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【アニメ】 『家なき子レミ』

家なき子レミ 完結版 家なき子レミ 完結版
堀江美都子、 他 (2003/01/25)
バンダイビジュアル
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 世界名作劇場第23作目にして、地上波フジテレビで日曜の夜7時30分から放送された作品としては最後の作品。世界名作劇場としても最後の作品、と思いきや、来年1月からBSフジとbiglobeストリームで10年ぶりの世界名作劇場の新作である『レ・ミゼラブル 少女コゼット』が放送・配信される。

 家なき子のレミは実は捨て子ではなくて、盗まれた上で捨てられた子で実は良いところのお嬢さんで今まで良くしてもらっていた女性が本当のおかあさんだったというシンデレラスト−リーはまあ子ども向け・ファミリー向けの世界名作劇場だからということでさておいて、次から次へと苦難の壁が立ちふさがってもレミが心優しく明るく前進してそれらを乗り越えていくところはよく描けていたと思う。『ロミオの青い空』もそうだったが、このあたりの世界名作劇場の作品はどうせつまらないだろうと思っていたが、全然そんなことはなかった。せっかくであればリアルタイムで観ておけばと今になって少しだけ悔いているが、もっとも面白いのがわかっていたとして、当時思春期の真っ只中にいた僕が、牧歌的すぎる世界名作劇場を果たして観たかというと微妙な線だっただろう。今だからこそ楽しめてしまう、というところはあると思う。本作はそれまでの世界名作劇場シリーズで一番平均視聴率が低い作品だったそうだが、内容自体は決して過去のシリーズ作品に引けをとらない。是非とも多くの人に視聴を勧めたい。

 個人的に、ヴィタリスじいさんの「人を外見や職業で判断してはいけない」という言葉が作中にあるのだが、これは無論レミを通して視聴者側へのメッセージなのだろうが、その一方で、ヴィタリスが亡くなって、レミがガスパールの家に引き取られて、そこで、レミと同じ立場の多くの身寄りのない子どもと一緒に金稼ぎを命じられて稼げなかったら鞭で叩かれるなど酷い境遇で過ごすことになり、やがてレミを探していた本物の母親である家の小間使いであるネリーがガスパールの家を突き止めるが、ガスパールを見た目で胡散臭いとして、それで物語を好転へと展開させていったのにはちょっとだけ笑ってしまった。でも、気品にしろ卑しさにしろ優しさにしろ冷酷さにしろ外見に出るっていうのは確かにあるよなあ。
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