スミマセン、下世話な話で)
>>keiさん
主婦達が集まって地域に根ざした活動をしながら金銭も獲得できるようなモデルがあればいいんですけどねえ……。
田舎では大体看護婦か公務員ってところの女性が多い感じがします。看護婦はハードワークで、円満な家庭運営に支障をきたし、離婚率が高いって聞いた事があるのですが、どうなのでしょうね。旦那に金銭的に頼らなくても済むぐらいの収入があるっていうのも大きいのでしょうけど。
主婦達が集まって地域に根ざした活動をしながら金銭も獲得できるようなモデルがあればいいんですけどねえ……。
田舎では大体看護婦か公務員ってところの女性が多い感じがします。看護婦はハードワークで、円満な家庭運営に支障をきたし、離婚率が高いって聞いた事があるのですが、どうなのでしょうね。旦那に金銭的に頼らなくても済むぐらいの収入があるっていうのも大きいのでしょうけど。
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