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【映画】 『仄暗い水の底から』

仄暗い水の底から 仄暗い水の底から
黒木瞳 (2002/07/01)
バップ
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 鈴木光司の同名短編小説を原作にして制作された映画。原作の小説は本当に短編で、2時間ものの映画にするにはとても短すぎるし、何よりも原作の小説は中途半端に終わっている。登場人物や話そのものの設定は概ね同じだが、原作では美津子(亡くなった女の子)の存在と彼女の所持していたキャラクターバッグにまつわる謎が明らかになり、淑美と郁子の母子家庭がマンションから出ていくところで終わっていたように思う。

 映画版では原作の骨組みに、離婚した夫との間で郁子の親権を争うシーンやエンディングの変更などが加えられており、話がかなり拡張されている。ホラー映画らしく水というキーワードを場面場面でクローズアップする演出もあるが、作品のテーマとしては母の愛の重要性であったように感じる。特に、映画のクライマックスで淑美が美津子の母親になることを決意するシーンとそれを悲しげに見つめる郁子の表情、そして、エピローグで十年後の郁子が廃墟となったアパートで母の淑美に再会して会話を交わすシーンは感動的である。最後の最後まで母性愛を感じさせる構成だが、その母性愛が際立ちすぎるほどであることによって現代の問題点のようなものが浮き彫りされていた。母親の存在で美津子は幸せだっただろう。しかし、一方で母親を失った郁子はどうだっただろうか。エピローグで父親と離れて母親と暮らしたいと哀願する郁子の姿に全てが表れていたように思う。

 主演の黒木瞳の好演も光っていた。素晴らしい映画だった。
見ましたねぇ・・・。
なんとなくラストがかわいそうだったような
記憶があります。

そう考えると、黒木瞳という女優は
ホントに色んな役を
ソツなくこなす方ですね
尊敬
2007/01/11(木) 23:25:15 | URL | いくちゃん #-[ 編集]
>>いくちゃんさん

うまく出来た映画でしたね。
皇帝ペンギンなんかもそうですが、素朴な親子関係を見せられるとジェンダーがとかそういう議論が馬鹿馬鹿しく感じてしまいました。
2007/01/12(金) 21:49:40 | URL | コウイチ #-[ 編集]
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