コウイチブログ

本と映画と、ついでに市原市
トップ → 【本】 『探偵映画』 (我孫子武丸)

【本】 『探偵映画』 (我孫子武丸)

探偵映画 探偵映画
我孫子 武丸 (1994/07)
講談社
この商品の詳細を見る
 サスペンス映画『探偵映画』の撮影中に監督が謎の失踪をとげる。映画の結末を知っているのは監督だけだ。撮影されていない結末部分をどうするかでスタッフたちは苦悩する。果たして『探偵映画』は完成するのか。『探偵映画』の結末はどうなるのか。撮影済みのシーンからスクリーン上の犯人を推理していく小説。

 著者があとがきで述べているようにメタ・ミステリ的なミステリ(?)小説で、誰が犯人かという話から次第にどういう結末にしたら面白いサスペンス映画になるかについて映画スタッフや役者が真剣に討論する場面がなかなか面白い。自分を売りたくて自分こそが犯人だと名乗り出る役者が次々に出てくるところもコミカルで微笑ましかった。

 ただ、映画の(真の)結末のオチがかなりしょぼかったのと、そもそも元々の『探偵映画』という劇中で撮影されている映画作品自体があまり面白い話ではないのが残念だった。
URL
コメント
パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバックURLはこちら
http://kouichi0226.blog71.fc2.com/tb.php/570-a6cc776f