【映画】 『理想の女(ひと)』
![]() | 理想の女(ひと) スカーレット・ヨハンソン (2006/04/07) メディアファクトリー この商品の詳細を見る |
1930年、上流階級のリゾート地として知られるイタリア・アマルフィを訪れたメグ(スカーレット・ヨハンソン)と夫のロバート。ある日、メグの誕生日プレゼントを探すロバートは、奔放に恋愛を楽しんできた女性アーリン(ヘレン・ハント)と出会い、密会を重ねるようになってしまう。一方、社交界ではそんなふたりの仲を怪しむ噂が囁かれた。夫を一途に信じるメグの心も、いつしか疑心に揺らぎ始めて…。オスカー・ワイルドの原作『ウィンダミア卿夫人の扇』を、19世紀末のロンドンから1930年代のイタリアに舞台を変更して映画化したエレガンスな文芸ドラマ。
ウィットに富んでいるというセリフはまあ良いとして、一般的に話が先に進むにつれて評価が高くなるらしいのだが、僕は逆で、あれだけ恋やら愛に対する悲観的、換言すれば現実的な薀蓄が垂れられておきながら、最後の最後に極めて道徳的というか陳腐なハッピーエンドに収まってしまっていることにがっかりしてしまった。そこに行き着くところまでの妙にしたって、僕はあの映画序盤・中盤に徹底的に撒かれる(愛への)猜疑心の種から最後は感動的なバッドエンドにしてくれると期待したのに、平凡な終わり方で拍子抜けというか……。むしろ、映画の内容からするとバッドエンドの方がありがちで、ハッピーエンドに感動的に持ってきたという方が意外性があった、という見方もできるが……う〜ん。
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