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【映画】 『眠狂四郎円月斬り』

眠狂四郎円月斬り 眠狂四郎円月斬り
市川雷蔵 (2004/03/21)
ジェネオン エンタテインメント
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将軍・家斉の庶子・高之(成田純一郎)とその母は、次期将軍の座を狙っていた。高之は新しい刀の試し斬りに川原へ。そこにいたのは飢饉のため地方から避難して来た貧しい老人。高之はその老人で試し斬りをする。ちょうどそこを通りかかった狂四郎(市川雷蔵)がそれを目撃、老人の仲間から誤解されて憎しみを受ける。しかも高之からも狙われてしまう。ある日、狂四郎のもとに、高之の腰元・小波(東京子)が迎えに来て…。
 眠狂四郎の三作目。これは面白かった。本作での狂四郎はニヒルというよりも義に厚い正義のヒーローという感じだったが、それが親子の愛情などの人情風味を引き立てていて良い。圧倒的な強さを誇る狂四郎だからこそ我を通す生き方が許され、かける優しさが格好よく見える。殺陣も前二作に比べると迫力があり、人が斬られるシーンなどでややグロテスクなシーンがあったほどだった。何よりも、将軍・家斉の時代の背景をうまくいかして話が作られているので観れば観るほど自然と当時に対しての関心が引き寄せられるところが面白い。

 それにしてもこの手の活劇ではよくあることとはいえ、悪い奴はどこまでも悪い奴で、救いようがないなあ。
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