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【映画】 『座頭市物語』

座頭市物語 座頭市物語
勝新太郎 (2003/09/18)
ポニーキャニオン
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 居合い切りの達人である座頭の市が主人公の痛快時代劇。いやー、面白かった。40年以上前の作品で白黒だが古さを全く感じさせない映像美と役者の演技力の素晴らしさに舌を巻いた。

 座頭の市の人情味溢れるキャラクターは勧善懲悪的エンターテイメントの王道的造形であるが、その座頭の市を演じる勝新太郎の格好よくて存在感が圧倒的で、どこか突き抜けた感じを受ける。話も人情深い座頭の市のキャラクターに合わせられていて、敵となった組の客分と心を合わせた殺陣が繰り広げられる。組織に捉われず、きちんと自我を確立していて自分の論理で行動するところも格好よい。どこまでも強くどこまでも優しくどこまでも人情深い座頭の市に惚れそうになる傑作映画だった。畜生、市さん格好よすぎるぜ!

 ちなみにビートたけしがこの座頭市を新しく映画に撮った。市を演じているのも監督であるビートたけし自身。2003年に公開された映画だそうだが、僕はまだそちらは観ていない。しかし、実際に勝新太郎の方の座頭市を観てしまうと、これはたけしではかなわないだろうなあ、と思ってしまう……。
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