【映画】 『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃』
![]() | 映画クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃 臼井儀人、 他 (2005/11/25) バンダイビジュアル この商品の詳細を見る |
ミライマンがやってきて、3分後の世界に現れる恐竜を倒すためのヒーローに野原一家が選ばれる。3分後の世界では自分が思い描いた通りのヒーローになれる。いつ怪獣退治に呼ばれるかわからないため、みさえは家事・育児を完全に放棄、ひろしは仕事を休み、怪獣退治にのめりこんでいくことになる。
みさえとひろしが現実世界よりもヒーローの世界へと没頭していくと、やがて怪獣に苦戦し出す。これが例えば、怠けることで正義の心が弱まったから苦戦し出したのだ、という伏線的な筋をつけていれば教訓のあるアニメとしてあるいはもう少し評価が出来ていたかもしれないが、何のことはないラスボスに近づいているから怪獣が強くなりだしているという、ここまで単純で、観ている人間を馬鹿にした映画もなかなかないだろう。
3分後の世界での怪獣退治だけが映画のほとんどを占め、退屈で仕方がない。クレヨンしんちゃんとしてのギャグもかなり弱く、かすかべ防衛隊も今回はほどんど出番無し。この作品で初めてクレヨンしんちゃんの映画に触れた子どもが、そして子どもと一緒に観た親御さんが、ガッカリしたかと思うととても悲しくなる。
子どもの頃、親と映画に一緒に行くなんてほとんどなかった。恐らくほとんどの家庭でもそうなのだと思うが、たまの機会だからこそ、大事な思い出となり、記憶にいつまでも残る。その大切な機会を提供する映画がこのような出来だということに怒りすらおぼえてしまう。
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