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【ゲーム】 『探偵 神宮寺三郎 白い影の少女』

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ある日、飛び込んできた友人・哲司の訃報。

私立探偵である神宮寺はその告別式で哲司の母から、
行方の知れない大学時代の哲司の恋人・亜希に
遺品を渡すよう頼まれる。

同じ日、親友の熊野警部が神宮寺に
最近、夜の新宿に出没するという『ゆうちゃん』の話をする。
『ゆうちゃん』とは幼い子供の幽霊とも、
幸福のエンジェルとも呼ばれる、いわば「都市伝説」的な存在だ。
苦笑する神宮寺だったが、
突然、熊野警部が『ゆうちゃん』を見たのだと言い出し――
 探偵神宮寺三郎シリーズ。僕は高校の頃に夜中にやっていた岩男潤子と荘口彰久のラジオ番組の中のラジオドラマで神宮寺三郎を聴いていて、夜中の、それも声優の出てくるような番組のラジオドラマというのはギャルゲーモノが中心だと思っていたから、こんなハードボイルドものもあるんだ、と感銘を受けたもので、いつかこのゲームシリーズをプレイしたいと思いながら結局ずっとプレイしていなかったのだけど、それが2年前ぐらいにふと高校の頃の事を思い出して当時発売されたばかりのこのゲームをプレイしたのだった。

 中味は、まあ、あまりのつまらなさで本当はもう神宮寺三郎のことは思い出したくないぐらいで、Amazonレビューでは割と高い評価を受けてるようだけど、あれはたぶんおかしい。何がおかしいかというとうまく言えないが、はっきりと言えるのは僕が本作をつまらないと思ったのは別に本作が手に汗握るバイオレンスモノや殺人事件ミステリーのジャンルではないことに所以しない。勿論、ストーリー的に人探し・子ども探しをしていくなかで明らかになっていく人間ドラマが先が読めすぎてつまらないというのもある。だが、単にアドベンチャーゲームとしてつまらないということに尽きる。

 主人公神宮寺三郎が推理をする場面で多くの選択肢の中から一つを選ぶ。このとき、パートナーとなっている助手キャラ(NPC)も一緒に推理を行って主人公と同じ選択肢の中から一つを選ぶ。正解の選択肢は一つで、主人公とパートナーが選択肢を間違えるとその時点でゲームオーバーになってしまうのだ。なんていうクソゲー。普通こういうのって選択肢の妙を生かしてマルチシナリオ・マルチエンディングにしたりするものだと思うが、一本道ゲームの本作では単に○×クイズ天国か地獄かの域にとどまっており、選択肢の多さの意味性を感じない。ユーザーが求めているのはゲーム本編に対するアクションの選択肢の多さであって、別にクイズの中味の選択肢ではないだろう。

 ハードボイルドの雰囲気は何となく出ている。それを生かしきれていないのが悲しい。他の神宮寺三郎作品だとまた違うのだろうが……。
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