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【本】 『同級生 もうひとつの夏休み』 (中山文十郎)

同級生―もうひとつの夏休み 同級生―もうひとつの夏休み
中山 文十郎、竹井 正樹 他 (1994/11)
ワニブックス
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 (エロ)ゲーム『同級生』のノベル版。ノベルも一応エロい。全3巻なのだが、1巻目である本書には真行司麗子・佐久間ちはる・斉藤亜子のエロシーンを中心に話が展開されていく。もっとも、話の筋の中心はゲームメインヒロインだった桜木舞であるし、他にも田中美沙・鈴木美穂などの同級生の存在であり、ちはるや麗子はただのエロ要員といったところ。同時キャラ攻略をしてフラグ立てをするのが難しいゲームだっただけに、そこらへんを生かしてもっと話を膨らませて欲しいとも思ったが、紙幅や想定読者の都合で無理か。ゲームとは異なる設定がかなりあるが、一応、実際に『同級生』というゲームを小説にするとこんなもんなんだろうなあ、という程度の小説だった。

 結局、ストーリーも情景描写もライトノベルのように平易でありふれたものにおさまっている。きちんと同級生的世界の舞台に足をつけたストーリーを書きながら、1冊に3人分のエロシーンを入れたというのは頑張っているとは思ったが、10代の青少年ならいざ知れずさすがにいい年した僕としてはラノベ調エロシーンでは興奮しないのがいまひとつ楽しめなかった一因でもあろう。
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