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【映画】 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』

映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード
臼井儀人、 他 (2004/11/26)
バンダイビジュアル
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 映画クレヨンしんちゃんというと、『オトナ帝国』や『アッパレ戦国』のようなシリアスものが非常に高く評価されており、それ以降のクレヨンしんちゃんの映画シリーズはシリアスなテーマを期待されてしまって本来の子ども向けギャグアニメとしてのみでは満足されなくなってしまっていると思う。それが幸か不幸かわからない。ただ、そのなかで本作のようなギャグまっしぐらの作品を制作サイドが叩きつけてきたというのはなかなか感慨深い。

 ギャグアニメとして王道的しんちゃん路線を貫いた本作は前半まではとてもよかった。野原一家とかすかべ防衛隊の素材がテレビシリーズ以上に美味しく料理されていて、さすが劇場版であると唸らされた、もとい、笑わされた。しかし、中盤以降、敵の組織スウィートボーイズから逃げながら、親玉のいる熱海に向かうことを決意し、野原一家が離散してしまうところから加速度的に退屈になっていく。それでもしんのすけのパートではかすかべ防衛隊がいい味を出していて楽しめたが、それ以外はやはりまったくの退屈であった。

 敵のキャラクター性が少し滑っていたようにも感じた。敵の狙いと野原一家の関わり具合も話としてつまらない。終わってみれば90分が長く感じてしまった。60分程度でギャグアニメとしてビシっとまとめられていれば、もう少し違ったと思う。ヤキニクロードという題ではあるが、肝心の焼肉そのものはストーリーにそれほど深く関わっておらず、これも残念であった。劇場公開当時安楽亭がキャンペーンをしていたように記憶している。映画内にも安楽亭を連想させる焼肉屋が登場するが、最初からタイアップありきでこういった題になったのだろうか、なんてつまらないことを考えてしまった。
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