【本】 『国家の品格』 (藤原正彦)
![]() | 国家の品格 藤原 正彦 (2005/11) 新潮社 この商品の詳細を見る |
日本人であることの尊厳をくすぐられ、読んでいて楽しい本であるし、共感できるところは多くあった。しかし、日本人の情緒が世界で一番優れていてまるで穴がないかのような書き方に対しては疑問に思った。ウィキペディアのフリーライダーの項に以下のような記述がある。
【日本の特殊性】『国家の品格』では「敗者への共感」「劣者への同情」「弱者への愛情」という「惻隠」を重要な徳目であるとしているが、小泉総理が国会で述べていたように「妬み・嫉み」「成功者の足を引っ張りたがる」という特性が日本人に見られるという負の側面もある。お隣の家族が海外旅行に行っただけでイヤミを言う。イヤミを言われた方はそのことを「大手小町」や「2ちゃんねる」あたりの掲示板に愚痴るような国なのだ。もしその行為が日本人独自の「ムラ意識」のようなものから由来ているものだとすれば「誇らしい日本文化」のとんだ皮肉ではある。
実験経済学での日米比較実験によると、日本人はアメリカ人と比べ、自分が損をしてもフリーライドする人の足を引っ張る傾向にある。 たとえば、友人と2人でアルバイトし、店を選ぶ決定権が自分にある場合、自分も友人も10万円もらえる店Aと、自分は9万9千円もらえるが友人は8万円しかもらえない店Bを選ぶとき、約1割の日本人がBを選択する。 この傾向は小学生低学年には見られなかったことから、ある程度年齢を経るにつれ、徐々に得られるものだと思われる。
なお、実験ではフリーライダーの足を引っ張った結果、フリーライドし、あたかも協力しているような結果になった。
とはいえ、日本人が独自の美意識や文化を大切にすることや、自分の国は自分で守るという覚悟と高い道徳を持つということはグローバルの波の中にあってこそ必要とされるのかもしれない。国家の品格、日本人としての誇りは今こそ求められる。といいね。
僕もこの著書を読んだのですが、この著者である藤原正彦氏は”情緒”というものを”いい意味”のみで書き綴っていた節があったようには思えました。でも、その”情緒”には”負の面”も当然ながらあるんですよね。”恨み”、”妬み”、”好き嫌い”・・・、これらも皆”情緒”だと思うんです。
でも、それらをひっくるめて、こういった部分が”日本人の特性”である、という事を我々日本人はまず理解しなければならないのかもしれません。日本人にこのような”性質”があるにもかかわらず、”欧米式”の社会体系、生活体系無理やり取り入れてしまったため”矛盾”が起こるのではないでしょうか。
”欧米人”の性質が”個人主義”、”実力主義”、”優劣主義”・・・であるのに対して、”日本人”は”集団主義”、”協調主義”、”形式主義”、”平均主義”・・・なんです。これは”前者”のルーツが”狩猟民族”であるのに対し、”後者”のルーツは主に”農耕民族”である、という事も大きく関係していると思うんですよ。だからこそ、日本の”総理大臣”は、アメリカの”大統領”のように自ら”先陣”を切るタイプではなく、多くは周りとの”調和”を計るタイプの方が多いのでしょう。ちなみに、小泉首相は”前者”のふり”後者”の人だと思いますが(笑)
いずれにしても、この著書の”最大のテーマ”は、今の日本人から失われつつある”道徳心”を見直す事だと思います。「弱いものをいたわる」、「悪い事はしてはいけない」、「金銭至上主義にならない」・・・、この事は今の日本を建て直すためには非常に重大な”要素”だと思います。平気で”身内”を殺したり、”幼児誘拐”、”幼児虐待”も平気で行うようになってしまった昨今ですから、それを抑制する”道徳心”を持つ必要が絶対あると思うんです。その為には、”祖父母”と同居し、彼らからこういった”知恵”を学ぶ事が”道徳心”を養う近道だと思うんです。
(参考)
http://yajin.blog9.fc2.com/blog-entry-235.html
http://yajin.blog9.fc2.com/blog-entry-226.html
http://yajin.blog9.fc2.com/blog-entry-280.html
※どうも”トラックバック”が上手くできないようなので、アドレスを添付しました。
でも、それらをひっくるめて、こういった部分が”日本人の特性”である、という事を我々日本人はまず理解しなければならないのかもしれません。日本人にこのような”性質”があるにもかかわらず、”欧米式”の社会体系、生活体系無理やり取り入れてしまったため”矛盾”が起こるのではないでしょうか。
”欧米人”の性質が”個人主義”、”実力主義”、”優劣主義”・・・であるのに対して、”日本人”は”集団主義”、”協調主義”、”形式主義”、”平均主義”・・・なんです。これは”前者”のルーツが”狩猟民族”であるのに対し、”後者”のルーツは主に”農耕民族”である、という事も大きく関係していると思うんですよ。だからこそ、日本の”総理大臣”は、アメリカの”大統領”のように自ら”先陣”を切るタイプではなく、多くは周りとの”調和”を計るタイプの方が多いのでしょう。ちなみに、小泉首相は”前者”のふり”後者”の人だと思いますが(笑)
いずれにしても、この著書の”最大のテーマ”は、今の日本人から失われつつある”道徳心”を見直す事だと思います。「弱いものをいたわる」、「悪い事はしてはいけない」、「金銭至上主義にならない」・・・、この事は今の日本を建て直すためには非常に重大な”要素”だと思います。平気で”身内”を殺したり、”幼児誘拐”、”幼児虐待”も平気で行うようになってしまった昨今ですから、それを抑制する”道徳心”を持つ必要が絶対あると思うんです。その為には、”祖父母”と同居し、彼らからこういった”知恵”を学ぶ事が”道徳心”を養う近道だと思うんです。
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>>スーパーpsy野神さん
『国家の品格』が200万部(?)売れたり、昭和へのノスタルジーが強まったりと、このままでいいのかなという不安感が多くの人の中にあるのかもしれませんね。
トラックバックは言及リンクが含まれていないと受け付けない設定にしてあるのです。世知辛い世の中ですから……ほほほ。
『国家の品格』が200万部(?)売れたり、昭和へのノスタルジーが強まったりと、このままでいいのかなという不安感が多くの人の中にあるのかもしれませんね。
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